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地球温暖化

 

よみ方

ちきゅうおんだんか

英 語

global warming

説 明

狭い意味では1900年頃から現代にかけて地球の平均気温がそれまでに例を見なかったほど急速に上昇していることをさすが、一般には「気候変動(climate change)」と同じ意味で、その期間の気候全般の長期的な変動を指す。すなわち、気温上昇だけでなく、降水量変化, 地表の氷の減少、気圧配置や風の吹き方などの気象の長期変化、海流の変化など地球全体としてみたときの気候の変化を指している。
急速な地球温暖化の主な原因は、産業革命以降、人間の活動に伴って大気中の二酸化炭素やメタンなどのいわゆる温室効果ガス*の濃度が急速に高まってきたためである。地球温暖化については、自然の影響が主な原因で、人間活動の影響(人為影響)はないか、あるとしても影響は少ないという人為影響への「懐疑論」もあったが、IPCC*の第5次報告書では、精密な気候モデル*を用いた解析から、人為影響が支配的であると明確に述べられている。
また、地球温暖化懐疑論の主な論点毎に、科学的データに基づいた反論をまとめた資料が以下にある。
http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/web_ir3s/sosho/all.pdf


世界気象機関(WMO):2050年の天気予報(NHK)

https://youtu.be/NCqVbJwmyuo

2018年04月20日更新

関連画像

地球温暖化
*自然影響のみでは観測されている急激な気温上昇を説明できず、人為影響を含めると説明できることを示す図。CMIPは気候モデルの名前。
住明正「地球温暖化」、シリーズ現代の天文学第1巻、岡村他編「人類の住む宇宙」6.5節 図6.39 (日本評論社)
(原図は IPCCの第5次報告書)