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燃焼

 

よみ方

ねんしょう

英 語

burning

説 明

天文学で恒星の内部で起きる核融合反応(熱核融合反応)のことを指す言葉。核燃焼ともいう。核融合反応に対応する英語はnuclear fusion reactionだが、恒星の内部で起きる核融合反応に対しては天文学分野では慣例的にHydrogen burning、Helium burning、Lithium burning、shell burning などなどの英語が用いられてきた。この’burning’が日本語では「燃焼」と訳されて天文学分野で用いられている。
この「燃焼」は、地上で起きる通常の燃焼(可燃物が空気中または酸素中で光や熱などの発生を伴って、激しく酸素と結合する酸化反応=化学反応)とは異なる天文学特有の用語であることに注意する。
ヘリウム燃焼殻燃焼も参照。

2022年10月12日更新

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