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αケンタウリ星系 Alpha Centauri system 

南天の星座、ケンタウルス座で最も明るいα星(αCen)は3個の星からなる三重連星であり、αケンタウリ星系と呼ばれる。太陽系に一番近い恒星系(距離4.3光年)でもある。αケンタウリA、Bと呼ばれる二つの星が、周期79.9年[…]

軌道角運動量 orbital angular momentum

主として原子物理で用いられる「電子の軌道角運動量」と主として天体力学で用いられる「天体の軌道角運動量」の2つがある。 1. 電子の軌道角運動量は、原子において電子が原子核の周りを回る軌道運動によって発生する角運動量[…]

軌道共鳴 orbital resonance

中心天体の周りを公転する二つの天体が互いに重力を及ぼし合う結果、両者の軌道が変化すること。軌道共鳴により軌道は安定化する場合もあるが不安定になる場合もある。 公転周期の時間スケールで影響する平均運動共鳴と、それよりも遥[…]

軌道傾斜角 (orbital)inclination

太陽の周りを回る惑星などの軌道は、近似的にはある一つの平面内にあると考えてよい。この平面をその惑星の軌道面と呼ぶが、基準となる面と軌道面とがなす角度 I のことを軌道傾斜角と呼ぶ。軌道要素も参照。

軌道不安定 orbital instability

もともと交差しない軌道上にあった複数の天体の軌道が乱されて、軌道が互いに交差するようになることを軌道不安定と呼ぶ。中心星の周りを公転する同程度の質量の天体(たとえば惑星)の数が2つの場合は、軌道間隔(軌道長半径の差)が、[…]

軌道要素 orbital element

惑星など太陽の周りを回る天体の軌道や運動を表現するときに便利な量が軌道要素である。惑星などの場合、その軌道は近似的に楕円軌道となるが、軌道要素としては楕円の形を表す軌道長半径 $a$と 離心率$e$、楕円の空間での向きを[…]

極軌道 polar orbit

地球の周りを回っている人工衛星の軌道のうち、軌道傾斜角がほぼ90°となっているもの。極軌道にある人工衛星は、その公転周期が地球の自転周期と特別な関係にない限り、時間が経つと地球の全表面の上空を飛行することになる。したがっ[…]

月食 lunar eclipse

太陽-地球-月がこの順番にほぼ一直線となり、地球の影に月が入って暗くなる現象。地球の半影に入る場合は月が暗くなったことはほとんどわからない。このため、一般的には単に月食というと、月が地球の本影に入る本影月食のことを指す。[…]

コンプトンガンマ線衛星 Compton Gamma Ray Observatory(CGRO)

1991年4月にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられたガンマ線 衛星。EGRET検出器、COMPTEL検出器、OSSE検出器、BATSE検出器の4種類の検出器を搭載し、総重量が17トンに及ぶ巨大な衛星で、ス[…]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

スピン-軌道相互作用 spin-orbit interaction(coupling)

電子のスピン角運動量と電子の軌道角運動量の相互作用のこと。本質的には量子力学的な効果で生じるが、定性的には古典論からの類推として以下のように説明することも可能である。電子は、そのスピンに対応して磁気モーメントを持つ。これ[…]

静止軌道 stationary orbit

地球の周りを回る人工衛星の公転周期は、地球中心からの距離が大きくなればなるほど長くなる(ケプラーの第3法則、ケプラーの法則参照)。ある特定の高度に人工衛星があると、その公転周期が地球の自転周期と一致することになる。このよ[…]

生存可能圏 habitable zone

ハビタブルゾーンを参照。

生存可能指標 signature of habitability

太陽系外惑星を含む惑星の観測から得られる、惑星大気の組成や表面温度などの情報のうち、液体の水が安定に存在していること、もしくは有機物が生成される可能性のある環境であること、を示すものを指す。具体的には、大気中の水、酸素、[…]

生命居住可能領域 habitable zone

ハビタブルゾーンを参照。

接触軌道要素 osculating orbital elements

軌道要素を参照。

太陽定数 solar constant

大気圏外の地球軌道上で単位面積が受ける太陽放射エネルギーのことで約1365 W m-2。1970年代後半から、太陽総放射計を搭載した人工衛星により精密な測定が行われている。太陽からの総放射量は、黒点が太陽表面に現れると瞬[…]

太陽同期軌道 sun synchronous orbit

人工衛星の軌道の一つで、北極と南極の上空を通過する極軌道のうち軌道面と太陽方向の角度が一定に保たれる軌道。 このうち、軌道面が太陽方向と垂直な軌道は常に明け方か夕方を通過するために衛星にとって同じ温度条件が保たれるので[…]

地動説 heliocentrism

1543年にコペルニクス(N. Copernicus)が、当時の標準的な宇宙観であった天動説に対して提示した説。惑星は中心にある太陽の周りを公転するとした。学術上の名称は「太陽中心説(heliocentrism)」である[…]

天動説 geocentrism

天球上の天体の動きを、地球が宇宙の中心にあって、他のすべての天体はその周りを公転するとして説明するモデルのこと。学術上の名称は「地球中心説(geocentrism)」である。複雑な惑星の見かけの運動を、円運動を基本として[…]