天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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ケプラー衛星 Kepler satellite

太陽系外惑星探査を目的として、アメリカ航空宇宙局(NASA)により2009年3月6日に打ち上げられた衛星。特にハビタブルゾーンにある地球型惑星を発見し、地球型惑星の存在頻度、なかでも生命の存在する可能性のある惑星の頻度を[…]

元期 epoch

天体の天球上の位置を示す時刻をいう。天球座標系自体が時間変化することを想定したものと、天体自体が同一の天球座標系に対して移動すること(固有運動)を想定する場合とがある。前者は、分点とも呼ばれ、地球の歳差や章動などによって[…]

原子時計 atomic clock

原子は、いくつかの特定の状態をとるが、ある状態から別の状態に移るときに特定の周波数の電磁波を放出したり吸収したりすることが知られている。この特定の周波数の電磁波を基準とした時計を原子時計と呼ぶ。たとえばセシウム原子時計の[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

恒星の進化 stellar evolution

恒星の内部構造の時間変化のこと。恒星は自己重力と圧力勾配のつり合った静水圧平衡に近い状態にあるが、化学組成の変化や質量放出によって次第に内部構造が変化する。恒星は星間ガスが自己重力により集まることで誕生する。表面からのエ[…]

黄道座標系 ecliptic coordinate system

黄道面を基準面として定義した天球の座標系。この座標系における経度を黄経、緯度を黄緯と呼ぶ。黄緯0°が黄道面であり、黄緯±90°は黄道の極である。黄道の北極を北黄極(North Ecliptic Pole(NEP))。南の[…]

氷衛星 icy satellite

木星以遠の惑星では衛星の主成分が氷となる。このような衛星を氷衛星と呼ぶ。氷の量が多くなくても天体表面が氷で覆われていれば氷衛星と呼ぶ。木星の衛星エウロパは表層は氷に覆われていて地下海があると予想されているが、天体の質量に[…]

国際宇宙ステーション International Space Station(ISS)

地上約400 kmの地球周回軌道(一周約90分)上で建設が行われている巨大な有人宇宙ステーション。サッカー場ほどの大きさ(108.5 m × 72 m)で、重量は約420 t。アメリカ、ロシア、日本、カナダおよびヨーロッ[…]

国際紫外線天文衛星(IUE) International Ultraviolet Explorer(IUE)

アメリカ航空宇宙局(NASA)、ヨーロッパ宇宙機関(ESA), 英国のSRCの国際共同で打ち上げられた口径45cmの紫外線観測衛星。以前の観測衛星よりも暗い天体まで、高精度なスペクトル観測ができた。1978年1月26日、[…]

国際天文準拠系 International Celestial Reference System(ICRS)

国際天文準拠系(International Celestial Reference System; ICRS)は、1997年の国際天文学連合(IAU)総会で採択、1998年より採用された天球座標系である。太陽系重心を原点[…]

黒点 sunspot

太陽表面にあって温度が約4000 Kと低い(光球の温度は約6000 K)ために暗く見える構造。中心部で特に暗い暗部と、その周囲の半暗部と呼ばれる比較的明るく、筋状の構造を示す領域とに分かれる。典型的には光球で数千ガウスの[…]

コロナ(太陽の) solar corona

電磁波で直接観測が可能な恒星の大気のうち、コロナは100万度を越える高温の外層大気である。太陽の場合、皆既日食時に明るい光球や彩層が月に隠されることで淡いコロナの様子を肉眼で見ることができる。太陽大気の温度は、太陽中心核[…]

コロナ加熱 coronal heating

星の外層大気に存在する100万度を超す高温のコロナを形成するための物理機構のこと。太陽の場合は6000度の光球の約2000  km上空からコロナ領域となる。加熱に使われるのは粒状斑に代表される表面乱対流のエネルギーである[…]

コロナ質量放出 coronal mass ejection(CME)

太陽コロナ中のプラズマが大量に放出される現象。英語名称の短縮形でCMEとも呼ばれる。米国のOSO-7(Orbiting Solar Observatory 7号機)衛星に搭載されたコロナグラフで発見された。その質量は10[…]

コロナ磁場 coronal magnetic field

コロナ中の磁場のことで、太陽光球面で観測される磁場がコロナの高さにまで達したもの。コロナ磁場の値は10-100ガウスである。コロナの磁場を観測データより推定する最も直接的な測定は、コロナ輝線のゼーマン効果による円偏光を検[…]

コロナレイン coronal rain

コロナ中で冷却したプラズマが彩層温度まで冷えて凝縮し、低温で高密度のプラズマとなって重力により磁力線に沿って雨滴のように彩層に向かって流れ落ちる現象。コロナ中に浮かぶプロミネンス物質がさらに冷却された場合や、密度の高い1[…]

コンプトンガンマ線衛星 Compton Gamma Ray Observatory(CGRO)

1991年4月にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられたガンマ線 衛星。EGRET検出器、COMPTEL検出器、OSSE検出器、BATSE検出器の4種類の検出器を搭載し、総重量が17トンに及ぶ巨大な衛星で、ス[…]

サーベイ観測 survey observation

空の一定の天域あるいは全天を覆い尽くす観測モードのこと。単にサーベイということもある。古くは掃天観測と呼ばれた。特定の天体を同定しカタログ化することを目的とすることが多い。多くの場合専用の望遠鏡と観測装置が用いられる。観[…]

歳差 precession

南北に扁平な回転楕円体に近い形状をしている地球に対し、黄道面近くにある月や太陽から引力が及ぼされると、地球の重心に対する力との差分(潮汐力)が偶力となって自転軸を起こそうというトルクが働く。すると、あたかも回転するコマが[…]

歳差定数 general precession in longitude

J2000.0における1ユリウス世紀ごとの黄経の一般歳差の値。IAU1976天文定数系では5029.0966"、IAU2006歳差章動理論では5028.796195"である。