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回折限界 diffraction limit

点光源からの光が真空中で無収差の光学系により、幾何光学的には焦点の一点に集中するときでも、光の波動の性質に伴い実際にはある大きさに拡がる。その大きさは光の波長を $\lambda$、望遠鏡の口径を $D$ とすると、 […]

回折格子 diffraction grating

光の回折と干渉の性質を利用した分光素子。平面基板上に溝を刻線した平面回折格子が多用されるが、ローランド凹球面に刻線した凹面回折格子もある。反射で使うものと透過で使うものにより、反射型と透過型がある。また、透過型の一種とし[…]

回折スパイク diffraction spike

反射望遠鏡で撮影された明るい星の像から放射状に伸びる複数の線条のこと。反射望遠鏡の副鏡(シュミット望遠鏡では写真乾板ホルダーあるいはカメラ)を支える筋交い(スパイダーと通称されることが多い)により、入射する平行光線が回折[…]

壊変 radioactive decay

放射性崩壊を参照。

活動銀河 active galaxy

特に活動銀河核を持つ銀河を指して言う用語。代表的なものとしては、セイファート銀河、電波銀河、クェーサー、とかげ座BL型天体などがある。詳細に観測すれば多くの銀河に大なり小なり活動性が認められるため、活動銀河とそうでない銀[…]

活動銀河核 active galactic nucleus

銀河の中には、中心部の非常に狭い領域から銀河全体を凌駕するような強い電磁波を放射しているものがある。このような銀河中心部領域を活動銀河核(しばしば AGN と略称される)といい、活動銀河核を持つ銀河を活動銀河という。活動[…]

活動銀河核統一モデル unified theory of active galactic nuclei

活動銀河核は、スペクトルにみられる許容線の線幅に基づいて2つのタイプに大別される。1つは半値幅が数千km s-1 と広いもので、1型AGNと呼ばれている。もう1つは半値幅が数百km s-1 程度しかないもので、2型AGN[…]

活動領域(太陽の) solar active region

太陽黒点の周囲では磁場が強くH𝛂線やX線で明るく輝き、ときにはフレアやプロミネンス爆発などの活発な現象が発生する。このような領域を太陽活動領域という。黒点領域は強い磁場をもつN極とS極の対で現れるため、一つの活動領域には[…]

荷電交換反応 charge exchange reaction

プラズマ中で中性原子の電子が自身の束縛エネルギーに等しいエネルギーのイオンの束縛状態に移行する反応。 電子は通常高い励起状態に移行するので、基底状態に遷移するとき高いエネルギーの単色X線を放射する。そのため通常の熱的プ[…]

吸収断面積 absorption cross section

物質による電磁波の吸収の効率を表す物理量。一定の強度で入射する単色電磁波がある場合、入射波の進行方向に垂直な単位平面を単位時間当たりに通過するエネルギーを入射波の強度 F とし、物質に吸収される電磁波のエネルギーを単位時[…]

銀緯 galactic latitude

銀河座標系を参照。

銀河円盤 galactic disk

銀河の中で渦巻銀河とレンズ状銀河に見られる円盤状の構造。ディスクと呼ばれることも多い。また、銀河を構成する基本成分の観点からは、楕円体成分に対して円盤成分という。 銀河円盤の星の表面輝度プロファイルは、スケール長をパラ[…]

銀河回転 galactic rotation

渦巻銀河やレンズ状銀河の中心に対して円盤部(銀河円盤)が示す回転運動。軸対称を仮定すると、銀河回転は銀河中心からの距離の関数として示すことができる。これを銀河の回転曲線と呼び、渦巻銀河の運動学的特徴を表す重要な観測量の一[…]

銀河間吸収 intergalactic absorption

銀河やクェーサーから出た光がわれわれに届くまでに銀河間空間の物質によって吸収されること。銀河間空間にはさまざまな規模のガス雲や希薄なガスが存在している。それらのほとんどは暗すぎて直接検出することはできないが、もし背後に明[…]

銀河間塵 intergalactic dust

銀河間ダストおよびダストを参照。

銀河間ダスト intergalactic dust

銀河間空間に存在するとされるダスト。微量であるため直接検出することは極めて難しいが、遠方天体を観測してその天体の減光量から間接的に検出する試みによって、存在が示唆されている。遠方天体とわれわれとの間の銀河間空間にダストが[…]

銀河間物質 intergalactic medium

銀河と銀河の間に広がる空間に存在している物質の総称。宇宙にあるガスの大半が希薄な状態で銀河間空間に存在していると考えられている。

銀河考古学 galactic archaeology

銀河を構成する個々の星の分布、運動、金属量などのデータから銀河の誕生と進化を調べる学問分野。銀河考古学の対象は、個々の星を観測して星ごとの情報を得ることができる、天の川銀河(銀河系)やアンドロメダ銀河(M31)およびその[…]

銀河座標系 galactic coordinates

天球座標系の1つで、天の川銀河(銀河系)の銀河面と銀河中心方向に基づいて定義されている。銀河座標に基づく経度を銀経、緯度を銀緯といい、それぞれ記号 $l, b$ で表す。概念的には銀河面を銀緯0°の面とし、銀河系中心方向[…]

銀河磁場 galactic magnetic field

銀河の大局構造としての磁場のこと。渦巻銀河を電波連続波で偏波観測することで磁場の方向と強度を調べることができる。また、天の川銀河(銀河系)を初めとする横向き銀河では、偏光電波源の観測から求めた回転量度によって視線に沿った[…]