天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"电报加粉✅SMMFS.COM✅频道上粉飞机粉,loS"の検索結果(17件)

位相クロージャー phase closure

電波干渉計において、閉曲線を形作るような基線間で取得されたビジビリティを用い、それらの位相を合成して得られる量。たとえば、素子アンテナA, Bで構成される基線が測定するビジビリティ  ${\it \Gamma}_{\ma[…]

近接連星 close binary

連星のうちで、2つの星が互いに影響を及ぼすくらいに接近した系。ロッシュモデルも参照。

シーロスタット coelostat

2枚の平面鏡を組み合わせて、日周運動する天体を追尾するための仕組み。2枚のうち1枚は固定し、もう1枚を地球の自転軸に平行な軸(極軸)の周りに日周運動の半分の角速度(1時間に7.5°)で動かす。回転する鏡の角度を調整して、[…]

質量放出 (stellar)mass loss

星の表面から物質が星風として星間空間に放出される現象。太陽では、高温のコロナから太陽風として定常的な質量放出がみられ、彗星の尾の擾乱やオーロラ現象を引き起こしている。しかし質量放出率は1年に10-12太陽質量 (10-1[…]

大論争 The Great Debate

1920年4月26日にアメリカの現スミソニアン自然史博物館の建物で行われたアメリカ国立科学院の年会で, シャプレーとカーチスが宇宙の大きさに関して当時の二つの考え方を代表して行った公開討論会。 後にその記録が両者が書いた[…]

超新星爆発 supernova explosion

超新星を参照。

電離損失 ionization loss

荷電粒子が物質中を通過するとき、その物質を構成する原子を励起または電離することによりエネルギーを失う現象、あるいはその際失われるエネルギーをいう。電離損失を表す式はベーテ(H. A. Bethe)とブロッホ(F. Blo[…]

閉じた宇宙 closed universe

本来は、空間的に有限で、有限の体積を持つ宇宙モデルのことであるが、通常は正の曲率(K=+1)を持つロバートソン-ウォーカー計量で表される宇宙モデルを指す。しかし、たとえば平坦な宇宙であっても、周期的座標を取って端点同士を[…]

爆縮 implosion

大質量の恒星の進化の最終段階にみられる、鉄のコア(中心核)の急激な収縮。超新星爆発を起こす直前の星の中心部では、鉄のコアが成長し密度と温度が上昇する。その結果、電子捕獲反応と鉄の光分解によってコアが不安定になり、重力崩壊[…]

ハッブル定数の緊張 Hubble tension

宇宙初期、具体的には宇宙の晴れ上がり時点(宇宙誕生から約38万年後)、から我々に届く宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のデータを基に構築された宇宙モデルが与えるハッブル定数と、そこから138億年経過した現在の宇宙の観測から[…]

バブコック Babcock, Harold Delos

ハロルド・バブコック(Harold D. Babcock; 1882-1968)はアメリカの天文学者。カリフォルニア大学バークレー校を卒業し、ウィルソン山天文台で1907年から1948年まで研究した。後期には息子のホーレ[…]

VISTA望遠鏡 Visible and Infrared Survey Telescope for Astronomy (VISTA)

可視光から赤外線までの波長で広い天域のサーベイ観測を目的として、2008年にチリのパラナル天文台に設置された口径4mの望遠鏡。ロンドン大学クイーンメリー校を中心とする英国の18の大学が連合してヨーロッパ南天天文台(ESO[…]

プリンキピア Philosophiae Naturalis Principia Mathematica

ニュートン(I. Newton)による1687年の著作。『自然哲学の数学的諸原理』と訳されることが多い。自然哲学とは、純粋に思弁的な哲学ではなく、自然界の法則を実験的に探求する現在の物理学に近い。運動の法則や万有引力の法[…]

閉位相 closure phase

3開口(素子)の干渉計で同時に取得した3基線の複素可視度の積のこと。現実の干渉計では、大気ゆらぎや遅延線の誤差などによって複素可視度に位相誤差が生じる。2つの開口の組み合わせで得られる単一の複素可視度ではこの誤差の影響を[…]

閉サイクル冷凍機 closed cycle cooler

観測装置内部を冷却する手段の一つ。赤外線は常温の物体からも熱放射されることから、赤外線観測装置では装置内部全体を冷却する必要がある。また、可視光の観測装置でもCCDなどの検出器は暗電流を抑えるために冷却する必要がある。冷[…]

ヨーロッパ南天天文台 European Southern Observatory(ESO)

南天の観測を目指して1962年に欧州の5か国で発足した国際天文台。通称はESO(イーソー)。2021年時点では、オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリー、オランダ[…]

ロケデロスムチャーチョス天文台 Roque de los Muchachos Observatory

スペインのカナリー諸島のラパルマ島、標高約2400 mのカルデラ火山の山頂にある天文台。カナリー天体物理学研究所が所有し運用する。正式名称はスペイン語だが、ラパルマ天文台と通称されることもある。スペイン、イギリスなど欧州[…]