天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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あかつき探査機 Akatsuki

金星は厚い硫酸の雲に覆われているが、赤外線では金星の厚い雲を透かして内部の観測が出来る。金星は惑星の自転を60倍も上回る大気の回転(スーパーローテーション)が惑星規模で起こっていることが判っており、地球の気象とは異なる様[…]

あかり衛星 AKARI satellite

宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部(現・宇宙科学研究所)が中心となって開発した赤外線天文衛星。2006年2月22日にM-Vロケットで高度約750 km の太陽同期軌道に打ち上げられた。口径68.5 cm の炭化ケイ素[…]

天の川銀河 Milky Way Galaxy

太陽系が属している銀河のこと。銀河系とも言う。その一部が地球からは天の川として見えるので、この名がある。同じものを指す「天の川銀河」と「銀河系」という二つの用語の歴史については銀河系の項で解説している。 天の川銀河は渦[…]

位置-速度図 position-velocity diagram

天球上で指定した線に沿ってスペクトルを並べ、一方の軸を線に沿った位置、他方の軸を波長ないし周波数とし、後者をドップラー効果による視線速度の違いとして表した2次元の強度分布図のこと。英語で位置はposition、速度はve[…]

円盤銀河 disk galaxy

銀河円盤(ディスク)を持つ銀河、すなわち渦巻銀河とレンズ状銀河の総称。形態分類、ハッブル分類も参照。

カーブラックホール Kerr black hole

電荷を持たない回転するブラックホールで、その時空はアインシュタイン方程式の軸対称で定常、かつ漸近的に平坦な真空解で表される。回転の効果のため、地平線の外側にエルゴ領域という遠方の慣性系に対して静止できない領域ができる。こ[…]

開口測光 aperture photometry

測定する天体の中心にその中心を置いた一定の半径の仮想円(開口(aperture))内の天体からの光を積分して、その天体の明るさを定量的に見積もる測光手法。恒星などの点光源の明るさを測定する場合、通常は星像直径の2.5倍か[…]

ゴースト ghost

光学系を構成する光学素子は完全ではないために、明るい光源(天体)からの光の意図しない反射などにより生じる偽物の像。透過素子であるレンズは、わずかであってもレンズ表面での反射が避けられない。反射した光は別のレンズや鏡などを[…]

光球 photosphere

太陽や恒星を光で見たときに表面として見える層。通常、特定の波長(たとえば500 nm)で測った光学的深さが1程度の層を光球の底と考える。太陽の場合には数百kmの厚みをもつ。

黒点 sunspot

太陽表面にあって温度が約4000 Kと低い(光球の温度は約6000 K)ために暗く見える構造。中心部で特に暗い暗部と、その周囲の半暗部と呼ばれる比較的明るく、筋状の構造を示す領域とに分かれる。典型的には光球で数千ガウスの[…]

写真天頂筒 photographic zenith tube (PZT)

天頂付近を通る恒星の位置を写真によって精密に観測する特殊な望遠鏡。英語名の頭文字からPZTとも呼ばれる。光学系は、鉛直に固定した対物レンズとその下に置かれた水銀面からなる。水銀面を用いるのは反射面を厳密に水平にするためで[…]

スイフト衛星 Swift Gamma Ray Burst Explorer

2004年11月20日にデルタIIロケットによって高度600 km、軌道傾斜角20.56度の略円軌道に打ち上げられたガンマ線バースト観測衛星。NASAのエクスプローラー計画、MIDEX(Medium-class Expl[…]

ステラーコロナグラフ stellar coronagraph

明るい恒星のごく近傍にある伴星や惑星など暗い天体を観測するために用いられる装置。太陽系外惑星の直接撮像法による検出で広く用いられる。もともと、太陽の明るく光る部分の外側にある、コロナと呼ばれる薄い大気の観測のために開発さ[…]

装置回転機構 instrument rotator

経緯台方式の望遠鏡の焦点面では天体の視野が回転するので、これを補正するため焦点面装置自体を視野の回転に合わせて回転させる装置のこと。装置を回転させずに光学的に像の回転を打ち消す装置は像回転機構という。

速度場 velocity field

一般に連続体内部で個々の部分が異なった運動をするとき、その速度の分布を場所の関数として表現したもの。たとえば、銀河内部では恒星や星間ガスがさまざまな運動をしている場合、これを場所の関数として表現すれば、銀河内部運動の速度[…]

太陽 Sun

太陽系の中心に位置する恒星。スペクトル型はG2V型の主系列星で、およそ46億年前に水素燃焼段階に到達した(主系列星として誕生した)と考えられている(燃焼も参照)。表面温度は約6000度、中心の温度は約1500万度である。[…]

田中春夫 TANAKA Haruo

日本の天文学者(1922-1985)。日本における電波天文学研究のパイオニアの一人で、マイクロ波帯での太陽電波研究の世界的権威と評された。愛知県豊川市にあった名古屋大学空電研究所で多素子電波干渉計を世界に先駆けて開発し、[…]

TAMA300 Tama 300m interferometer

1995年より国立天文台三鷹キャンパス内に設置された重力波検出器。基線長300 mのファブリー-ペロー型マイケルソン干渉計である。国立天文台三鷹キャンパスがある多摩地域にちなんで「TAMA」、基線長から「300」と名づけ[…]

中間赤外線 mid-infrared ray

赤外線の中で、中間波長(3-40 μm)のものの名称。赤外線および電磁波を参照。

Tタウリ型星 T Tauri star

可視光でも観測される若い星のことであり、前主系列星の一種。 スペクトルにHα線などの輝線が見られる。原始星が進化して、周りのガスが少なくなった状態の星であり、内部構造において対流が卓越していると考えられる。HR図の林ト[…]