天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「説明文」に含まれる"PP Crypto(hkotc.cc)KzSk"の検索結果(169件)

早川幸男 HAYAKAWA Satio

日本の物理学者、天体物理学者(1923-92)。宇宙線の超新星起源説、およびガンマ線天文学の提唱者。愛媛県新居浜生まれ。東京帝国大学物理学科の朝永振一郎ゼミで素粒子論を学ぶ。卒業後、気象研究所、大阪市立大学物理学教室、京[…]

林忠四郎 HAYASHI Chushiro

日本の天体物理学者(1920-2010)。恒星誕生の過程における林フェーズの発見、恒星の進化に関する林-蓬茨-杉本(HHS)論文、太陽系生成の京都モデル、ビッグバンでの元素生成理論などの業績がある。京都市生まれ、東京帝国[…]

パルサータイミング法 pulsar-timing method

中性子星(パルサー)の周りを公転する惑星の検出方法。もし中性子星に惑星があると、中性子星は惑星の重力を受け、惑星との共通重心の周りを公転する。惑星の軌道面が視線方向に対して垂直でない限り、中性子星は視線方向に運動し、中性[…]

ハレー Halley, Edmond

ハレー(Edmond Halley;1656-1742)はイギリスの天文学者。しばしばハリーとも記される。豊かな商人の子としてロンドンで生まれ、オックスフォード大学で学んだ。南大西洋の孤島セントヘレナ島に渡り、フラムステ[…]

反射光分光法 reflection spectroscopy

惑星の反射光を利用して惑星大気の性質を調べる手法。恒星からの光を惑星が反射している場合、惑星の公転運動と共に惑星反射光のスペクトルがドップラー効果で時間的に変化する。惑星大気中の特定の原子・分子に着目した場合、観測したス[…]

P Cyg プロファイル P Cyg profile

はくちょう座P星のスペクトルに見られるような輝線と吸収線が隣り合うスペクトル線の形状のこと。静止波長を中心とする強い輝線と短波長側にドップラー偏移した吸収線からなる。恒星からの高温ガスの流出(星風)があるときに観測される[…]

ppチェイン pp chain

恒星の中心部でおきる核融合反応の一つ。陽子-陽子連鎖反応とも呼ぶ。4つの陽子(水素の原子核, p)から α(アルファ)粒子(ヘリウムの原子核)を合成する一連の水素燃焼反応。陽子-陽子連鎖反応とも呼ぶ。 小質量の主系[…]

ビーミング beaming

宇宙ジェットなどで、放射される電磁波がジェットの進行方向に集中する現象。エディントン限界光度を超える超臨界降着流などからジェットが出ているときのように、もともとジェットのエネルギーが回転軸方向に収束している幾何学的要因に[…]

ビーム希釈 beam dilution

対象天体の見かけの大きさよりも角分解能が悪い望遠鏡で天体を観測すると、その真の輝度よりも暗い輝度で分解能程度の広がりを持つ天体と区別が付かない。この現象、あるいは、これによる輝度の過小評価の程度をビーム希釈という。英語の[…]

ピアッツィ Piazzi, Giuseppe

ピアッツィ(Giuseppe Piazzi;1746-1826)はイタリアの天文学者、神学者。しばしばピアッジ、ピアッチとも記される。最初の小惑星、ケレス(Ceres)の発見者。イタリア北部のポンテ・イン・ヴァルテッリー[…]

ヒッパルコス Hipparchus

ヒッパルコス(Hipparchus;B.C.190-B.C.120頃)は古代ギリシャの天文学者。古代最大の観測天文学者とされる。ニカイア(現在のトルコ、イズニク)に生まれ、ロードス島で長年天体観測をした。三角法を発展させ[…]

ヒッパルコス衛星 Hipparcos satellite

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が1989年8月に打ち上げた地球を周回する人工衛星。HipparcosとはHIgh Precision PARallax COllecting Satelliteの略称で、その名のとおり、天体[…]

ビリアル平衡 virial equilibrium

自己重力系において重力と圧力がつり合った平衡状態。このような状態に対してはビリアル定理が成り立つ。ビリアル定理から平衡状態にある半径 $R$ の球対称分布の質量を見積もることができる。系が多数の同質量の粒子からなるとして[…]

藤田良雄 FUJITA Yoshio

日本の天文学者(1908-2013)。低温度星の分光学的研究の世界的権威。我が国における観測に基づく天体物理学、とくに天体分光学の発展の基礎を築いた。 福井県福井市生まれ。東京帝国大学理学部天文学科を卒業後東京天文台技[…]

プラネタリウム planetarium

様々な時間や場所における星空および天体の運動を、観覧者をおおうドーム型のスクリーンに再現する装置。ドーム内に設置された装置のみでなく、ドームまで含めた設備全体、さらに、それを含む施設全体をプラネタリウムと呼ぶことも一般的[…]

プランクスケール Planck scale

ニュートンの万有引力定数 $G$ , 光速度 $c$、換算プランク定数 $\hbar$( $\hbar=h/2\pi$, $h$はプランク定数)の3つの基本物理定数を組み合わせて、長さ、質量、時間の次元を持つ量[…]

ベーテ Bethe, Hans

ドイツ生まれでアメリカで活躍した物理学者(1906-2005)。星の内部での原子核融合反応を発見し、太陽の熱源(エネルギー源)が核反応であることを示した。当時ドイツの占領下にあったストラスブールで生まれ、ミュンヘン大学の[…]

ヘール‐ボップ彗星 Comet Hale-Bopp

1995年7月22日に、アメリカの天文学者ヘールとアマチュア天文家ボップによって発見された彗星。正式名称はC/1995 O1 (Hale-Bopp)。ニューメキシコ州に住むヘールは熱心な彗星観測者で、既知の彗星の観測中に[…]

平位 mean place

瞬時の平均赤道と平均春分点により定義された座標系における天体の位置。平均位置ともいう。 FK5カタログやヒッパルコスカタログ(ヒッパルコス衛星を参照)に掲載される恒星の位置はJ2000.0における赤道座標系や国際天文準[…]

BeppoSAX(ベッポーサックス)衛星 BeppoSAX satellite

イタリア宇宙機構(Italian Space Agency(ASI))とオランダ宇宙プログラム機構(Netherlands Agency for Aerospace Programs(NIVR))がドイツの協力を得て開発[…]