天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"电报老频道购买(SMMFS.COM)频道关注强拉 引流,IUM"の検索結果(39件)

電離平衡 ionization equilibrium

ガスの電離と再結合がつり合った状態。主に電離度が高い平衡状態を表す場合が多い。

トラペジウム trapezium system

オリオン大星雲(M42)に含まれる星の集まりの一つ。中心にある4つのO型星の並びが四辺形(トラペゾイド状)であることからその名がある。オリオン大星雲自体、巨大な電離水素領域(HII領域)であるが、トラペジウムはその中でも[…]

ナトリウム層 sodium layer

地球大気の高度90km付近にある厚さ10km程度の中性ナトリウム原子密度の高い層。流星によって形成されたと考えられている。波長589nmのナトリウムD線で発振するオレンジ色のパワーレーザーをこの層に照射すると光励起された[…]

熱平衡 thermal equilibrium

相互にエネルギーをやりとりができる2つの熱力学的な系に対し、時間が経ってもそれぞれの熱力学状態が変化しない状況をいう。熱平衡状態や熱力学的平衡と呼ぶこともある。熱平衡にある系を特徴付ける熱力学変数が温度$T$である。古典[…]

熱力学的平衡 thermodynamic equilibrium

熱力学では、系を巨視的に特徴づける量(温度、圧力などの示強変数や体積、物質量などの示量変数に大別される)の振る舞いが扱われる。熱力学的平衡とは、これら熱力学で扱われる量すべてが時間変化せず平衡状態にあることである。熱平衡[…]

バリウム星 barium star

バリウムの強い吸収線を示す赤色巨星。連星系に属することが確認されており、CH星と同様に、連星系において漸近巨星分枝(AGB)星で合成されたs過程元素を多く含む物質が表面に降着することによって特異な組成になったと考えられる[…]

非平衡プラズマ non-equilibrium plasma

希薄なプラズマは衝撃波などにより加熱されても、電子とイオンの温度の緩和はゆっくりと進む。そのため、互いの温度が異なる状態が長く続き、また電子による電離も平衡状態にならない。この状態を(電離)非平衡プラズマと呼ぶ。 若い[…]

ビリアル平衡 virial equilibrium

自己重力系において重力と圧力がつり合った平衡状態。このような状態に対してはビリアル定理が成り立つ。ビリアル定理から平衡状態にある半径 $R$ の球対称分布の質量を見積もることができる。系が多数の同質量の粒子からなるとして[…]

フィルター filter

特定の範囲の電磁波を取り出す光学素子。天文学におけるフィルターは、厳密に波長帯を切り分ける必要性から誘電体多層膜を用いた干渉フィルターが多く用いられるが、可視光でのおおまかな広帯域測光の場合には安価な色ガラスによる吸収フ[…]

プラネタリウム planetarium

様々な時間や場所における星空および天体の運動を、観覧者をおおうドーム型のスクリーンに再現する装置。ドーム内に設置された装置のみでなく、ドームまで含めた設備全体、さらに、それを含む施設全体をプラネタリウムと呼ぶことも一般的[…]

平衡状態 equilibrium

相反する2つ以上の過程が均衡しているため、全体の様子に変化が生じないこと。2つ以上の力がつり合っている力学的平衡、互いに逆方向に進む化学変化が同速度で進んでいる化学的平衡、エネルギーや圧力が均衡している熱力学的平衡などが[…]

ヘリウム helium

原子番号2の元素。元素記号でHeと表記される。質量数4のものがほとんどだが、3の同位体もわずかに存在する。存在量は水素に次いで多い。 その存在は、1868年の皆既日食時に取得された彩層のスペクトル線の中に新たに見出され[…]

ヘリウム殻フラッシュ helium shell flash

漸近巨星分枝星にみられる暴走的なヘリウムの殻燃焼。熱パルスともいう。漸近巨星分枝星では炭素と酸素の縮退コアの周囲にヘリウム層が形成され、そのさらに外側の水素殻燃焼の結果としてヘリウム層の質量は次第に増加する。このヘリウム[…]

ヘリウム燃焼 helium burning

3つのヘリウム原子核(4He )が融合し、炭素(12C )が作られる熱核反応。この反応が進むと12C と4He が融合して酸素(16O )も合成される。恒星進化論ではこの反応も含めてヘリウム燃焼と呼ぶ(燃焼を参照)。炭素[…]

ヘリウムフラッシュ helium flash

暴走的なヘリウム燃焼(燃焼を参照)。主系列星のような恒星内部での核燃焼の安定性は、核燃焼が活発になると星が膨張して温度が下がり、核燃焼が抑えられることにより保たれている。ところが、小質量星(太陽質量の2倍程度以下)が主系[…]

放射平衡 radiative equilibrium

1. 空間に置かれた物体から放射によって流出するエネルギーと、周りからその物体に放射によって流入するエネルギーが等しく、物体の温度が一定に保たれる状態。その一定温度を放射平衡温度という。 2. 放射性崩壊において、親元[…]

放射平衡温度 radiative equilibrium temperature

放射平衡状態にある物体の温度。地球の放射平衡温度は以下のようにして推定できる。太陽からの放射エネルギーは地球の全表面の太陽を向いた半分に入射する。地球のアルベドを仮定すれば入射するエネルギーの総量がわかる。一方、地球を黒[…]

力学平衡 dynamical equilibrium

重力相互作用をしている多体系に対する無衝突ボルツマン方程式の定常解で与えられる状態。 系が力学平衡にあるとは、系を記述する分布関数で決まる重力ポテンシャルを固定して考えたとき、分布関数が時間変化しないことである。力学平[…]

リチウムテスト lithium test

褐色矮星の検出確認に使用された手法。0.06太陽質量以上の天体においては、リチウムは1億年以下で壊されて検出できなくなる。従って、リチウムが検出される超低質量星は0.08太陽質量より十分に軽く、水素の熱核融合反応を起こし[…]