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天体の運動を扱う天文学の一分野。動力学的天文学(dynamical astronomy)と呼ぶこともある。軌道運動の解析についてはケプラーの法則に始まり、ニュートン(I. Newton)の万有引力の法則と運動方程式によっ […]
制限三体問題において、二体問題となる2天体が円運動をしている場合には質量の無視できる3体目の天体の運動においてヤコビ積分と呼ばれる量が保存される。ティスランの判定式はこのヤコビ積分を簡略化してその保存則を近似的に表したも […]
巨視的状態が変化しない、時間的に変化しない宇宙のこと。静的宇宙はこれに含まれるが、膨張宇宙であっても、エネルギー保存則を破った物質生成が起これば、エネルギー密度を一定に保つことはできるので、定常宇宙は実現可能である。しか […]
宇宙には始まりも終わりもない、という宇宙論。古くは宇宙項を導入したアインシュタイン(A. Einstein)の静的宇宙があったが、これは摂動に対して不安定なので、実現不可能な解であった。ハッブル(E. Hubble)によ […]
天の川銀河の中心付近に見える特異な構造の電波天体。過去には、いて座A*と一体の天体と見なされていたこともあったが、VLAによる高分解能観測の結果、複数のフィラメント状の構造がほぼ平行して並んでいることがわかった。その直後 […]
銀河面に対して垂直方向に伸びる、電波で観測される構造。スパーは刺の意味。特に、電波連続波で観測されるものが有名で、一番目立つものは銀河面から北銀極に達する北極スパーである。立体的にも銀河面から垂直に伸びる構造と考えられて […]
1. 電波銀河やクェーサーに付随して見つかる電波で広がった構造。活動銀河核から吹き出すジェットの末端に見え、このジェットによって中心核から供給される相対論的電子によって電波を放射していると考えられている。銀河を中心に両側 […]
電波で観測される宇宙ジェット。活動銀河核から反対方向に銀河のサイズの何倍もの長さに噴き出しているものが多い。電波はシンクロトロン放射によるものである。
原子核が電子を捕獲し、原子核内の陽子が中性子に変わる反応。これにより原子番号が一つ減少する。原子核が陽子過剰になった場合は安定核になるまで自発的に起こる。一方、電子縮退の起こっている環境で密度が高くなると、エネルギーの高 […]
高エネルギーのガンマ線、電子または陽電子が物質中で引き起こすカスケードシャワー(粒子の増殖現象)。ガンマ線による電子-陽電子対生成と、電子-陽電子の制動放射という電磁相互作用の繰り返しで粒子数が増大し、粒子の平均エネルギ […]
高密度の電離ガスにおいて、電子の運動エネルギー分布が、エネルギーの低い状態から許容される最も高い状態まですべて埋まった分布となっていること。量子力学の不確定性原理により、ある大きさのエネルギー(運動量)以下の運動の状態の […]
電磁場に対するポテンシャルで、スカラーポテンシャル $ \phi$ とベクトルポテンシャル $\boldsymbol{A}$ からなる。電場と磁場はポテンシャルを使って次のように書ける。 $$\boldsymbol{E} […]
自然界の基本的な四つの力のうちの2つである電磁気力と弱い力を統一的に扱う理論。1972年ワインバーグ(S. Weinberg)とサラム(A. Salam)によって独立に提唱されたので、ワインバーグ-サラム理論とも呼ばれる […]
アルベーン(H. Alfven)により体系化された電磁流体力学で現れる波動であり、MHD波動とも呼ばれる。これはプラズマ中のさまざまな波動のうちイオンのジャイロ周波数に比べてゆっくりとした変動にたいする波動のことであり、 […]
水素分子(H2)のような電気双極子モーメントを持たない分子であっても、電子の分布は非球対称なので、質量中心周りの回転に対して電子分布の形は変化する。水素分子のように電子分布が左右対称ならば、1/2回転ごとに元に戻り、1/ […]
原子番号や質量数の異なる2つ以上の原子からなる分子(異核分子)は、分子の質量中心と電荷分布の重心が異なるため、重心に対して、正と負の電荷を両端に持つ電気双極子モーメントを持つことになる。これは外部から電場をかけなくても分 […]
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