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質量移動(連星系の) mass transfer(in a binary system)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面[…]

Suprime-Cam Subaru prime focus camera

シュプリームカムを参照。  

準巨星 subgiant star

主系列星と赤色巨星の中間的な光度をもつ恒星(英語名称の最後の star は省略されることが多い)。光度階級ではⅣに相当する。太陽程度の小質量星は、中心部の水素が枯渇すると、赤色巨星へ進化する。HR図上では、進化の途上で主[…]

準矮星 subdwarf star

平均的な矮星(主系列星)よりも光度の低い恒星(英語名称の最後の star は省略されることが多い)。光度階級ではⅥに相当し、HR図上では、主系列よりも左下に現れる。これは金属量の低い主系列星に対応している。金属量が低いと[…]

スーパーウィンド銀河 superwind galaxy

大質量星の超新星爆発が頻繁に起こり、スーパーウィンド(強力な銀河風)が吹いている銀河。スーパーウィンド銀河のガスは、大質量星からの紫外線による電離に加え、銀河風の衝撃波加熱によっても電離されるため、通常の銀河の電離ガスと[…]

すばる望遠鏡 Subaru Telescope

アメリカのハワイ島のマウナケア山頂(標高4205 m)に日本の国立天文台が建設した経緯台方式の光学赤外線望遠鏡。直径8.2 m、厚さ20 cmの主鏡はコンピュータ制御された261本のアクチュエータで裏面から支持され、望遠[…]

装置回転機構 instrument rotator

経緯台方式の望遠鏡の焦点面では天体の視野が回転するので、これを補正するため焦点面装置自体を視野の回転に合わせて回転させる装置のこと。装置を回転させずに光学的に像の回転を打ち消す装置は像回転機構という。

ダークマターハロー dark matter halo

ダークマターが自己重力で集まった塊のこと。ダークハローあるいは暗黒ハローと呼ぶこともある。バルジ、円盤、ハローとともに銀河の基本構成成分である。ダークマターハローにガスが引きずり込まれて集まり、そのガスから星が生まれ、銀[…]

代表色表示 representative color

人間の目が感じる赤、緑、青の3原色に、それとは異なる波長の電磁波の強度を割り当てて作った仮想的なカラー画像のこと。可視光に限らず、目に見えない波長の電磁波で得られた画像を割り当てることによって、実際は目に見えない情報をカ[…]

多天体分光器 multi-object spectrograph

一度に多数の天体を分光できるように工夫した分光器。分光だけでなく撮像観測機能も備えたものは多天体分光撮像装置などとも呼ばれる。望遠鏡の焦点面に天体位置に合わせた多数のスリットを通して分光するタイプ(マルチスリット型)と、[…]

CIAO CIAO

すばる望遠鏡の第一期共同利用観測装置のひとつ。Coronagraphic Imager with Adaptive Opticsの略語で、チャオと呼ばれる。すばる望遠鏡用の初代コロナグラフであり、8m級望遠鏡用の専用コロ[…]

チャンドラセカール Chandrasekhar, Subrahmanyan

スブラマニアン・チャンドラセカール(Subrahmanyan Chandrasekhar;1910 - 95)はインド出身のアメリカ天体物理学者。 ラホール(パキスタン)で生れ、マドラス(現在のチェンナイ)で育った[…]

中間赤外線 mid-infrared ray

赤外線の中で、中間波長(3-40 μm)のものの名称。赤外線および電磁波を参照。

中心分子雲帯 central molecular zone(CMZ)

天の川銀河の中心付近にある分子ガス雲の複合体。英語の頭文字からCMZ(しーえむぜっと)と呼ぶことも多い。銀河面に沿って、中心から半径200~300パーセク(200~300 pc=1000光年)程度の範囲に数十pcの厚さで[…]

直接撮像法 direct-imaging method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。惑星よりも数桁明るい恒星の光をマスクで覆い隠して恒星のすぐ近くにある暗い惑星を撮像観測または分光観測する。一般に、明るい天体のすぐ近くの暗い天体を観測可能にする技術を高コントラスト(あるいは[…]

ディッケ放射計 Dicke radiometer

ディッケスイッチを用いて、雑音発生器からの強度が既知の雑音と測定対象との比較を行うことで電波強度を測定する装置。受信機の利得変動の影響を小さくできる。ただし、この効果が有効に働くには、2つの入力の強度がほぼ等しい(理想的[…]

ドーム(望遠鏡の) dome

  望遠鏡ドームは、地上望遠鏡およびその観測装置を、太陽光、風、雨、湿気、雷、大気中の塵やゴミなどから保護する役目を持つ。観測時には望遠鏡の駆動を妨げず、観測可能なあらゆる天域に望遠鏡が向くことが可能なよ[…]

二色図 two-color diagram

2組の異なる色指数を縦軸と横軸にして表した図。右図は色指数 U-B と色指数 B-V を用いた標準的な例、どちらの色指数とも数値が大きいほど「赤い」と表現する。スペクトルエネルギー分布のおおまかな形状を判断する際に用いら[…]

ハイパーシュプリームカム Hyper Suprime-Cam

シュプリームカムの後継機として開発されたすばる望遠鏡の主焦点広視野カメラ。主焦点補正光学系で確保される直径1.5度角(実寸約50 cm)にわたる高画質の広視野を、116枚の大型CCDで撮影する。略称はHSC。 2012年[…]

反射望遠鏡 reflecting telescope

主たる集光素子としてレンズではなく反射鏡を使用する望遠鏡のこと。反射鏡には、レンズに見られる色分散がない(鏡面反射される光の方向に波長依存性がない)ため、すべての光学素子を反射鏡で構成した望遠鏡には色収差がない。また、反[…]