天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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高電子移動度トランジスター high electron mobility transistor(HEMT)

高電子移動度トランジスタ(HEMT)は、シリコンをベースとした一般的な電界効果トランジスタ(FET)に比べて、電子の移動速度が速い化合物半導体を用いたトランジスタである。1979年に富士通研究所の三村高志によって発明され[…]

国立天文台 National Astronomical Observatory of Japan(NAOJ)

日本の天文学研究(主に地上からの観測と理論)の中心研究機関の一つ。 正式名称は、大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台。前身の東京天文台は東京大学の附置研究所であった。1988年に東京大学を離れて文部省直轄の大[…]

500メートル球面電波望遠鏡 Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope (FAST)

中国科学院国家天文台により、中国南西部のミャオ族自治州平塘県に建設された口径500 の固定型電波望遠鏡。英語名称のFive-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope[…]

ジーンズ不安定性 Jeans instability

自己重力系において、一様な状態中である波長以上の摂動が起こると、その摂動部分に含まれる質量による重力が圧力勾配に打ち勝ち摂動が成長し不安定となる。この不安定性をジーンズ不安定性という。 不安定になり始める波長をジーンズ波[…]

磁気回転不安定性 magneto-rotational instability(MRI)

差動回転する磁化プラズマ中の不安定性であり、回転軸に対して微小変動を受けた内側と外側のプラズマの角運動量が、プラズマを貫く磁力線を介して交換されることにより成長する。この不安定性は、1959年にベリコフ(E.P. Vel[…]

重力不安定性 gravitational instability

宇宙にある物質はその重力によって互いに引き付け合うので、最初に密度の大きな場所では物質が集まることによってさらに密度が大きくなり、逆に密度の小さな場所では物質が周りに引き寄せられて密度がさらに小さくなる。このように重力に[…]

常用薄明 civil twilight

薄明を参照。

シリコンストリップ検出器 silicon strip detector

シリコンウェハー上にストリップ(帯)状の電極を実装し、個別に読み出すことにより、荷電粒子の通過位置を精密に測定できる検出器。フェルミ衛星のLAT検出器やAGILE衛星のGRID検出器で、ガンマ線が引き起こす電子-陽電子 […]

シリコン星 silicon star

化学特異星を参照。

新技術望遠鏡 New Technology Telescope (NTT)

1989年にヨーロッパ南天天文台(ESO)がチリのラシヤ天文台に建設した3.6m望遠鏡。薄型主鏡鏡面を実時間制御の力支持で理想的な形に保つ能動光学方式の実証望遠鏡として、VLTの先駆けとなった。また通風型のドームの先駆け[…]

尽数関係 commensurability

天体の運動に関係して、ある周期とある周期が簡単な整数比になっていること。たとえば、月の自転周期と月の地球周りの公転周期は1:1の尽数関係にあるという。 海王星と冥王星の公転周期は2:3の尽数関係にある。これにより冥王星は[…]

数値不安定 numerical instability

時間発展型の偏微分方程式の数値解析において発生する非物理的な不安定の総称。数値不安定が発生すると数値計算が破綻してしまう。シミュレーションを遂行するためには数値不安定を抑える必要がある。数値不安定にはさまざまな原因があり[…]

静水圧平衡 hydrostatic equilibrium

流体に働く重力と圧力勾配がつり合っている状態を静水圧平衡にあるという。 たとえば通常の恒星は静水圧平衡にあると考えてよく、ガスの状態方程式と組み合わせることで温度と密度の分布が計算できる(エムデン解)。銀河団を満たして[…]

生存可能指標 signature of habitability

太陽系外惑星を含む惑星の観測から得られる、惑星大気の組成や表面温度などの情報のうち、液体の水が安定に存在していること、もしくは有機物が生成される可能性のある環境であること、を示すものを指す。具体的には、大気中の水、酸素、[…]

せいめい望遠鏡 Seimei Telescope

京都大学が、名古屋大学、国立天文台、ナノオプトニクス研究所と協力し、京都大学岡山天文台として、旧国立天文台岡山天体物理観測所に隣接する敷地に建設した口径3.8 mの光学赤外線望遠鏡。名前は全国の一般応募の中から選ばれた。[…]

セファイド不安定帯 Cepheid instability strip

HR図上で、セファイドを含む脈動変光星が見られる帯状の領域。脈動不安定帯ともいう。この不安定帯を構成する変光星は、2階電離したヘリウムの層が大気の表面近くに位置するために大気が振動不安定になることによる。この不安定帯には[…]

線形安定性 linear stability

微小なゆらぎが減衰すること。とくに差分法にもとづく数値解析の場合、安定な解を求めるためには、計算手法が線形安定性を満たす必要がある。線形安定性を満たない計算手法を用いると、数値不安定が発生して計算が破綻する。簡単な偏微分[…]

対流層 convection zone

星の内部で対流によってエネルギーを輸送する領域のことを対流層という。 星は中心から表面に向けて温度が下がり、エネルギーは中心から外へと伝わる。エネルギーの伝わり方には、放射、伝導、対流という方法があるが、通常の星の内部で[…]

対流不安定 convective instability

下層に低密度の流体、上層に高密度の流体がある場合に発生する流体力学的不安定。圧縮性の気体では、圧力の増加に伴ってエントロピーが上昇する場合に不安定となる。恒星では、下層が暖められて密度が下がる(エントロピーが上がる)場合[…]

TAMA300 Tama 300m interferometer

1995年より国立天文台三鷹キャンパス内に設置された重力波検出器。基線長300 mのファブリー-ペロー型マイケルソン干渉計である。国立天文台三鷹キャンパスがある多摩地域にちなんで「TAMA」、基線長から「300」と名づけ[…]