天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"Shuafensi👉【SMMFS.COM】频道助力克隆群组,498"の検索結果(53件)

結合器 coupler

マイクロ波やミリ波を混合する装置または回路。英語のままカプラー、カプラ、あるいはカップラと呼ぶこともある。ヘテロダイン受信機では、天体からの電波と局部発振器の信号を結合するときに使われる。導波管による結合器や、ワイヤーグ[…]

光度曲線(超新星の) light curve (supernova)

超新星の光度の時間変化を表す曲線(光度曲線を参照)。超新星の光度曲線は爆発が起きてすぐに最大光度に達し、その後数10日間急速な減光をしたのち、100日以上かけてゆっくりと減光するという形が一般的であるが、その詳細な形はタ[…]

サブミリ波 submillimeter(radio)wave

電波の中で最も短い波長(0.1-1 mm程度)をもつものの名称。 ミリ波やサブミリ波では低温度の星間物質(分子雲や星間ダスト)中にある分子の輝線が多く観測される他、ダストの熱放射もこの波長域に強度ピークを持つ。サブミリ[…]

視線速度 radial velocity

天体の空間運動速度の視線方向成分。ドップラー効果によるスペクトル線のずれから測定できる。観測者から遠ざかる向きを正(赤方偏移)、近づく向きを負(青方偏移)と定義する。 天の川銀河(銀河系)内の恒星に対しては地球の公[…]

質量移動(連星系の) mass transfer(in a binary system)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面[…]

シャックハルトマンセンサー Shack-Hartmann sensor

光波面のゆらぎを測定するための装置。望遠鏡で参照星を観測するとき、入射瞳位置に置いたマイクロレンズアレイで入射光束を小開口に分割し、それぞれのレンズが結像する多数の参照星像の位置を測定する。大気のゆらぎで光波面が乱される[…]

周波数スイッチ frequency switching

スイッチング観測の1つで、電波輝線観測でよく用いられる。他のスイッチング観測が天球上の位置の違いを用いるのに対して、周波数方向での違いを用いる。アンテナは目的天体の観測点(ON点)に向けたまま、分光器の帯域幅内に収まる2[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

シュミット則 Schmidt's law

星間物質の平均密度とそこでの星形成率(星生成率ともいう)とのあいだにべき乗則が成り立つとする法則。観測による裏付けをケニカットが示してからはケニカット・シュミット則ともいうようになった。もともとは、星間物質が自発的に収縮[…]

準恒星状天体 quasi-stellar object

クェーサーを参照。

ジョセフソン接合 Josephson junction

ジョセフソン接合は、薄い絶縁膜(Insulator)を超伝導膜(Superconductor)ではさんだ3層から構成され、頭文字をとってSIS接合とも呼ばれる。ジョセフソン接合には電子または超伝導電子対(Cooper p[…]

シンクロトロン放射 synchrotron radiation

光速に近い速度の荷電粒子(主に電子)が磁力線の周りを円運動しながら進むときに放出される電磁波。シンクロトロン放射光は連続スペクトルを示し、指向性が強く、偏光度が高い。活動銀河核の中心にあるブラックホール周辺からのジェット[…]

スパークチェンバー spark chamber

ネオンなどの不活性ガスを満たした板状の電極間に、荷電粒子が通過した直後に高電圧パルスを印加し、粒子の飛跡に沿って放電を起こさせることによって、飛跡を光として観測する検出器。1950年代終わりに福井崇時と宮本重徳によって考[…]

スペクトル線 spectral line

スペクトル中の輝線と吸収線を合わせた呼び名。原子中の電子が2つのエネルギー準位の間を遷移するときに生じる。光子からエネルギーを吸収すると低い準位にあった電子が高い準位に遷移する。逆に、電子が高い準位から低い準位に遷移する[…]

接線速度 tangential velocity

天体の空間運動速度の視線に垂直な方向の成分(視線速度も参照)。天体の距離が知られていれば、固有運動から測定できる。

SOHO SOHO

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とアメリカ航空宇宙局(NASA)が共同で運用する太陽と太陽圏を観測するための宇宙機。1995年12月にアトラスII型ロケットによって打ち上げられた。名前はSOlar and Heliosphe[…]

太陽運動 solar motion

天の川銀河内の天体は、第1近似としてその中心の周りを一定速度で円運動していると考えられる。太陽位置で、この運動を示す仮想点を局所静止基準(LSR)と呼び、これに対して太陽系が持つ運動のずれを太陽運動といい、その方向を太陽[…]

地球時 terrestrial time(TT)

地上観測のための時刻系。地球時の歩度(進み具合)は地心座標時(TCG)の定数倍で、単位は国際単位系の1秒に等しい。すなわち、d(TT)/d(TCG)=1-LGである。ここでLG= 6.969290134×10-10は地球[…]

置閏法 formula for leap years and/or leap months

暦(カレンダー)と季節がずれないように、うるう(閏)と呼ばれる余分な日や月を挿入するための規則。太陰太陽暦では、13か月からなるうるう年を19年に7回置く章法が有名である。現在最も広く用いられているのは、グレゴリオ暦で採[…]

中間赤外線 mid-infrared ray

赤外線の中で、中間波長(3-40 μm)のものの名称。赤外線および電磁波を参照。