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紫外線電離 photoionization(by ultraviolet radiation)

光電離のこと。電離を参照。

紫外超過 ultraviolet excess

金属量の低い星で、紫外線が相対的に強くなる現象。太陽程度の金属量をもつ種族Iの晩期型星(F-K型星)の紫外領域の光は、多数の原子スペクトル線の存在により幅広く吸収を受ける。金属量の低い種族IIの星ではこの効果が小さくなる[…]

磁気双極子放射 magnetic dipole radiation

磁気双極子の振動による電磁波(光)の放出過程。電気双極子放射に比べ遷移確率が低く、磁気双極子放射による遷移は禁制線となる。磁気双極子放射による遷移の典型的な寿命(つまりアインシュタイン係数Aの逆数)はおおよそ10-3秒で[…]

磁気単極子 magnetic monopole

単一の磁荷を持つ仮説上の素粒子。モノポールともいう。ディラック(P.A.M. Dirac)は1931年、磁荷gが存在するならばcgsガウス単位系で $g=n\hbar c/2e$(n は整数、c は光速度、e は電気素量[…]

四重極子モーメント(CMBの) quadrupole moment

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の温度ゆらぎの解析においては、天球面上のゆらぎを球面調和関数 Yml(θ, φ) で展開する多重極展開が有用である。展開係数の振幅の2乗はパワースペクトルと呼ばれ、これを調べることが基本的[…]

質量集積 mass assembly

銀河の質量が時間とともに増加すること。増加の原因としては、周囲の物質を重力で取り込むことや、他の銀河と合体すること(銀河合体)が挙げられる。実際そのような現象は観測されている。銀河は生まれたときから現在のように重かったわ[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

重力マイクロレンズ gravitational micro-lensing

偏向角がわずかで画像としては変化が観測できないが増光によってその存在が観測可能な重力レンズのこと。例えば、太陽程度以下の比較的低質量の天体が起こす重力レンズの場合が該当する。光の進路は重力によって曲がるため、重力源の背後[…]

重力マイクロレンズ法 gravitational microlensing method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。単にマイクロレンズ法と言うことも多い。一般相対性理論では、天体の重力によりその周囲の時空が歪む。背景の天体からの光がその歪んだ時空を通過することにより、光の進む経路が変わる。これを観測者から[…]

シュバルツシルトブラックホール Schwarzschild black hole

電荷を持たず回転もしていないブラックホール。シュバルツシルト解を参照。

真空紫外線 vacuum ultraviolet ray

紫外線のうちで、波長が最も短い(1-200 nm)ものの名称。 紫外線および電磁波も参照。

水素分子 molecular hydrogen

2個の水素原子が結合した分子であり、分子式ではH2と書かれる。地球上で見られる水素ガスは水素分子から構成されている。宇宙にある元素は、個数で比べると7割が水素である。星間ガスも主成分は水素であるが、1 cm3当たり数十個[…]

星間赤化 interstellar reddening

星の光が星間物質中のダストにより吸収や散乱を受け、本来の色よりも赤くなること。一般に波長の短い光ほど吸収や散乱の影響を強く受けるため、色指数が大きくなる。その量はBバンドとVバンドでの星間減光の差、E(B-V)= A(B[…]

星間分子 interstellar molecule

星間空間の主に分子雲の内部に存在する分子。単純な水素化物、酸化物、ハロゲン化物や分子イオン、ラジカルからより複雑なアルデヒド、アルコール、エーテル、さまざまな直線分子、炭素鎖分子、環状分子など、およそ300種の分子が発見[…]

星間分子雲 interstellar molecular cloud

分子雲を参照。

双極子磁場 dipole magnetic field

磁気双極子(大きさが同じで符号が逆の磁荷の対)、または円電流の作る磁場。太陽の磁場は、小さなスケールで見れば特に活動領域などで細かい複雑な構造があるが、大局的には双極子磁場となっている。

双極子放射 dipole radiation

電磁波の放射を考える際に、電荷分布が特定の方向に沿って振動する成分に対応するもののこと。一般の電荷分布変動を、その空間対称性に基づいて展開することを多重極展開と呼び、物体全体が電気的に中性の場合には、その最低次の振動に当[…]

双極子モーメント dipole moment

微小間隔離れた物理量の対を双極子と呼ぶ。電磁気学の場合、絶対値が同じで符号が違う電荷の対を双極子と呼び、電荷の絶対値と間隔の長さの積を双極子モーメントという。 電磁気学以外では一般に、考えている物理系の内部の1点を原点[…]

双極分子流 bipolar molecular outflow

生まれたての若い星からほぼ反対向き(南極方向と北極方向)に放出される分子ガスの高速の流れ。単に、分子流とも呼ばれる。電波領域の分子輝線により観測され、速度は100 km/sを越すものもある。理論的には、形成途中の原始星近[…]

対称コマ分子 symmetric top molecules

一般に物体の回転は、互いに直交する3つの軸の周りとして定義できるが、各軸を妥当な方向とすると角速度ベクトルと角運動量ベクトルとの関係を対角行列で示すことができる。このような軸を慣性主軸という。分子1個についても、3つの慣[…]