天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2024年03月17日 人名

デモクリトス

デモクリトス(Democritus;c.BC460 – BC370)はトラキア地方のアブデラ出身の古代ギリシアの哲学者。レウキッポス(Leucippus)を師として原子論を大成した。アナクサゴラスの弟子でもあ […]

2022年10月25日 装置・施設・データベース

天球図譜

英国の初代王室天文官フラムスティードの観測データをもとに1729年に出版された星図。出版に関してニュートン、ハレーとフラムスティードの間に問題が起き、古いデータに基づく暫定版をニュートンとハレーがフラムスティードの同意を […]

2022年07月13日 観測技術

ディフラクション・スパイク

回折スパイクのこと。

2022年01月24日 観測技術

天体写真測光

19世紀前半に発明された写真は19世紀終わり頃から、可視光天文学の中心的な光検出器として100年以上にわたって広く用いられた。写真が用いられる以前の眼視による観測では、瞳を通過してきた光を視覚で捉える瞬間的認知だったが、 […]

2022年01月11日 銀河・銀河団

Dn-σ 関係

楕円銀河の中の星の運動の速度分散 σ と一定の面輝度 n (mag/arcsec2) における銀河の直径 Dn との間の相関関係。1987年に、「七人の侍(Seven Samurai)」と称されたドレスラー(Alan D […]

2020年05月17日 理論

天文学

宇宙とその中にある全てのものの起源と進化とその性質、およびそこで起きるさまざまな現象を知ることを目的とする学問である。「天文学」の他に「天体物理学」、「宇宙物理学」、「宇宙科学」などそれぞれの側面を反映した名前も用いられ […]

2020年04月15日 人名

ディラック

ポール・ディラック(Paul Dirac; 1902-1984)はイギリスの理論物理学者。1902年、イギリス、ブリストル生まれ。1921年にブリストル大学に入学し電気工学を専攻するが、翌年、ケンブリッジ大学に進学し物理 […]

2019年12月15日 その他

天体

宇宙にある「もの」を総称する言葉として一般社会では広く使われているが、学術用語ではないのではっきりとした定義はない。あえて言えば、「宇宙の背景(宇宙全体の平均)から浮き出して、ある形を持って見分けられるものの総称」という […]

2019年09月05日 理論

電気素量

陽子1個が持つ電荷(電気量)のこと。電子1個が持つ電荷の符号を変えた値に等しい。電気量の単位となる物理定数であり、一般に記号 $e$ で表される。素電荷とも呼ばれる。 2019年5月20日より施行された新しい定義に基づく […]

2019年08月16日 その他

ディケイダルサーベイ

decadal surveyを参照。

2019年08月15日 その他

decadal survey

正式名称は、The astronomy and astrophysics decadal survey(天文学・天体物理学の10年毎調査:ディケイダル・サーベイと略称される)である。全米アカデミーズの物理学・天文学部会( […]

2019年06月20日 太陽系外惑星

TESS衛星

トランジット法によって宇宙から太陽系外惑星を探査するための人工衛星。英語名Transiting Exoplanet Survey Satelliteの頭文字をとってTESS(テス)あるいはTESS衛星と呼ばれる。マサチュ […]

2019年06月20日 太陽系外惑星

テス衛星

TESS衛星を参照。

2019年05月01日 人名

寺尾寿

日本の天文学者(1855-1923)。門下生には平山信、木村栄、平山清次らがおり、初代東京天文台長(1888-1919)、初代日本天文学会長(1909-1919)を務め、近代日本天文学の基礎を固めた。1878年に東京大学 […]

2018年12月22日 理論

電子

レプトン族と呼ばれる素粒子の一種で負の電荷の単位となる基本粒子。陽子、中性子とともに原子を構成する。質量は約9.10×10-31 kg。素粒子はスピンが半整数のフェルミ統計に従うフェルミ粒子(フェルミオン)と整数のボーズ […]

2018年12月11日 観測天文学

天体カタログ

天体の情報を体系的にまとめたリスト(表)のこと。星のカタログは星表と呼ばれることが多い。最も古い星表は紀元前129年に完成したと言われるヒッパルコス星表で、1000個あまりの恒星の位置と明るさの光度階級が記載されている。 […]

2018年12月11日 観測技術

電離損失

荷電粒子が物質中を通過するとき、その物質を構成する原子を励起または電離することによりエネルギーを失う現象、あるいはその際失われるエネルギーをいう。電離損失を表す式はベーテ(H. A. Bethe)とブロッホ(F. Blo […]

2018年12月11日 観測天文学

天文座標系

天体の位置を表すために用いられる座標系。赤道座標系、黄道座標系、銀河座標系、超銀河座標系など天球上に張られた天球座標系と、観測者から見た地平座標系がある。

2018年05月02日 高エネルギー現象

天体物理学的ジェット

宇宙ジェットを参照。

2018年02月20日 観測天文学

DLA

クェーサー吸収線系であるライマンα吸収線の中で、中性水素柱密度が1020-1022 cm-2 と非常に高い場合、吸収線に減衰ウィングと呼ばれる線輪郭を示すものがあり、これを減衰ライマンα吸収線系(Damped Lyman […]


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関連画像

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*クェーサーQ0102-190(赤方偏移3.035)のスペクトルにみられるDLA。銀河のスペクトルに現れる特徴で、波長が4100Å付近にある広がった吸収線の部分がDLAによる吸収線に対応する。
梅村雅之・千葉柾司・西 亮一「銀河形成理論」、シリーズ現代の天文学 第3巻、二間瀬・池内・千葉編『宇宙論II』 5章 図5.11(日本評論社)