天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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IRAS衛星 Infrared Astronomical Satellite(IRAS)

波長12, 25, 60, 100 μm の4つの赤外線バンドで全天を高感度で探査(サーベイ)することを主な目的とした赤外線衛星。アメリカ、オランダ、イギリスの共同で開発され、1983年1月25日に高度約900 kmの太[…]

IRAF Image Reduction and Analysis Facility (IRAF)

アメリカ国立光学天文台が開発した、天文データ解析用ソフトウェアのこと。 光赤外天文データ解析のために広く用いられている。CLと呼ばれる独自のシェルの上で走るさまざまなコマンド群(IRAF内ではタスクと呼ぶ)からなり、基[…]

泡構造 bubbly structure

宇宙の大規模構造を参照。

宇宙の階層構造 hierarchical structure of the universe

宇宙に存在する天体の空間的分布に見られるいろいろなスケールの構造。たとえば多数の星が集まると星団と呼ばれる天体になる。銀河は、星や星団など個別天体の集団である。ただしその質量の多くは銀河に付随する見えない物質、ダークマタ[…]

宇宙の大規模構造 large-scale structure of the universe

宇宙空間における銀河の分布には特徴的な疎密が見られる。大部分の銀河は、銀河団及び銀河団をつなぐフィラメント状構造に属しており、このフィラメントに囲まれるようにしてボイドと呼ばれる低密度の領域が存在する。銀河団とそれらをつ[…]

HDS High Dispersion Spectrograph

すばる望遠鏡に搭載された、エシェル分光器のこと。High Dispersion Spectrographの頭文字をとって命名された。製作メーカーはニコン。装置全体の大きさは6 m x 6 m x 3 m、重量は約6 tで[…]

温度ゆらぎ temperature fluctuations

宇宙マイクロ波背景放射の放射温度はほとんど等方的(全天でほぼ同じ温度)であるが、場所(方向)ごとにわずかに高低があってゆらいでいる。これを温度ゆらぎという。放射温度の等方性は宇宙が大きなスケールで一様等方であることを示す[…]

ガウスゆらぎ Gaussian fluctuations

ゆらぎの統計的性質には無数の可能性があるが、そのうち特に簡単かつ一般的に現れやすい一群のゆらぎが、ガウスゆらぎと呼ばれる種類のものである。1変数のゆらぎに対しては、その分布関数がよく知られたガウス関数で表されるものがガウ[…]

グレートアトラクター Great Attractor

天の川銀河(銀河系)の中心に近い方向(銀経307度、銀緯+9度)で後退速度4350±50 kms-1(ハッブル定数を75 kms-1Mpc-1とすると距離約60 Mpc=2億光年)の位置にあり、局所超銀河団の銀河を引き寄[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

GOES X線クラス GOES X-ray Class

静止衛星軌道で運用される米国の環境監視衛星GOES(Geostationary Operational Environmental Satellites)によって測定される太陽の軟X線の放射エネルギー流束(フラックス)の[…]

COBE衛星 COBE satellite

1989年に打ち上げられたアメリカの人工衛星で、Cosmic Background Explorer(宇宙背景放射探査衛星)の頭文字を取ってCOBE衛星と呼ばれた。 FIRAS(Far-Infrared Absolut[…]

構造格子 structured grid

すべての格子点が座標軸に沿って規則正しく並んだ計算格子。構造格子では、すべての格子点を配列を用いて表現することができる。たとえば2次元の場合には2個の整数の組み合わせ (i, j)を用いて格子点を表す。 同様に3次元の場[…]

コロナグラフ coronagraph

日食時以外に太陽のコロナを観測するために考案された観測装置で、焦点面に明るい太陽を遮る円盤を置いてすぐ近くの暗いコロナの観測を可能にする。瞳位置には太陽の回折光や散乱光を遮る絞り(リオストップ)を設置して太陽光の減光率を[…]

シェル構造 shell structure

一部の楕円銀河に見られる同心円状の貝殻のような構造で、リップル構造ともいう。その表面輝度は銀河本体よりもずっと低い。楕円銀河に矮小銀河が落ち込んで潮汐力によって壊され、細長く引き伸ばされてできたと考えられている。もしそう[…]

質量ゆらぎ mass fluctuations

宇宙の大規模構造における質量ゆらぎとは、ある大きさの体積に含まれる質量が場所ごとにゆらいでいることを表す。ある固定した半径の球を宇宙の至るところに考え、その中に含まれる質量の分散を用いて定量化される。質量ゆらぎの分散とそ[…]

磁場(惑星の) planetary magnetic fields

惑星の磁場は、惑星内部にある電気伝導度を持つ流体の運動によって生成され維持されていると考えられる。この流体が磁場中で対流を起こすと電流が生じ、その結果、新たな磁場が生成される。それがもとの磁場を強め電流のオーム散逸を上回[…]

重力波検出器 gravitational wave detector

一般相対性理論において予言される重力波を検出する検出器。重力波望遠鏡ということもある。特定の振動数の重力波を検出する共振型検出器と、レーザー光を直交する2方向に分けて往復させ、干渉を測るレーザー干渉計型がある。重力波の効[…]

シュプリームカム Suprime-Cam

すばる望遠鏡の主焦点に搭載された広視野カメラ。大気分散補正機能を持つ5群7枚のレンズ系からなる主焦点補正光学系により、視野の縁まで画質が劣化しないカメラを実現した。34分角x27分角の広視野を4096x2048画素の大型[…]

スーパーカミオカンデ Super-Kamiokande detector

カミオカンデの後継観測装置として、岐阜県神岡鉱山の地下に日本を中心とする国際協力で建設された巨大な水チェレンコフ検出器。天体ニュートリノの観測や陽子崩壊の観測を行うことを主な目的とし、1996年から観測を続けている。超純[…]