天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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銀河群 group of galaxies

明るい銀河を数個含む銀河の集団。孤立銀河と銀河団の中間の階層に位置づけられるが、銀河群と銀河団の間には明確な境界はない。天の川銀河(銀河系)は局所銀河群という銀河群に属する。局所銀河群には少なくとも50-60個以上の銀河[…]

近日点 perihelion

太陽系内の天体が運動していくとき、その軌道上で最も太陽に近づく点のこと。軌道としては、一般に、楕円、放物線、双曲線が考えられるが、いずれの場合にも太陽に最も近づく点が存在するので近日点が定義できる。離心率が0、すなわち円[…]

元期 epoch

天体の天球上の位置を示す時刻をいう。天球座標系自体が時間変化することを想定したものと、天体自体が同一の天球座標系に対して移動すること(固有運動)を想定する場合とがある。前者は、分点とも呼ばれ、地球の歳差や章動などによって[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

ゴースト ghost

光学系を構成する光学素子は完全ではないために、明るい光源(天体)からの光の意図しない反射などにより生じる偽物の像。透過素子であるレンズは、わずかであってもレンズ表面での反射が避けられない。反射した光は別のレンズや鏡などを[…]

光学くさび optical wedge

ガラスなどの光を透過する薄板の表面に、一方の端からもう一方の端に向かって一定の割合で光の透過率が変わるような処理をした光学素子。これを写真乾板や写真フィルムの前に置いて一様な光で露光し現像すると、露光量の変化に伴って写真[…]

恒星 star(fixed star)

天体内部の核融合によりエネルギーを作りだし、自ら輝いている天体。みかけの相対位置や明るさがほとんど変わらないことから、月や惑星と区別して恒星と名づけられたが、実際には固有運動をもち、大きな明るさの変化を示すものもある。太[…]

高速度星 high velocity star

太陽近傍の恒星で視線速度が65 km s-1以上のものを指す。天の川銀河(銀河系)の円盤に属する星は太陽と同じく円盤内で銀河中心を回るほぼ揃った運動をしているので、太陽との相対速度はそれほど大きくない。高速度星はたまたま[…]

光度階級分類(銀河の) luminosity class(of galaxies)

渦巻腕の発達の度合いと渦巻銀河の光度(絶対等級)に相関があることを利用して、渦巻腕の見え方に基づいて銀河を5段階の光度階級に分類したもの。ヴァンデンバーグ(S. van den Bergh)によって考案された。光度階級は[…]

国際原子時 international atomic time(TAI)

原子時計によって定義されている高精度で安定した時刻のこと。フランス語の頭文字をとってTAIと呼ばれることが多い。国際度量衡局(BIPM)において、世界70か国以上に設置されている約500個の原子時計の時刻の刻みの平均をと[…]

子供宇宙 child universe

インフレーション宇宙論では、ハッブル長を超えたスケールは独立に進化するため、量子ゆらぎが大きな振幅を持つとインフレーションにより、巨視的な大きさとなった宇宙の一部が、またインフレーションを起こしもとの宇宙とは独立に進化を[…]

固有運動 proper motion

天球上での恒星の見かけの動きのこと。角度秒 / 年(" y-1)の単位で測る。太陽や恒星は天の川銀河(銀河系)という星の集団に属しているが、それらは天の川銀河の中心の周りを回っている。太陽は天の川銀河の銀河円盤に属する周[…]

コリオリ力 Coriolis force

回転する座標系で運動する物体が、進行方向に垂直な方向に受ける見かけの力(慣性力)。19世紀のフランスの科学者コリオリ(G.-G. Coriolis)が導いたのでこの名がある。転向力ともいう。絶対系(慣性系)から見て物体が[…]

コルモゴロフスペクトル Kolmogorov spectrum

コルモゴロフ則に従う波数スペクトルのこと。

コルモゴロフ則 Kolmogorov law

コルモゴロフ(A. Kolmogorov)がエネルギー散逸の考察により導いた乱流のエネルギースペクトル。3次元の一様で等方的な乱流の場合、波数 k~k+dk の範囲に含まれるエネルギー E(k)dk はk-5/3 に比例[…]

コロナグラフ coronagraph

日食時以外に太陽のコロナを観測するために考案された観測装置で、焦点面に明るい太陽を遮る円盤を置いてすぐ近くの暗いコロナの観測を可能にする。瞳位置には太陽の回折光や散乱光を遮る絞り(リオストップ)を設置して太陽光の減光率を[…]

コンパクト楕円銀河 compact elliptical galaxy

形状や光度は矮小楕円銀河に似ているが、表面輝度が飛びぬけて明るい銀河。 楕円銀河は暗くなるとともに中心表面輝度は明るくなるが、矮小楕円銀河および矮小楕円体銀河は、暗くなるとともに中心表面輝度も暗くなる。コンパクト楕円銀[…]

歳差定数 general precession in longitude

J2000.0における1ユリウス世紀ごとの黄経の一般歳差の値。IAU1976天文定数系では5029.0966"、IAU2006歳差章動理論では5028.796195"である。

最終散乱面 last scattering surface

初期宇宙は高温高密度のプラズマ状態にあった。そのため光子は電子とトムソン散乱を繰り返し、物質と熱平衡状態にあった。温度の低下とともに、ビッグバン後約38万年(赤方偏移zが約1090の頃)に水素原子と電子が結合し、光子と物[…]

ザイデル収差 Seidel aberrations

レンズや鏡の形状により生じる光学収差には数学的な考察から、球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲という5つの基本的なパターンがあることが1857年のザイデル(L. von Seidel)の研究で示された。波面収差W[…]