銀河面
よみ方
ぎんがめん
英 語
galactic plane
説 明
渦巻銀河の円盤部の中央面。特に、天の川銀河(銀河系)に対して用いられることが多い。太陽系は厳密には天の川銀河の円盤部の中央面から40パーセク(40 pc=130光年)外れたところに位置するが、通常、このずれを無視して、太陽系を通る平面として定義される。このため、太陽系から見ると銀河面は天球上で大円を描く。天球上での大円を指す場合には、銀河面を銀河赤道と呼ぶことがある。実用的な定義としては、銀河座標系での銀緯0°の線がなす、地球を通る平面を銀河面と呼ぶ。銀河座標系の定義により、1950年分点の赤経12h49m、赤緯+27.4°方向と直交する面であり、1950年分点の赤道に対して62.6°傾斜している。黄道面に対しても約60.2°の傾斜を持つ。観測分野では、銀緯0°付近の比較的狭い帯状の天域を銀河面と呼ぶことがある。銀極や銀河座標系も参照。
2023年04月10日更新
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