天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「説明文」に含まれる"PP Cryptotg:(@hkotccc)NWdo"の検索結果(169件)

小田稔 ODA Minoru

日本の宇宙物理学者(1923-2001)。札幌市出身、大阪帝国大学物理学科を卒業後、同大学助手、大阪市立大学助教授、1956年に東京大学原子核研究所に移る。実験物理学からスタートして電波天文学に転向、1953年マサチュー[…]

オルバース Olbers, Heinrich Wilhelm Matthaeus

オルバース(Heinrich Wilhelm Matthaeus Olbers;1758-1840)はドイツの医者、天文学者。ゲッチンゲン大学で医学を修め医学博士号を得たが、若い頃から天文学も独習した。1786年頃から天[…]

ガイア衛星 Gaia satellite

天の川銀河(銀河系)の詳細な三次元地図を作ることを目的としてヨーロッパ宇宙機関が2013年12月に打ち上げたアストロメトリ専用の衛星。ヒッパルコス衛星の後継機である。太陽と地球のラグランジュ点 L2 の周りで観測を行う。[…]

回転拡幅 rotational broadening

星の自転によるスペクトル線幅の拡大。星が自転していると、観測者に近づく成分と遠ざかる成分が存在し、ドップラー効果によりスペクトル線の幅が広がる。回転拡幅関数は一般に、一様回転する球対称の星を仮定し、周辺減光(観測者から見[…]

海部宣男 KAIFU Norio

日本の天文学者(1943-2019)。新潟県生まれ。1968年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、同大学助手、助教授を経て、1988年、国立天文台教授。1972年、「銀河中心領域の構造および活動性」で理学博士を取得[…]

外惑星 superior planet

太陽系の惑星のなかで、地球よりも外側の軌道をとる惑星を指す。火星、木星、土星、天王星、海王星が含まれる。外惑星が地球から見て太陽と反対側にくるときを衝と呼ぶ。外惑星の英訳語はsuperior planetであり、oute[…]

火球 fireball

流星のなかでも極めて明るいもの。流星と火球の境界にはさまざまな定義が使われてきたが、2017年に国際天文学連合のF1委員会(流星、隕石、惑星間ダスト)が、関連分野の基本用語の定義や解説を採択し公表した。そこでは100 k[…]

角直径 angular diameter

視直径を参照。

角度表示 expression of angle

天文学では角度を精密に測定することがとても重要になる。天球上での天体の見かけの位置は天球座標系で表されるが、その座標は角度である。それに対応して、天球上での天体の見かけの大きさおよび二点間の距離(角距離)も角度で表す。 […]

核融合 nuclear fusion

軽い原子核同士が融合して、重い元素が生成される核反応。天文学では熱核融合反応、あるいは核燃焼という言い方もしばしばなされる。陽子同士が融合して重水素が生成される反応や、重水素同士が融合してヘリウム3を生成する反応、3つの[…]

ガス吸収フィルター gas absorption filter

太陽系外惑星の重要な検出方法であるドップラー法では、観測される輝線や吸収線の波長が実験室での波長とどれだけずれているかを精確に測定する必要がある。この際、観測機器などに起因する系統誤差を小さくする代表的方法の一つとして、[…]

ガスセル gas absorption cell

ガス吸収セルあるいはガス吸収フィルターとも呼ばれる。高分散分光器を用いたドップラー法による太陽系外惑星の検出では、波長を高精度で測定する必要がある。恒星のスペクトルと、同じ経路に置かれた特定のガスのスペクトルとを同時に比[…]

火星 Mars

質量6.41 x1023 ㎏、赤道半径3396 kmはそれぞれ地球の約0.107倍、0.532倍である。密度は3930 ㎏m-3で、地球型惑星の中では最も低い。火星の会合周期は約780日(2年と2ヵ月)なので、この間隔で[…]

カッパ機構 kappa mechanism

カッパ(κ)機構 (kappa mechanism) とは、恒星内部から外側に向かう放射エネルギーの流れ効率の変化によって恒星の脈動が自発的に引き起こされる機構をいう。カッパ(κ)とはガスの不透明度(opacity)のこ[…]

ガリレオ Galilei, Galileo

ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei;1564-1642)はルネサンス期に活躍したイタリアの自然哲学者、数学者、天文学者。ニュートン、アインシュタインとともに現代につながる宇宙観の形成に大きな貢献をした。ガ[…]

輝度温度 brightness temperature

電磁波の放射強度を示す物理量。天体の輝度 $I_\nu$ に対して、 で与えられ、その物理次元は温度になる。ここで、$\nu$ は電磁波の周波数、$ k_\mathrm{b}$ はボルツマン定数、$c$ は真空中の[…]

基本星表 fundamental catalogue

天球上の座標系を定めるために選ばれた天体の座標が掲載されているものを位置星表と呼ぶが、その中でも最も精度の高い星表を基本星表と呼ぶ。FK3カタログ、FK4カタログ、FK5カタログ、ヒッパルコスカタログ(ヒッパルコス衛星を[…]

キュリオシティ Curiosity

アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機マーズサイエンスラボラトリーに搭載され、2012年に火星に着陸した探査車(ローバー)の名称。キュリオシティ(curiosity)は英語で「好奇心」を意味する。長さは3 m、総重量[…]

距離指数 distance modulus

見かけの等級と絶対等級との差。距離引数ということもある。単位は等級である。見かけの明るさは距離が遠くなると、その2乗に反比例して暗くなるため、距離指数はその天体までの距離の対数で表現され、 となる。ここで、$\[…]

銀河団ガス intracluster gas

銀河団の内部に充満している数千万度から1億度の高温ガス。ガスは電離状態にあり、X線を放射している。銀河団ガスは銀河団の全バリオンの約8割(質量比)を担っており、星は残り2割に過ぎない。銀河団ガスは、主にダークマターで決ま[…]