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太陽日

高

よみ方

たいようじつ

英 語

solar day

説 明

太陽日とはいわゆる「1日」のことである。太陽の動きに基づく時刻(太陽時)で測った1日、すなわち太陽が一度南中してから次に南中するまでの時間を視太陽日(あるいは真太陽日)と呼ぶ。黄道上の太陽の動きはケプラーの法則(第2法則)から分かるように、季節によって僅かに変化する。したがって視太陽日の長さも季節によって変わる。一方、季節によらず一様な時刻系である平均太陽時で測った1日を平均太陽日と呼ぶ。平均太陽日を基準とすると、視太陽日の長さは季節により±30秒程度の幅で変動する。視太陽時と平均太陽時の差は均時差と呼ばれる。

1日は時間の素朴な概念のベースであり、歴史的には1日を分割することで1時間・1分・1秒といった単位が誕生した。現在では1秒は原子時計により正確に刻まれるため、逆に1日の長さを測ることができる。地球の自転速度はさまざまな要因で変化するために、1日の長さも毎日わずかに変化する。このずれを補正するのがうるう秒の役割で、国際原子時(TAI)にこの補正を行った協定世界時(UTC)が現在の時刻標準となっている。
暦(れき)も参照。

2023年09月15日更新

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    * 視太陽日の長さは太陽の南中時の間隔に等しく、季節により±30秒程度の変動がある。(クレジット:国立天文台暦計算室)
    https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FC6EEC3E6BBFEB9EFA4CFCAD1B2BDA4B9A4EB.html
    * 均時差。横軸は年初から数えた日数。
    片山真人「天体位置の表現」、シリーズ現代の天文学 第13巻、福島登志夫編『天体の位置と運動』第2版 2章 図2.1(日本評論社)
    * 1日の長さの変動(クレジット:国立天文台暦計算室)
    https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/A6A4A3D4.html