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光学対応天体

 

よみ方

こうがくたいおうてんたい

英 語

optical counterpart

説 明

可視光以外の波長で観測され検出された天体の、可視光(近年では近赤外線も含む)での対応天体のこと。電波観測や高エネルギー観測で見つかった天体に光学対応天体があると、その理解が大きく進むことが多い。可視光観測は天文学の創生の時代からの長い歴史があり、多種多様の天体について、可視光データの蓄積がある。そこで、未知の天体が発見されたとき、その光学対応天体を同定して、その精密位置や可視光の性質を手掛かりにその正体に迫るという試みが広くなされる。光学的同定も参照。

2018年03月06日更新

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