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メートル条約に基づいて1875年に設立された国際的な研究機関で、その活動と予算は条約加盟国(2021年時点で57か国)の合意に基づいて決められる(日本は1885年にメートル条約に加盟)。フランス語の名称(Bureau I […]
宇宙の単位体積当たりの光度のこと。いわば宇宙空間の明るさである。光度には、(観測者が指定する)あるバンドにおける光度(正確には単位周波数当たりの光度)が用いられ、体積には共動体積が用いられる。ある赤方偏移における光度密度 […]
2つの経路に沿った電磁波の伝播経路の光学的な長さの差。伝播する媒質が真空の場合は幾何学的な長さの差となるが、一般には、光路の微小距離 $ds$ にその場での屈折率 $n$ を掛けて光路に沿って積分した $\int\,{n […]
中心波長の数分の1の波長幅を持つ広帯域フィルターを用いる測光観測。測光システムに基づいたいくつかの波長帯で観測することにより、天体の色(多色の場合はスペクトルエネルギー分布)から天体の大まかな性質を調べることができる。
光学系を特徴づける軸のことで、光学系を通過する光束の向かう方向を定める。多くの光学系(レンズ、カメラなど)は回転対称形をしており、そのような系においては、光軸は系の光学的な対称軸と一致する。一般に、光学系は光軸上を通る光 […]
可視光以外の波長で観測され検出された天体の、可視光(近年では近赤外線も含む)での対応天体のこと。電波観測や高エネルギー観測で見つかった天体に光学対応天体があると、その理解が大きく進むことが多い。可視光観測は天文学の創生の […]
電磁波が有限な厚さの物質中を透過する際に吸収される程度を示す物理量で、変数 $\tau$で表すのが慣例。周波数$\nu$ ごとに定義することが多く、それを明示するために $\tau_\nu$ と書くことも多い。 特定の周 […]
光の強度の吸収による減少を決める量。光学的厚さともいう。粒子の吸収断面積α(アルファ)、数密度nの層の厚みdsの光学的厚みdτは dτ= n α dsで定義され、無次元量である。これにより光の強度Iの変化dIは dI = […]
OTFとも呼ばれる。正弦波状の明暗のコントラストを持つ物面(光源)を光学系を用い て結像させたときに、得られる像面での明暗のコントラストと位相の ずれを正弦波の空間周波数ごとに求めた関数。光学系に対す る入出力の関係を記 […]
光学素子単体もしくは複数の光学素子からなる光学系で、焦点距離(f)の有効口径(D)に対する比(F=f/D)。F比あるいは焦点比ともいう。焦点位置からみた光束の角度広がりに対応する。数値が小さいほど光束の角度広がりが大きく […]
運動している観測者から天体を見ると、光の速度が有限であるために、天体の方向が真の方向から観測者の運動方向にずれて見える。この現象を光行差といい、18世紀のイギリスの天文学者ブラッドレー(J. Bradley)により発見さ […]
天体の位置を地球から観測すると、その方向が1年周期で変化して見える。これは地球の公転運動による光行差のためであり、年周光行差と呼ばれる。年周光行差によって天体が見える方向がずれていく様子を1年間描いてみると、一般的には楕 […]
地球が太陽の周りを公転している速度のために、天体の見える方向は1年周期で変化する。これが年周光行差と呼ばれているが、年周光行差によって見える方向が真の方向からずれる量の最大値を光行差定数と呼ぶ。光速をc、地球の平均の公転 […]
電離ガス中の制動放射(自由-自由放射)において、古典力学に基づくモデル計算に対する補正係数をいう。非常に大雑把な近似計算と比較すると陽イオンのそばを電子が通過するときの衝突係数bの実際的な最大値と最小値をbmaxとbmi […]
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