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薄メニスカス鏡 thin meniscus mirror

反射型天体望遠鏡の主鏡は自重変形を抑制するため、古典的には直径の1/6程度の厚さを持たせて剛性を確保し、複数のカウンターバランスや油圧パッドで受動的に支持するのが普通であった。主鏡が大きくなるとこの手法では限界があり、支[…]

XMM-ニュートン衛星 X-ray Multi-Mirror Mission-Newton satellite

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が1999年12月に打ち上げたX線天文衛星で、ニュートン(I. Newton)の名を冠している。軌道傾斜角40度、遠地点高度99,000-114,000 km、近地点高度6,000-22,00[…]

MMT Multi-Mirror Telescope(MMT)

マルチミラー望遠鏡を参照。

エラービーム error beam

電波望遠鏡のビームパターンのうち、主ビームの広がりよりも桁違いに広がった成分。主として、主鏡の鏡面精度が不十分で、乱反射によって意図せぬ方向からの電波を受信してしまうことで生じる。

ガイア衛星 Gaia satellite

天の川銀河(銀河系)の詳細な三次元地図を作ることを目的としてヨーロッパ宇宙機関が2013年12月に打ち上げたアストロメトリ専用の衛星。ヒッパルコス衛星の後継機である。太陽と地球のラグランジュ点 L2 の周りで観測を行う。[…]

可変形鏡 deformable mirror

補償光学系の構成要素で波面センサーからの光波面誤差の信号を得て、光波面の補正を行うため、表面形状を高速に可変駆動できる鏡。可変形状鏡とも言う。 連続薄膜鏡面の裏面に多数のバイモルフ型ピエゾ素子を配置した鏡や、多数の積層[…]

狭輝線領域 narrow-line region

活動銀河核のスペクトルに見られる幅の狭い(数百km-1)許容線の源となっている領域のことで、降着円盤からの紫外線によって電離されたガスでできていると考えられている。領域の大きさは100パーセク(100 pc=326光年)[…]

鏡材 mirror substrate

鏡を作る材料物質のこと。よく用いられる鏡材はガラスを基本としている。望遠鏡に用いる鏡材は、数十年に渡って安定であり、運搬や設置時に破損しない強度が必要である。また、加工や運用時の変形を小さく抑えるため、内部応力および熱膨[…]

狭帯域測光 narrow-band photometry

中心波長の1/50-1/200程度の幅しかない非常に透過幅の狭い狭帯域フィルターを用いた測光観測のこと。これに対し中心波長の数分の1の波長幅を持つフィルターでの測光観測は広帯域測光と呼ばれる。狭帯域測光は主に水素や酸素な[…]

狭帯域フィルター narrow-band filter

干渉フィルターの中でも、特に透過帯域幅の狭いフィルターを指す。透過帯域幅の広い広帯域フィルターはバンドパスフィルターとも呼ばれ、色ガラスフィルターや干渉フィルターで製作される。狭帯域測光を参照。

鏡面誤差 surface errors

電波望遠鏡のアンテナ反射面や光学望遠鏡の主鏡表面が設計上の形状からずれている場合にそのずれを鏡面誤差という。鏡面誤差が大きいほど望遠鏡の結像性能が悪くなり効率が低下する。 電波望遠鏡の場合を少し詳しく見る。アンテナ[…]

系統誤差 systematic error

観測や測定の条件などの原因によって、 偶然によらず一定の傾向を持って真の値からずれてしまう誤差のことを指す。統計誤差(ランダム誤差)のように、測定回数を増やす、ないしはサンプルの数を増やすことで小さくすることはできない。[…]

CTIO Cerro Tololo Inter-American Observatory(CTIO)

セロトロロ汎米天文台を参照。

スーパーミラー supermirror

多層膜X線反射鏡において、多層膜の周期長を表面近くでは広く、内側に行くほど狭くなるよう変化させると、低エネルギーのX線は表面近くで、透過力のある高エネルギーのX線は内側で反射され、単純な多層膜に比べ、有効に反射するX線の[…]

スーパーローテーション superrotation

金星の自転は遅く(周期は243日)、赤道での自転速度は 1.6 m s-1であるが、上空の大気は100 m s-1で自転と同じ方向に運動していて4日で金星を一周する。これを「スーパーローテーション(超回転)」と呼ぶ。 […]

セロトロロ汎米天文台 Cerro Tololo Inter-American Observatory(CTIO)

アメリカ国立光学天文台が運用する南米の光学赤外線天文台。サンチャゴの北500 km、ラセレナの東南東約50 kmにある標高2200 mの山頂にある。近くにジェミニ望遠鏡のあるセロパッチョンがある。キットピーク国立天文台の[…]

多層膜X線反射鏡 multi-layer X-ray mirror

X線望遠鏡を参照。

ティップ-ティルト鏡 tip-tilt mirror

地上望遠鏡で観測する場合、大気ゆらぎによる天体像の重心位置の移動を補正するために用いられる小型の鏡。振動鏡という場合もある。鏡の向きを高速で変化させられる仕組みを持っており、天体像の重心位置を高速で測定した結果をフィード[…]

統計誤差 statistical error

観測や測定において、不可避的に混入するランダムな誤差(真の値とのずれ)。ランダム誤差ともいう。測定回数を増やしたり、サンプルの数を増やしたりすることで小さくできる。 厳密な取り扱いでは、「真の値の推定値」と測定値のずれ[…]

バイモルフ鏡 bimorph mirror

複数のバイモルフピエゾ素子に正負の駆動電圧を印加することにより、鏡面を局所的に凹凸させる可変形鏡。波面曲率センサーとのマッチングが良い。補償光学、波面センサーも参照。