天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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圧力幅 pressure broadening

天体が示すスペクトル線には周波数ないし波長方向に幅があり、その形は幅ができる原因によって異なる。このうち、ガスを構成する原子や分子が十分な圧力を示す際に顕著になる成分を圧力幅という。ローレンツ関数型をしており で表[…]

エムデン解 Emden solution

レーン-エムデン方程式において、星の中心における密度と質量分布についての境界条件 ($w(0)=1$, $w'(0)=0$)を満たす解のこと。

回転拡幅 rotational broadening

星の自転によるスペクトル線幅の拡大。星が自転していると、観測者に近づく成分と遠ざかる成分が存在し、ドップラー効果によりスペクトル線の幅が広がる。回転拡幅関数は一般に、一様回転する球対称の星を仮定し、周辺減光(観測者から見[…]

禁制線 forbidden line

天体のスペクトルにみられる輝線をその発生機構で分類した一種。ガス星雲に見られることが多いので星雲線と呼ばれることもある。一般に、原子内の電子が 下位のエネルギー準位に遷移すると、エネルギー差に相当する波長の輝線が発生する[…]

禁制遷移 forbidden transition

禁制線を参照。

グレートアトラクター Great Attractor

天の川銀河(銀河系)の中心に近い方向(銀経307度、銀緯+9度)で後退速度4350±50 kms-1(ハッブル定数を75 kms-1Mpc-1とすると距離約60 Mpc=2億光年)の位置にあり、局所超銀河団の銀河を引き寄[…]

形態分類 morphological classification

見かけの形状に基づいて銀河を分類する手法。銀河研究の初期から、写真乾板に写った銀河の画像を熟練した天文学者がルーペなどで詳細に観察して分類体系を提案してきた。この手法による形態分類が行われた銀河は1万個に満たない。 1[…]

形態-密度関係 morphology-density relation

銀河の形態別の存在割合と銀河数密度の間に見られる相関。銀河を楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河+不規則銀河の3つの形態に分けて存在割合を調べると、銀河密度が高くなるにつれて、渦巻+不規則銀河の割合が減り、楕円銀河とレンズ状[…]

ゴースト ghost

光学系を構成する光学素子は完全ではないために、明るい光源(天体)からの光の意図しない反射などにより生じる偽物の像。透過素子であるレンズは、わずかであってもレンズ表面での反射が避けられない。反射した光は別のレンズや鏡などを[…]

光学的同定 optical identification

可視光以外の波長域で観測され検出された天体や現象に対し、可視光観測によってその光学対応天体を探し、同定すること。

光度階級分類(銀河の) luminosity class(of galaxies)

渦巻腕の発達の度合いと渦巻銀河の光度(絶対等級)に相関があることを利用して、渦巻腕の見え方に基づいて銀河を5段階の光度階級に分類したもの。ヴァンデンバーグ(S. van den Bergh)によって考案された。光度階級は[…]

光度密度 luminosity density

宇宙の単位体積当たりの光度のこと。いわば宇宙空間の明るさである。光度には、(観測者が指定する)あるバンドにおける光度(正確には単位周波数当たりの光度)が用いられ、体積には共動体積が用いられる。ある赤方偏移における光度密度[…]

高密度星 high-density star

恒星は核融合などによる熱運動の圧力、もしくは放射の圧力によって自己重力を支える。したがって、絶対温度がゼロになると潰れてしまうことになる。ところが半整数のスピンを持つフェルミ粒子はパウリの排他原理により、絶対温度がゼロで[…]

高密度天体 high-density object

コンパクト天体を参照。

磁気圏 magnetosphere

磁場を持つ惑星や衛星の周辺で、太陽風(プラズマ)が磁場にとらえられている領域。地球の磁気圏は太陽側では地球半径の10倍程度だが、反太陽側には大きく引き延ばされた「吹き流し」状の形をしている。地球以外にも、水星、木星、土星[…]

自然幅 natural broadening

ガス粒子(原子・分子)がある励起状態から遷移して放射を出したり、逆に放射を吸収してより高い励起状態に遷移する際には、遷移前後のエネルギー差に対応する光子が出入りする。ところが、ガス粒子がある微視的状態に滞在する時間は有限[…]

斜入射型X線望遠鏡 grazing-incidence X-ray telescope

X線望遠鏡を参照。

SIMBAD the Set of Identifications, Measurements, and Bibliography for Astronomical Data (SIMBAD)

フランスのストラスブール天文台の天文学データセンター(CDS)で運用されている天体カタログおよび天体情報のデータベース。主に恒星を中心に整備されてきたデータベースだが、現在はほぼあらゆる種類の天体をカバーしている。天の川[…]

スピッツアー Spitzer, Lyman Strong, Jr.

スピッツアー(Lyman Spitzer Jr.;1914-97)はアメリカの理論物理学者・天文学者。オハイオ州トレド生れ、イェール大学に学び、プリンストン大学で1938年に天体物理学で学位を取得。33歳でラッセルの跡を[…]

星間赤化 interstellar reddening

星の光が星間物質中のダストにより吸収や散乱を受け、本来の色よりも赤くなること。一般に波長の短い光ほど吸収や散乱の影響を強く受けるため、色指数が大きくなる。その量はBバンドとVバンドでの星間減光の差、E(B-V)= A(B[…]