天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"法国宝石鉴定学院毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信1989 88881(Institut National de Gemmologie毕业证degree offer diploma Transcript)mqsu"の検索結果(3276件)

ハドロンシャワー hadronic shower

高エネルギーのハドロンが物質中で引き起こすカスケードシャワー(粒子の増殖現象)。原子核との強い相互作用により生成されるパイオンなどの2次粒子は、一部は再び強い相互作用を繰り返し起こして増殖し、一部はガンマ線や電子と陽電子[…]

ハニカム鏡 honeycomb mirror

蜂の巣のような中空構造を持たせて軽量化したガラスで製作した望遠鏡用の鏡。製法上、融点が低く粘度も低いボロシリケート系のガラスが用いられる。これらのガラスは膨張率が低膨張率ガラスに比べると大きいので温度制御には配慮が必要と[…]

ハビタブルゾーン habitable zone

地球と似た生命が存在できる惑星系の空間。生命居住可能領域、生存可能圏などとも呼ばれる。液体の水が天体表面に安定に存在できる条件(表面温度が0℃ー100℃の範囲)から求められる。恒星のまわりの惑星やその衛星で定義されること[…]

ハビタブル惑星 habitable planet

ハビタブルゾーンに位置する惑星をハビタブル惑星と呼ぶことがある。文字通りの意味では生命存在可能な惑星となるので、必ずしもハビタブルゾーンの位置とは関係がなくなく注意が必要であるが、慣用的に広く使用されている。

バブコック Babcock, Harold Delos

ハロルド・バブコック(Harold D. Babcock; 1882-1968)はアメリカの天文学者。カリフォルニア大学バークレー校を卒業し、ウィルソン山天文台で1907年から1948年まで研究した。後期には息子のホーレ[…]

ハマソン Humason, Milton

アメリカの天文学者(1891-1972)。ヒューメイソンと表記されることもある。ウィルソン山天文台の工事現場で資材を運ぶラバ使いとして働いていたが、次第に頭角を現し、天文台完成後は優秀な観測天文学者となり、微光銀河の写真[…]

波面誤差 wavefront error

電磁波の位相の誤差をいう。望遠鏡で光を集めて結像するとき、波面誤差があるとさまざまな収差を引き起こし、回折限界像に比べて点像分布関数が劣化し、像の広がりや中心強度の低下を招く。波面誤差を光学収差成分に分解して記述するとき[…]

波面収差 wavefront aberration

波面誤差を参照。

波面センサー wavefront sensor

望遠鏡や観測装置の光学系の誤差測定や大気ゆらぎによる波面誤差測定に用いる測定装置。波面誤差の1次微分(波面傾斜ベクトル)の分布を測定するシャックハルトマンセンサー、波面誤差の2次微分(波面曲率)の分布を測定する波面曲率セ[…]

早川幸男 HAYAKAWA Satio

日本の物理学者、天体物理学者(1923-92)。宇宙線の超新星起源説、およびガンマ線天文学の提唱者。愛媛県新居浜生まれ。東京帝国大学物理学科の朝永振一郎ゼミで素粒子論を学ぶ。卒業後、気象研究所、大阪市立大学物理学教室、京[…]

林忠四郎 HAYASHI Chushiro

日本の天体物理学者(1920-2010)。恒星誕生の過程における林フェーズの発見、恒星の進化に関する林-蓬茨-杉本(HHS)論文、太陽系生成の京都モデル、ビッグバンでの元素生成理論などの業績がある。京都市生まれ、東京帝国[…]

林トラック Hayashi track

HR図上で縦に移動するTタウリ型星の進化の道筋のこと(図参照)。 重力エネルギーを解放して輝いているTタウリ型星はほぼ星全体が対流状態になっている。また、星の表面付近で H- イオンの連続吸収が卓越しているため、放射の[…]

林の禁止領域 Hayashi's forbidden zone

HR図上で林トラックの右側(低温側)の領域のこと。この領域には平衡状態にある恒星が存在できないという意味で禁止領域(forbidden zone)と呼ばれる。

はやぶさ探査機 Hayabusa Spacecraft

2003年に打ち上げられて、2005年にアポログループの地球接近小惑星(25143)イトカワを探査して表面のサンプルを採取、2010年に地球への帰還に成功した、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機である。[…]

はやぶさ2探査機 Hayabusa2 Spacecraft

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ探査機の後継機。直径約900 mの小惑星であるリュウグウ(Ryugu)の詳細な観測とサンプルリターンを目的とした。リュウグウは、はやぶさ探査機がサンプルを持ち帰ったイトカワと同じ[…]

パラ水素 para-hydrogen

原子核(陽子)の核スピンの向きが反平行の状態の水素分子をパラ水素と呼ぶ。 一方、揃っているものはオルソ水素と呼ばれる。

パラナル天文台 Cerro Paranal Observatory

チリのアンデス山中標高約2600mのセロパラナルにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)が運営する天文台。口径8.2 mの望遠鏡4台からなるVLT、これに口径1.8 mの望遠鏡4台を加えた光赤外線干渉計VLTI、さらにVIS[…]

パラボラアンテナ parabolic antenna

放物面鏡を主鏡とするアンテナのこと。放物面アンテナともいわれる。放物面で反射した電波はその焦点に集められ、フィードホーンと呼ばれる1次放射器を通して受信機に入力される。電波が効率良く焦点に集まるためにはアンテナの鏡面誤差[…]

バリウム星 barium star

バリウムの強い吸収線を示す赤色巨星。連星系に属することが確認されており、CH星と同様に、連星系において漸近巨星分枝(AGB)星で合成されたs過程元素を多く含む物質が表面に降着することによって特異な組成になったと考えられる[…]

バリオン baryon

三つのクォークからなるバリオン数を持った素粒子のこと。核子と呼ばれる陽子と中性子、およびラムダ粒子、シグマ粒子、クサイ粒子などがある。字句の意味は質量を持った重い粒子。 天文学では(ダークマターではなく)通常の物質を構[…]