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速度勾配層 tachocline

太陽対流層の底(深さ約20万km)付近にあって、自転角速度の動径方向の変化が大きな層。日震学による内部構造探査で見つかった。太陽対流層全体としては、動径方向の自転角速度の変化は考えられていたよりも小さい傾向にあり、速度差[…]

ダイナモ機構 dynamo mechanism

プラズマの流れと磁場との相互作用による磁場の生成および維持機構のこと。ダイナモ作用ともいう。オメガ効果、アルファ効果、乱流運動による拡散などが重要な要素であると考えられている。恒星におけるダイナモ機構は恒星ダイナモと呼ば[…]

ダイナモ数 dynamo number

ダイナモ作用の強さを表す無次元量で、磁場の増幅率と拡散率の比を表す。最も単純には、これも回転流体に関する無次元量であるロスビー数の2乗の逆数になる。ロスビー数とは、流体の慣性の大きさとコリオリ力との比を表す量で、単純には[…]

地球 Earth

太陽系の惑星のなかでは唯一、液体の水が表面で安定に存在できる、ハビタブルゾーン(生存可能圏)にある天体である。太陽系第3惑星である地球は今のところ生命活動が確認されている唯一の天体である。質量5.97×1024 kg、赤[…]

CIAO CIAO

すばる望遠鏡の第一期共同利用観測装置のひとつ。Coronagraphic Imager with Adaptive Opticsの略語で、チャオと呼ばれる。すばる望遠鏡用の初代コロナグラフであり、8m級望遠鏡用の専用コロ[…]

中心核 core

惑星や衛星の中心部を占める領域。地球型惑星と月では、中心部は鉄とニッケルを主成分とする金属核である。酸素、硫黄、水素などの軽元素も含まれている。金属核は、惑星質量に対して地球、金星、火星では3分の1程度を占める。水星では[…]

超新星 supernova

大質量星や中質量の近接連星が起こす大爆発により突然明るく輝きだす天体。夜空でそれまで星の見えなかった所に突然明るく輝く星は新星と呼ばれているが、新星のなかで特別に明るいものが「超新星」と分類されるようになった。その後の研[…]

超対称性理論 supersymmetric theory

超対称変換とはボース粒子とフェルミ粒子を入れ替える変換であり、この変換に対する対称性を取り入れた理論のこと。素粒子の標準理論には、なぜ電弱エネルギースケールが量子補正に対して安定であるか、という階層性問題が存在するが、ボ[…]

TTV TTV

トランジット時間変動のこと。

統計視差 statistical parallax

まとまった数の天体について統計的処理を施すことで、その天体までの距離を求める方法。異なった原理に基づく複数の方法のいずれも統計視差と呼ぶことがあるので注意が必要である。具体的には以下のいずれかの方法を指すことが多い。 […]

トランジット時間変動 transit timing variations

Transit Timing Variationsの略語で、ティー・ティー・ブイと呼ばれる。トランジットを起こす惑星系では周期的に主星の減光が見られるが、もしこの系に別の未検出の惑星がある場合、それらの惑星同士の重力相互[…]

白斑 facula

可視光で太陽の光球を観測したときに光球よりも明るく観測される領域のこと。白斑は波長430 nmを中心に1 nm程度の透過幅をもつ狭帯域フィルターで見ると高いコントラストで観測することができる。白斑は黒点の周りや、太陽極領[…]

はやぶさ2探査機 Hayabusa2 Spacecraft

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ探査機の後継機。直径約900 mの小惑星であるリュウグウ(Ryugu)の詳細な観測とサンプルリターンを目的とした。リュウグウは、はやぶさ探査機がサンプルを持ち帰ったイトカワと同じ[…]

反転分布 population inversion

多数の同種粒子(分子や原子や電子)からなる物質で、2つのエネルギー準位間において高いエネルギー準位にある粒子数の方が低い準位にある粒子数よりも多い場合をいう。逆転分布ということもある。この準位間で電磁波の放射吸収を伴う遷[…]

非熱的放射 non-thermal radiation

物体の熱運動以外の原因で放出される放射。非熱放射ともいう。非熱的放射には、シンクロトロン放射、トムソン散乱、コンプトン散乱、逆コンプトン散乱、ラマン散乱、チェレンコフ光、メーザー放射などがある。熱放射も参照。

ひのとり衛星 Hinotori satellite

東京大学宇宙航空研究所(後の宇宙科学研究所(ISAS))が開発した日本初の太陽観測衛星。1981年2月21日に鹿児島宇宙空間観測所(現在の内之浦宇宙空間観測所)より打ち上げられた第7番目の科学衛星でコードネームはASTR[…]

フレア星 flare star

フレア活動を示す恒星のこと。閃光星ともいう。古典的なフレア星の一つはくじら座のUV星に代表される、UV Cet型星と呼ばれる変光星のクラスに属する晩期型の主系列星である。自転が速いので、深い対流層中で恒星ダイナモ作用が働[…]

VERA VERA

国立天文台が運用している超長基線電波干渉計専用の電波望遠鏡およびそれを用いた観測プロジェクトのこと。名前は VLBI Exploration of Radio Astrometry に由来する。広域精測望遠鏡ともいう。鹿[…]

報時信号 time signal

時刻標準を知らせるための信号。古くは太鼓や鐘、午砲などがあったが、現在では電波による無線報時信号が使われている。無線報時には短波標準電波報時と長波-超長波標準電波報時がある。国内では、長波標準電波(JJY)が情報通信研究[…]

マーズグローバルサーベイヤー探査機 Mars Global Surveyor

アメリカ航空宇宙局(NASA)が1996年に打ち上げた火星探査機。2006年11月まで観測を行った。高分解能カメラ、広角カメラ、レーザー高度計、赤外線放射分光計、磁力計などが搭載された。また、マーズローバ着陸機との電波を[…]