天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"telegram刷粉👉【SMMFS.COM】tg频道飞机涨粉,pTi"の検索結果(77件)

適合格子細分化法 adaptive mesh refinement

偏微分方程式を差分法を用いて解くとき、細かい格子が必要な部分だけに選択的に細かい計算格子を用い、それ以外の部分には粗い計算格子を用いる方法。AMR法と省略されることが多い。解適合格子と呼ばれることもある。細かい格子が必要[…]

伝達関数 transfer function

制御理論において、制御系の入力に対する出力の関係を周波数空間で記述したもので、入出力の振幅比(実部)と位相遅れ(虚部)からなる複素関数。横軸を周波数にとり、縦軸に振幅の入出力比と位相遅れを図示したものをボード線図と呼ぶ。

日食限界 solar ecliptic limits

月の軌道は太陽の軌道に対して約5.1°傾いているため、その交点付近で朔(新月)となるときにしか日食は起こらない。朔となるのが交点に近いほど、太陽と月の離角は小さくなり、日食の食分は大きくなる。逆に、交点から離れすぎると日[…]

NOIRLab NOIRLab: National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory

アメリカ国立光学赤外線天文学研究所の名称。

能動光学 active optics

望遠鏡の光学系を実時間制御して最適化する技術。特に大型望遠鏡の主鏡の形状を姿勢や温度が変化しても保てるようにするため開発された。すばる望遠鏡の主鏡の能動光学システムでは、主鏡を支える261本の力支持機構(アクチュエータ)[…]

バイオシグナチャー biosignature

日本語では生命存在指標ともいう。英語のカタカナ表記に関してはバイオシグネチャー、バイオシグニチャーなども使われる。惑星を外部から観測したときに、生命が存在することの証拠と考えられる指標となるデータを指す。惑星大気中に酸素[…]

波動光学 wave optics

光線の軌跡を追いかけて光学系を論じる幾何光学に対し、マクスウェル方程式を用いて、光の波動としての性質を考慮し、光の干渉、回折、偏光、散乱を取り扱う手法を指す。物理光学ともいう。

BALクェーサー Broad Absorption Line (BAL) quasar

窒素、炭素、シリコンなどの高階電離原子(N V, C IV, Si IV)による、幅が広くて(10000-30000 km s-1)かつ青方偏移した吸収線をもつクェーサー。高い柱密度の濃いガスが視線方向に高速で吹き出てい[…]

光干渉計 optical interferometer

離れた複数の望遠鏡からの光を干渉させて得られる干渉縞から、天体の光強度分布を再生あるいは推定する装置のこと。単一の望遠鏡口径で決まる角分解能(回折限界)より高い角分解能を達成するのが目的である。最大で、望遠鏡間の距離(最[…]

光格子時計 optical lattice clock

複数本のレーザー光から作られる空間的な干渉縞(光格子)の中に、絶対零度近くまで冷却した多数のストロンチウム原子を閉じこめ、それらの原子が吸収あるいは放射する光の振動数を精密に測定して時刻の単位にする時計。時計に使う遷移に[…]

光コム optical frequency comb

周波数コムを参照。

光周波数コム optical frequency comb

周波数コムを参照。

光遅延線 optical delay line

光干渉計において、複数の望遠鏡からの光を干渉させるために望遠鏡から光結合器までの光学的距離(光路長)を調整する装置。干渉が起こるためには、天体からの光の同一波面を光結合器に導く必要があるが、一般に、離れた位置にある複数の[…]

光ファイバー optical fiber

屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒質に対し光が浅い角度で入射したときに全反射する性質を利用して、光を高い効率で伝送するガラス繊維。屈折率の高いコアと呼ばれるガラスをクラッドと呼ばれる屈折率の低いガラスで覆い、さらにそ[…]

ブラックホール black hole

閉じた事象の地平線に囲まれた時空の領域のこと。いったんこの領域に入るとどんなものも再び外に出ることはできない。 ニュートン力学においても脱出速度が光速度になる天体として18世紀にイギリスのミッチェル(J. Michel[…]

補償光学 adaptive optics

大気のゆらぎによる光波面の乱れをリアルタイムで測定して、波面補正素子で矯正することにより、望遠鏡の回折限界の空間解像力を実現するシステム。1953年にバブコック(H.W. Babcock)がその概念を提案した。補償光学系[…]

誘導吸収 stimulated absorption

ガスを構成する原子や分子が外部から入射した光子を吸収し、そのエネルギー分だけ高いエネルギーの量子状態に遷移する現象。単に「吸収」と呼ばれることもある。