天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2017年08月26日 恒星

スペクトル型(星の)

スペクトルによる恒星分類で用いられるグループ(下の表参照)。星の放射スペクトルには、連続光成分に加え星の大気中の原子や分子によるスペクトル線吸収が現れる。この吸収スペクトルの種類と強度により、星のスペクトル型が定義される […]

2017年08月26日 恒星

スペクトル分類(星の)

恒星のスペクトルを吸収線の種類と強度によって分類したもの。現在のスペクトル分類の基になったのはハーバード分類である。これは1901年にハーバード大学天文台のキャノン(A.J. Cannon)とピッカリング(E.C. Pi […]

2017年08月26日 その他

水素負イオン

水素の原子核(陽子)に束縛された電子が2つある原子は1価の陰イオンとなるのでこの名がある。 H– と書かれる。太陽などの星の大気に存在し、この領域で可視光から赤外域での光の吸収の主要因となる。1939年にアメ […]

2017年08月26日 観測技術

スリット分光

天体の像を取得する観測を撮像観測というのに対し、プリズムや回折格子などの分散素子を用いて天体のスペクトルを取得する観測を分光観測と呼ぶ。スリット分光は、スリットと呼ばれる細長い小窓を望遠鏡焦点面に置き、それを通して入射す […]

2017年08月26日 観測技術

スリットレス分光

対物分光を参照。

2017年08月26日 観測天文学

スペクトル

電磁波をプリズムや回折格子などの分散素子に通して得られる波長ごとの強度分布を示す画像やグラフのこと(電磁波以外の信号や 人文社会科学などでも様々な対象に対してスペクトルという言葉が 用いられるがここでは触れない)。 電磁 […]

2017年08月26日 観測天文学

スペクトルエネルギー分布

スペクトルとほぼ同じ意味であるが、波長あるいは振動数(周波数)の関数としてグラフで表現される電磁波の強度分布に注目する場合に使われる用語。研究分野ではSEDと省略されることが多い。 多数の星からなる銀河の紫外-可視光-近 […]

2017年08月26日 観測天文学

スペクトル線

スペクトル中の輝線と吸収線を合わせた呼び名。原子中の電子が2つのエネルギー準位の間を遷移するときに生じる。光子からエネルギーを吸収すると低い準位にあった電子が高い準位に遷移する。逆に、電子が高い準位から低い準位に遷移する […]

2017年08月26日 観測技術

スリット

スリット分光を参照。

2017年08月26日 観測技術

スパイダー

反射望遠鏡の副鏡を支えるために、副鏡支持部から外側に放射状に望遠鏡筒部分(主に鏡筒先の筒頂環)に渡された梁構造。望遠鏡光路をできるだけ妨げないように、薄板かワイヤで構成される。スパイダーを構成する薄板やワイヤは、望遠鏡の […]

2017年08月26日 観測天文学

スターカウント法

星計数法を参照。

2017年08月26日 観測技術

スネルの法則

屈折率 $n_1$ の媒質から入射角 $\theta_1$ で入射した光線が屈折率 $n_2$ の媒質中に屈折角 $\theta_2$ で出ていくとき、これらの間には $$n_1\sin\theta_1=n_2\sin\ […]

2017年08月26日 観測技術

スカイ雑音

背景雑音を参照。

2017年08月26日 観測天文学

スケーリング則(銀河の)

光度、表面輝度、内部運動速度など銀河全体を表す物理量の間に見られる相関関係。たとえば2変数の場合は y ∝ x n(n は定数)という形をとる。楕円銀河のスケーリング則には、3つの物理量の間の極めて強い相関である基本平面 […]

2017年08月26日 観測天文学

水平分枝星

水平分枝にある星。球状星団で顕著に見られる。金属量の高い星団では赤色巨星分枝近くに塊のように集まるので、クランプ星と呼ばれる。

2017年08月26日 恒星

水銀・マンガン星

化学特異星を参照。

2017年08月26日 恒星

水素欠乏星

水素吸収線が弱いことから水素が相対的に欠乏していると考えられる星。PG1159型星とかんむり座R型星(R CrB型星)がある。前者は、漸近巨星分枝段階を経て、水素の多い外層を失って白色矮星へ移行する途中の後漸近巨星分枝( […]

2017年08月26日 観測天文学

ステラジアン

ステラジアン(sr)は立体角の単位である。立体角は二次元の角度(平面角)を三次元に拡張した概念であり、球面上の面積と球の半径の2乗の比で与えられる。図に示す記号を用いると、立体角 $\Omega$ は $\Omega=A […]

2017年08月26日 人名

スライファー

スライファー(Vesto Melvin Slipher;1875-1969)はアメリカの天文学者。インディアナ大学で1909年に博士号を取得、ローウェル天文台に入り1926-52年まで台長を務めた。米国における天体分光観 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

スペースシャトル

アメリカ航空宇宙局(NASA)が開発した世界初の有人飛行ができる再使用型宇宙船。最大7人の乗員と貨物を搭載でき、人工衛星の運搬、無重力状態を利用した科学実験、国際宇宙ステーションの建設などに使われた。1981年の初飛行以 […]


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関連画像

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サービスミッションの様子(NASA)
https://www.nasa.gov/mission_pages/hubble/servicing/index.html
スペースシャトルの打ち上げ
ディスカバリーによるハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ(1990年4月24日午前8時33分(NASA)
https://www.spacetelescope.org/images/hst_launch_hi/