天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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ランダウ減衰 Landau damping

粒子間の衝突が無視できる無衝突プラズマ中において、波動のエネルギーが、波動と粒子のエネルギー交換により減衰する効果であり、旧ソ連の物理学者ランダウ(L.D. Landau)によって見出された。波の位相速度 $v_{\rm[…]

ランダム誤差 random error

統計誤差と同じ。

乱流 turbulent flow

流体中に生じる不規則な流れのこと。日常的な経験から、物体の周りに生じる流れの様子は、一般に流速に応じて変化することがわかる。流速が遅い場合には、流れは比較的規則的な層流となるが、流速が大きくなると、流れは乱れを生じ、不規[…]

乱流粘性 turbulent viscosity

媒質中に乱流場があると、流れの中の小さな渦運動が粘性と同じように接線応力を生み出し、局所的に粘性力が生じたようにみなすことができる。このように乱流状態にある流体中に働く粘性を乱流粘性と呼ぶ。宇宙の流体はしばしば乱流状態に[…]

リーキーボックスモデル leaky box model

宇宙線伝播のモデルの一つで、宇宙線のほとんどは物質量の多い銀河円盤内に銀河磁場により閉じ込められていて、そこから少しずつ漏れ出していくと考える。単純ではあるが、宇宙線寿命のエネルギー依存性を説明できるなどの利点を持ち、最[…]

リービット Leavitt, Henrietta Swan

リービット(Henrietta Leavitt;1868-1921)はアメリカの女性天文学者。セファイド変光星の周期-光度関係を発見した。マサチューセッツ州ランカスターで牧師の長女として生まれ、1892年ラドクリフ大学を[…]

リーマンテンソル Riemann tensor

一般に空間(時空)の近傍の2点間の距離の2乗が、2点間の座標の2次形式で表されるとき、その空間(時空)をリーマン空間(時空)と呼ぶ。座標の2次形式の係数をメトリックテンソルと呼び、2階の対称テンソルである。リーマン空間([…]

リオ Lyot, Bernard

フランスの天文学者(1897-1952)。コロナグラフを発明し、狭帯域のリオフィルターもつくった。エコールポリテクニクの技術員をしながらパリ大学で学び、ムードン天文台に勤めた。偏光光学の扱いを得意とした。従来は、太陽コロ[…]

リオフィルター Lyot filter

水晶や方解石などの複屈折結晶の性質を利用した狭帯域フィルターで、フランスのリオ(B. Lyot)が1930年代に開発した。偏光板-複屈折結晶-偏光板の基本要素を何段か組み合わせて構成される。結晶厚を1倍、2倍、4倍、8倍[…]

理科年表 Rika Nenpyo (Chronological Scientific Tables)

国立天文台が編纂して毎年発行する暦および自然科学に関するさまざまな分野の基礎データを網羅したデータブック。暦部、天文部、気象部、物理/化学部、地学部、生物部、環境部、および附録からなる。初版は1925年(大正14年)に発[…]

力学時 dynamical time

一般相対性理論によれば時間と座標はばらばらに扱うことはできず、座標系ごとに時刻を定義できる。太陽系準拠系における力学時は太陽系力学時(TDB)、地心準拠系における力学時は地球力学時(TDT)と呼ぶ。両者には1ミリ秒程度の[…]

力学時間(重力系の) dynamical time

重力で支えられた天体においてその重力の作用が働く典型的な時間を指し、天体の平均密度を $\bar{\rho}$ とすると力学時間は $t_{\rm dyn}\sim 1/(G\bar{\rho})^{1/2}$ で与えら[…]

力学視差 dynamical parallax

天文学では、星の距離を求める手法を一般的に「視差」と呼ぶ慣習がある。実視連星では何らかの方法で星の質量が推定できれば、公転周期からケプラーの法則(第3法則)を用いて軌道長半径が求められる。この値と、天球上での見かけの長半[…]

力学質量 dynamical mass

天文学では、現在観測されている状況が力学的平衡状態にあると仮定して、その運動とつり合う重力を生じさせるだけの質量を求めることが多い。このようにして求めた質量を力学質量という。力学的運動と重力しか考えない場合には、ビリアル[…]

力学平衡 dynamical equilibrium

重力相互作用をしている多体系に対する無衝突ボルツマン方程式の定常解で与えられる状態。 系が力学平衡にあるとは、系を記述する分布関数で決まる重力ポテンシャルを固定して考えたとき、分布関数が時間変化しないことである。力学平[…]

力学摩擦 dynamical friction

一様な物質分布の中で重たい物体が直線運動をすると、物質はその物体の重力によって散乱される。この状況を物質分布に対する静止系でみると、散乱後に物質は物体の重力によって加速されエネルギーを得ることになる。 物体はこの分のエネ[…]

リコネクション reconnection

磁気リコネクションを参照。

離心近点角 eccentric anomaly

楕円軌道の焦点Fを原点に、近点Pから天体Qまで測った角度 $f$ を真近点角または真近点離角と呼ぶ。真近点角は物理的な実体を伴うので理解がしやすいが、数学的に扱うには不便な点もある。 そこで、楕円軌道に外接する円と、天[…]

離心率 eccentricity

万有引力の法則にもとづいて太陽を周回する惑星や準惑星、太陽系小天体は円軌道、楕円軌道、放物線軌道、双曲線軌道のいずれかの軌道を運動しており、これらの種類を表すのが離心率 e である。原点と焦点のずれ(具体的には焦点からの[…]

理想気体 ideal gas

ボイル-シャルルの法則(圧力と体積の積が温度に比例する)に従う、仮想的な気体。完全気体ともいう。縮退していない希薄な気体では、理想気体が良い近似となっていることが多い。このガスの内部エネルギーは U = (n+3)NkB[…]