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小マゼラン銀河

高

よみ方

しょうまぜらんぎんが

英 語

Small Magellanic Cloud

説 明

局所銀河群に属する銀河の一つで、天の川銀河銀河系)の伴銀河の一つ。夜空で肉眼で見ると地表の明かりなどで照らしだされた白雲のように見えるため、小マゼラン雲ともいう。可視光で見ると非対称で整った形がないため不規則銀河に分類される。規模が小さいため、矮小不規則銀河(矮小銀河を参照)に分類する人もいる。ただし、星間ガス分布までみると渦巻銀河に似た特徴も示す。太陽系からの距離は65キロパーセク(65 kpc=20万光年)で、質量は2×109$\,M_{\odot}$である。距離が近いため、この銀河内の天体を個々に分解することがかなり以前から可能であり、同程度の距離にある恒星群として、それらを比較研究するのに適している。例えば、セファイド周期-光度関係は、小マゼラン銀河中のセファイドの観測によって発見された。マゼラン銀河も参照。

2024年11月19日更新

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    小マゼラン銀河の拡大画像。CTIO(セロトロロ インターアメリカン天文台)の4mブランコ望遠鏡による撮影 (画像提供:NOAO/AURA/NSF)
    https://www.noao.edu/image_gallery/html/im0563.html
    大小マゼラン銀河の可視光画像。左側の小さめの銀河が小マゼラン銀河。画像提供:NOAO/AURA/NSF。https://www.noao.edu/image_gallery/html/im0564.html