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スネルの法則

高

よみ方

すねるのほうそく

英 語

Snell's law

説 明

屈折率n_1の媒質から入射角\theta_1で入射した光線が屈折率n_2の媒質中に屈折角\theta_2で出ていくとき、これらの間には
n_1\sin\theta_1=n_2\sin\theta_2
の関係があり、これをスネルの法則または屈折の法則と呼ぶ。名前はこの法則を発見したオランダの天文学者・数学者であるスネル(W.Snell:1580-1626)に由来する。
屈折現象は古くはイスラム科学者のイブン=サフル(Ibn Sahl:940–1000) とアルハゼン(Alhazen:965頃-1040頃)、また近代ではフランスのデカルト(R.Descartes:1596-1650)、オランダのホイヘンス(C. Huygens:1629-1695)らが研究している。ホイヘンスの原理も参照。

2022年12月03日更新

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    *入射角と屈折角の関係