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4000Åブレイク

 

よみ方

よんせんおんぐすとろーむぶれいく

英 語

4000 Å break

説 明

星や銀河のスペクトルに見られる、4000Å付近を境に長波長側から短波長側への急激なスペクトルの落ち込み(ブレイク)のことをいう。主に銀河のスペクトル(多数の星のスペクトルが合成されたもの)に対して用いる。HK線と呼ばれる1階電離のカルシウム(Ca II)による吸収線(3934 Å, 3968 Å)をはじめ、4000 Åより短波長側に多くの金属元素(鉄やマグネシウムなど)による吸収線が集中しているために、このように顕著なブレイクが見られる。星の年齢と金属量が大きいほど、吸収線が強くなり、ブレイクの強さも増大する傾向がある。
若い星(特にA型星)でもバルマー吸収端(3646 Å)によるブレイク(バルマー不連続)が見られるが、これはバルマーブレイクと呼ぶ。両者の波長が近いため、銀河の低分散スペクトルではその区別は難しい。2つを一緒にして4000Åブレイクと現象論的に呼ぶと考えてよい。

2018年08月18日更新

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    近傍の楕円銀河NGC1339、NGC1399、NGC1404 、NGC1427の可視光スペクトル。多数の吸収線とともに4000Å付近で急激な落ち込みが見える。
    (Pickles & Visvanathan 1985, ApJ 294, 134より引用)
    http://adsabs.harvard.edu/abs/1985ApJ...294..134P