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XMM-ニュートン衛星

 

よみ方

えっくすえむえむにゅーとんえいせい

英 語

X-ray Multi-Mirror Mission-Newton satellite

説 明

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が1999年12月に打ち上げたX線天文衛星で、ニュートン(I. Newton)の名を冠している。軌道傾斜角40度、遠地点高度99,000-114,000 km、近地点高度6,000-22,000 km、軌道周期48時間の長楕円軌道に投入されている。3台のX線望遠鏡を搭載し、焦点面には1台の背面照射型CCDカメラと、反射型回折格子を用いた分光器を備えた2台の前面照射型CCDカメラを設置して、0.1-15 keVのエネルギー範囲をカバーし、1 keVで1500 cm2という大きな有効面積と6秒角の角分解能を持ち、精度の高いX線観測を可能にするとともに、口径30 cmのモニター光学望遠鏡も搭載している。2019年5月現在も観測を継続している。
ホームページ:https://www.cosmos.esa.int/web/xmm-newton

2023年04月18日更新

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    XMM-Newton衛星の想像図(ESA/D. Ducros )
    http://sci.esa.int/xmm-newton/18015-xmm-newton-spacecraft/
    *XMM-Newton衛星の内部構造図
    小山勝二・満田和久「X線の観測」、シリーズ現代の天文学第17巻、井上・小山・高橋・水本編『宇宙の観測III』1.1節、図1.15 (日本評論社)
    (原図は Jansen et al. 2001, A&A, 465, L1)