天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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レーザー干渉計 Laser interferometer

レーザーを光源に用いたマイケルソン干渉計。レーザーは位相が揃ったコヒーレントな光であるため、可干渉性に優れる。ごく微小な位相変化をとらえて重力波の検出に用いるには、干渉計の腕を波長に合わせ非常に長くとる必要があるため、光[…]

レーザー測距 laser ranging

レーザーを高速でパルス状にしてターゲットとなるコーナーキューブに短時間照射し、測定された射出光と反射光パルスの時間差の半分に光速を掛けて距離とする測距方法。ターゲットまでの方位角と高度角も同時に測定することで3次元的な位[…]

レーマー Roemer, Ole Christensen

デンマークの天文学者(1644-1710)。木星衛星の食現象の観測から、光速度に関する定量的な数値を1676年に初めて求めた。デンマークで天文学を研究しているとき、パリ天文台からティコ・ブラーエ(Tycho Brahe)[…]

レーン-エムデン方程式 Lane-Emden equation

球対称な自己重力系の構造を表す方程式。名称はレーン(J.H. Lane)とエムデン(R. Emden)からとられている。恒星の内部構造は、静水圧平衡、連続の式、状態方程式、エネルギー輸送、エネルギー保存、および吸収係数の[…]

励起 excitation

原子、分子、イオンの量子力学的な微視的状態のエネルギーが上がること。量子力学によると粒子の微視的状態は離散的な多数のレベルに分かれる。その各レベルは対応するエネルギーで区別されるため、エネルギー準位と呼ばれる。そのエネル[…]

励起温度 excitation temperature

原子、分子、イオンの量子力学的な微視的励起状態を表す温度。 量子力学によると粒子の微視的状態は離散的な多数のレベルに分かれる。その各レベルへの分布確率は熱平衡状態ではボルツマン分布に従う。そのボルツマン分布に現れる温度[…]

励起ポテンシャル excitation potential

励起するために必要なエネルギーのこと。

冷却時間 cooling time

一般にガスが放射などによって冷却する時間スケールのこと。 ガスから星の生成が効率よく起こるためには、この時間スケールが宇宙年齢に比べて十分短い必要がある。また、銀河団中心部にある高温ガス(1億度程度)では、X線放射によ[…]

冷却流 cooling flow

銀河団の中心部で起こると期待される冷えたガスの内向きの流れのこと。 銀河団中心部(コア)のガスの個数密度は 0.1 cm-3 ほどで、制動放射(X線放射)による冷却時間は 109 年以下となり、宇宙年齢より短いためガス[…]

レイノルズ数 Reynolds number

流体の流れの様子の指標となる無次元量で、流体に働く慣性力の大きさと粘性力の大きさの比で表す。レイノルズ数は、流体の代表的な速度を $U$、代表的な長さを $L$、粘性率を $\nu$、密度を $\rho$ とすると、 […]

レイリー散乱 Rayleigh scattering

光の波長よりもはるかに小さいサイズの粒子による光の散乱現象のこと。英国のレイリー卿ストラット(J. Strutt)にちなんでこう呼ばれる。原子や分子による可視光の散乱はレイリー散乱である。散乱される光の波長に対する散乱す[…]

レイリー-ジーンズの近似式 Rayleigh-Jeans approximation

黒体放射のエネルギー分布であるプランク分布 $B_{\nu}(T)$ や $B_{\lambda}(T)$ を温度 $T$ に比べて低い周波数 ${\nu}$ で近似した式。数学的には、$h\nu \ll k_{\rm […]

レイリー-テイラー不安定 Rayleigh-Taylor Instability

重力中で静水圧平衡にある流体に対して、密度の大きな流体が小さな流体の上側に位置していると、境界面の微小変動が成長し波打ち始める不安定をレイリー-テーラー不安定と呼ぶ。たとえば、油の上に水を載せた平衡状態は不安定な平衡であ[…]

レイリーの解像限界 Rayleigh criterion

光学系の分解能の基準の一つ。2つの近接した像点を2つであると区別できる限界として、1つの像点の回折による拡がりの第1極小点に2つ目の像点がある状態とする基準。このとき、2つの像点はそれぞれ光強度のピークとなり、その間には[…]

レイリーの評価基準 Rayleigh criterion

レイリーの解像限界を参照。

暦(れき) ephemeris

時の流れ(暦日:れきじつ)を測り記録し将来に向けて予測する体系をいう。そのための方法論(暦法)を含めることもある。「こよみ」と読まれることも多い。英語のephemeris(エフェメリス)は主に後述する「天体暦」を指すが、[…]

暦象年表 Calendar and Ephemeris

国立天文台がその設置目的(国立大学法人法施行規則第1条)の一つである『暦書』の編製として刊行する冊子であり、法律上の基礎を持つ日本の公式の暦である。暦象年表には、二十四節気、朔弦望、日月食などの天文現象や太陽、月、惑星の[…]

暦表時 ephemeris time(ET)

太陽系天体の位置観測に基づいて決める時刻系。平均太陽時は地球の自転をもとにした時刻系であるが、観測精度が高まるにつれて地球の自転が一様ではないことがわかってきた。一方、太陽系天体の運動はほぼニュートン(I. Newton[…]

暦法 calendar

日、週、月、年などを数える暦(れき)を天体(特に太陽と月)の規則的運行に基づいて作る方法。1日の長さは地球の自転周期で決まるが、1太陽年(365.24219日)と1朔望月(29.53059日)はいずれも1日の整数倍でなく[…]

レゴリス regolith

月、水星、小惑星のように大気のない固体天体の表面に存在する、衝突で岩石が破砕されて生成されたさまざまなスケールの粒子の堆積層。月面は数cmから数10mの厚さのレゴリス粒子に覆われている。月表面のレゴリス粒子の平均粒径は7[…]