天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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R型星 R-type star

ハーバード分類で化学組成の違いに対応する系列の低温度星。N型と共にC型(炭素型)と呼ばれる。CとOの原子数の比C/Oは太陽では∼0.5であるが、C型はC/O>1であるような低温の星である。漸近巨星分枝進化でヘリウム殻フラ[…]

アインシュタインリング Einstein ring

重力レンズによって作られる遠方天体のリング状の像。重力レンズを引き起こす天体(銀河、クェーサー、銀河団)と同じ視線上の真後ろに点光源がある場合に完全な円環の像ができる。この円環の半径がアインシュタイン半径である。銀河団に[…]

青色はぐれ星 blue straggler

年齢の高い恒星の系に現れる異常に高温(青色)の恒星。球状星団や矮小銀河、天の川銀河(銀河系)のハローなど、一般に年齢の高い恒星からなる系では、太陽質量程度以上の星はすでに進化が進み、主系列を離れている。しかし、こういった[…]

圧力平衡 pressure balance

電離したガスと中性ガス、気体と液体など異なる相の間で圧力が等しくなり、力のつり合いが成り立っていること。複数の異なる相がつり合いにあるための条件の一つ。局所熱力学平衡、物質の三態と四態も参照。

アリスタルコス Aristarchus of Samos

アリスタルコス(Aristarchus; c.BC310 - BC230)はサモス島に生まれた古代ギリシアの数学および天文学者。太陽中心説(地動説)の先駆者とされ、世界で最初に月、太陽の大きさと距離を求めようとした。 […]

1次距離指標 primary distance indicator

距離指標を参照。

宇宙元素組成 cosmic abundance

宇宙組成比を参照。

宇宙組成比 cosmic abundance

現在の宇宙に存在する元素の原子数の比は場所により異なるが、平均的な値を宇宙組成比と呼ぶ。最もよくわかっているのは太陽系の組成比で、太陽 光球面のスペクトル分析や地球に落下した隕石の化学分析など直接的なデータから得られる。[…]

宇宙の距離はしご cosmological distance ladder

伝統的な天体の距離測定法につけられた名称。天体までの距離に応じて異なる手法を次々につないで遠方の距離を測る様子が、あたかも「はしご」をつないで高いところまで届く様子に似ていることからつけられた呼び名(図1)。最終目標は宇[…]

宇宙マイクロ波背景放射 cosmic microwave background radiation (CMB)

宇宙の晴れ上がりの時点(宇宙誕生後約38万年)から届く黒体放射。熱い火の玉状態であった初期宇宙からの光子が、宇宙膨張とともに温度を下げながら、マイクロ波の波長域にピークを持つ黒体放射として現在の宇宙を満たしている。この放[…]

宇宙論的分散 cosmic variance

宇宙のある領域内で観測された観測量が宇宙全体の平均値からずれていること、あるいはそのずれの大きさ。 宇宙は一つしか観測できないため、宇宙の大構造を特徴づけようとすると十分な統計精度を確保することができなくなる。このため[…]

運動学的距離 kinematic distance

天の川銀河(銀河系)の回転運動を利用して、天の川銀河の円盤に属する天体までの距離を視線速度に基づいて求めたもの。天の川銀河の円盤部は、銀河中心の周りをほぼ円運動している。この運動は差動回転であるため、太陽系から見たある方[…]

AGB Asymptotic Giant Branch (AGB)

漸近巨星分枝を参照。

永年共鳴 secular resonance

公転周期より長い時間スケールで軌道の変化を引き起こす原因となる共鳴関係。一つの惑星が太陽の重力だけを受けて太陽の周りを公転している場合にはその楕円軌道は変化しないが、別の惑星も公転していると相互重力により軌道が変化する。[…]

N型星 N-type star

ハーバード分類で化学組成の違いに対応する系列の低温度星。R型と共にC型(炭素型)と呼ばれる。CとOの原子数の比C/Oは太陽では∼0.5であるが、C型はC/O>1であるような低温の星である。C2、CN、CH分子による[…]

M87 (NGC4486) M87

おとめ座銀河団の中心部にある巨大楕円銀河。1781年に出版されたメシエカタログの87番目の天体なので M87と呼ばれる(NGCカタログの番号は4486)。電波源としては「おとめ座A」とも呼ばれ、歴史的には最も初期に可視光[…]

温度ゆらぎ temperature fluctuations

宇宙マイクロ波背景放射の放射温度はほとんど等方的(全天でほぼ同じ温度)であるが、場所(方向)ごとにわずかに高低があってゆらいでいる。これを温度ゆらぎという。放射温度の等方性は宇宙が大きなスケールで一様等方であることを示す[…]

化学組成 chemical abundance

元素存在度を参照。天文学では、鉱物の化学組成(chemical composition)のような一般用語とは少し違った使われ方をする。元素組成、元素組成比、元素存在比などの言葉も同じ意味で用いられる。

角距離 angular distance

角度で表した2点間の距離のこと。2つの天体A, Bがあり、観測者をOとすると、$\angle$AOBが角距離である。 天文学では普通、天球上で測った2天体間の角距離を指す。

角径距離 angular diameter distance

角径距離(角度距離、角直径距離ともいう)は、天体の実際の大きさと見かけの大きさの比にもとづいて定義される距離である。座標距離 $r$(赤方偏移 $z$)に大きさ $D$ の天体があり、その見かけの広がりが現在角度 $\D[…]