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「画像説明文」に含まれる"电报中文粉英文粉✅SMMFS.COM✅自定义评论帖子浏览,aRo"の検索結果(26件)

アーロンソン Aaronson, Marc

マーク・アーロンソン(Marc Aaaronson; 1950-1987)はアメリカの天文学者。キットピーク天文台の4mメイヨール望遠鏡で観測中の事故で死亡した。 アーロンソンはロスアンジェルスで生まれ、カリフォルニア[…]

いて座A Sagittarius A(Sgr A)

天の川銀河(銀河系)の中心に対応する電波天体。地球から見ていて座の方向に見える。初期の電波観測ではいて座で最も強い電波源であったため、この名で呼ばれるようになった。分解能が高い観測が行われるようになると、電波放射の特徴お[…]

イベントホライズンテレスコープ Event Horizon Telescope

多数のミリ波・サブミリ波望遠鏡による地球規模の超長基線電波干渉計(VLBI)を構成して、ブラックホールのごく近傍、事象の地平線(イベントホライズン)近くまでの画像を高い空間分解能で撮像し、ブラックホールの物理の解明を目指[…]

おとめ座銀河団への落ち込み運動 Virgo infall motion

局所超銀河団の銀河がおとめ座銀河団の重力に引かれて落ち込んでいる運動のこと。多数の銀河の距離と視線速度(後退速度)を測定し、視線速度がハッブル流からどれくらいずれているかを調べる過程で1980年頃に発見された。天の川銀河[…]

CANGAROO CANGAROO

カンガルーガンマ線望遠鏡を参照。

カンガルーガンマ線望遠鏡 Collaboration of Australia and Nippon for a Gamma Ray Observatory in the Outback(CANGAROO)

日本とオーストラリアの共同によりオーストラリアのウーメラ近郊の砂漠地帯に設置された大気チェレンコフ望遠鏡。第1世代は3.8 m口径で1992年から、第2世代は10 m口径で1999年から、第3世代は10 m口径4台のシス[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

サイモンズ天文台 Simons Observatory

宇宙の起源と初期進化に関わる基本的な物理プロセスの解明に向けて、国際的な宇宙論研究プロジェクトがチリ北部のアタカマ砂漠、標高5200 mの高地に建設中の天文台。三世代ニュートリノの質量の和(あるいは上限値)の決定、軽い素[…]

サハロフの3条件 Sakharov 3 conditions

バリオン数ゼロの状態から、正味のバリオン数(バリオン数から反バリオン数を引いたもの)を生成するために必要な条件のこと。 1. バリオン数を破る反応、つまり、前後でバリオン数が変化するような反応が存在すること。 2. […]

サロス周期 Saros

同じような状況の日食が起こる周期で、約6585.32日(18年と11日、ただしうるう(閏)年が5回あれば10日)である。単にサロスということもある。ほぼ18年を 周期として同じような日食が起こることは、既に紀元前600年[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

スチュワード天文台 Steward Observatory

アメリカ合衆国アリゾナ大学の持つ天文台。ラビニア・スチュワード(L. Steward)の寄付により、1916年に設立された。マルチミラー望遠鏡、グレアム山国際天文台(大型双眼望遠鏡)を運用しており、ほかにもキットピーク国[…]

スペクトルエネルギー分布 spectral energy distribution(SED)

スペクトルとほぼ同じ意味であるが、波長あるいは振動数(周波数)の関数としてグラフで表現される電磁波の強度分布に注目する場合に使われる用語。研究分野ではSEDと省略されることが多い。 多数の星からなる銀河の紫外-可視光-[…]

多環式芳香族炭化水素 polycyclic aromatic hydrocarbon(PAH)

ベンゼン環を多数持つ一群の分子で、星間ダストのモデルとして考えられている炭素系の微粒子。 赤外線放射による銀河面の表面輝度スペクトルにおいて、6-14 μm 帯に見られるいくつかの放射ピークからなるバンド構造が見られる[…]

タリー-フィッシャー関係 Tully-Fisher relation

渦巻銀河の光度 L と回転速度 V の間に見られる L ∝ V n という形の相関関係で、銀河のスケーリング則の1つ。渦巻銀河に対するもので、1977年にタリー(B.Tully)とフィッシャー(J.Fisher)によって[…]

特異運動(銀河の) peculiar motion

銀河は宇宙の膨張にともなって、銀河までの距離に応じて、より遠い銀河ほど大きな速度でわれわれから後退しているように見える(ハッブル-ルメートルの法則)。この宇宙膨張による見かけの速度(ハッブル流)以外の速度成分を特異運動と[…]

二重ブラックホール連星 double black hole binary

ブラックホールとブラックホールの連星系。連星ブラックホールとも呼ばれる。 2015年にLIGO(Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)で検出された重力波[…]

ハーシェル,カロライン Herschel, Caroline Lucretia

ドイツ生まれのイギリスの女性天文学者(1750-1848)。兄、ウィリアム・ハーシェルの観測助手を務めて天体観測を行い、自らもハーシェル・リゴレ周期彗星など、いくつかの彗星を発見した。またウィリアムの観測を整理して星雲カ[…]

ハービッグ-ハロー天体 Herbig-Haro object

星形成領域の周縁部に見つかる拡がった星雲状の天体。典型的なものでは先端に弧状衝撃波の構造が見られ、年程度の時間スケールでの時間変動が観測されている。星が生まれる際に2つの極方向に放出される光学ジェットが周りのガスと衝突し[…]

ハクラ Huchra, John Peter

ジョン・ハクラ(John Huchra; 1948-2010)はアメリカの天文学者。アメリカのニュージャージー州のジャージー市で、列車車掌の父と主婦である母の元に生まれた。1970年にマサチューセッツ工科大学で物理学を学[…]