天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"电报机器人bot上粉✅SMMFS.COM✅观看次数僵尸粉,181"の検索結果(186件)

緩和時間 relaxation time

系が平衡からずれた状態から平衡状態に近づく時間の目安を与える時間尺度。具体的には、平衡状態からのずれが指数関数的に減少する際の時定数。この場合、緩和時間が $\tau$ であれば、平衡状態からのずれは $\exp(-t/[…]

希釈因子(放射の) dilution factor

温度が推定できる放射スペクトルの強度を、同じ温度の熱平衡状態の放射量(黒体放射)で割った値。 ある特定の温度 T の黒体放射を放出している天体を観測する場合、電波望遠鏡などのビーム(視野)が天体の見かけの大きさ(面[…]

基線 baseline

電波干渉計における基本要素は、2台の素子アンテナからなるアンテナ対である。これら2台のアンテナ位置を結んだ線のことを基線と呼ぶ。また、視野の基準点(位相中心)から基線を眺めたときに投影されて見えるものを、投影基線と呼ぶ。[…]

軌道角運動量 orbital angular momentum

主として原子物理で用いられる「電子の軌道角運動量」と主として天体力学で用いられる「天体の軌道角運動量」の2つがある。 1. 電子の軌道角運動量は、原子において電子が原子核の周りを回る軌道運動によって発生する角運動量[…]

軌道傾斜角 (orbital)inclination

太陽の周りを回る惑星などの軌道は、近似的にはある一つの平面内にあると考えてよい。この平面をその惑星の軌道面と呼ぶが、基準となる面と軌道面とがなす角度 I のことを軌道傾斜角と呼ぶ。軌道要素も参照。

軌道長半径 semi-major axis

惑星の軌道は近似的には楕円形をしているが、その楕円の長軸の半分の長さのことを軌道長半径 $a$、短軸の半分の長さのことを軌道短半径 $b$ と呼ぶ。軌道要素も参照。

軌道要素 orbital element

惑星など太陽の周りを回る天体の軌道や運動を表現するときに便利な量が軌道要素である。惑星などの場合、その軌道は近似的に楕円軌道となるが、軌道要素としては楕円の形を表す軌道長半径 $a$と 離心率$e$、楕円の空間での向きを[…]

輝度温度 brightness temperature

電磁波の放射強度を示す物理量。天体の輝度 $I_\nu$ に対して、 で与えられ、その物理次元は温度になる。ここで、$\nu$ は電磁波の周波数、$ k_\mathrm{b}$ はボルツマン定数、$c$ は真空中の[…]

「きぼう」日本実験棟 "Kibo" Japanese Experiment Module

国際宇宙ステーションに設置された日本の実験棟。計画時にはJEM(Japanese Experiment Module)と呼ばれていた。打ち上げにはスペースシャトルが用いられ、2008年に船内保管室がエンデバー号で、同年船[…]

基本平面(銀河の) fundamental plane

楕円銀河の速度分散、平均表面輝度、有効半径の間に見られる強い相関関係で、銀河のスケーリング則の1つ。この相関関係を対数で表すと平面の式になること、および相関関係の分散が観測誤差と区別できないほど小さいことから名づけられた[…]

吸収断面積 absorption cross section

物質による電磁波の吸収の効率を表す物理量。一定の強度で入射する単色電磁波がある場合、入射波の進行方向に垂直な単位平面を単位時間当たりに通過するエネルギーを入射波の強度 F とし、物質に吸収される電磁波のエネルギーを単位時[…]

球面調和関数 spherical harmonics

特殊関数の一つで、ラプラスの演算子を3次元極座標 $(r,\theta,\phi)$ で表したときの角度部分の固有関数。一般に記号 $Y_l^m(\theta,\phi)$ で表される。(ラプラスの演算子はデカルト座標 […]

狭輝線領域 narrow-line region

活動銀河核のスペクトルに見られる幅の狭い(数百km-1)許容線の源となっている領域のことで、降着円盤からの紫外線によって電離されたガスでできていると考えられている。領域の大きさは100パーセク(100 pc=326光年)[…]

鏡材 mirror substrate

鏡を作る材料物質のこと。よく用いられる鏡材はガラスを基本としている。望遠鏡に用いる鏡材は、数十年に渡って安定であり、運搬や設置時に破損しない強度が必要である。また、加工や運用時の変形を小さく抑えるため、内部応力および熱膨[…]

共動座標 comoving coordinates

宇宙膨張とともに目盛が拡大する空間座標。固有時間と組になってロバートソン-ウォーカー計量の4次元時空座標として用いられる。共動座標は宇宙の物質に対して静止しており、共動座標から観測される銀河の分布や宇宙マイクロ波背景放射[…]

共動体積 comoving volume

共動座標で定義された体積。ある共動長に対応する物理的長さは宇宙年齢とともに変わる(スケール因子に比例する)ため、 通常共動長は、現在の宇宙における物理的長さで定義する。 したがって、1 Mpc3 の共動体積は、 赤方偏移[…]

鏡面誤差 surface errors

電波望遠鏡のアンテナ反射面や光学望遠鏡の主鏡表面が設計上の形状からずれている場合にそのずれを鏡面誤差という。鏡面誤差が大きいほど望遠鏡の結像性能が悪くなり効率が低下する。 電波望遠鏡の場合を少し詳しく見る。アンテナ[…]

極運動 polar motion

地球の自転軸は歳差や章動のように力学的に予測のできる運動だけではなく、予測不能な運動もしている。この運動をまとめて極運動あるいは揺動と呼ぶ。言い方を変えれば、極運動は自転軸が地球の形状の対称軸である形状軸に対して動き回る[…]

局所静止基準 Local Standard of Rest

太陽系の位置で天の川銀河中心周りを等速円運動する仮想的な点。英語の頭文字をとってLSRと呼ぶことも多い。国際天文学連合による推奨値を用いれば、LSRは、銀河中心から距離8.5キロパーセク(8.5 kpc=28000光年)[…]

局所熱力学平衡 local thermodynamic equilibrium

空間的には温度が変化していて熱平衡にはないが、局所的な領域では熱平衡にある状態。具体的には異なる電子状態や電離状態にある分子の数 $n(E)$ がその場所の温度$T$ で決まるサハ-ボルツマン分布 に従っている[…]