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ニューホライズンズ探査機

高

よみ方

にゅーほらいずんずたんさき

英 語

New Horizons

説 明

2006年1月19日にアメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げた冥王星探査機。打ち上げから1年余りで木星に到達して、2007年2月28日に木星のスイングバイで加速した。2015年7月14日に冥王星に到達して、冥王星と衛星カロンを観測した。カメラ、紫外分光、荷電粒子検出器、中性粒子検出器、ダスト検出器が搭載されている。1000kmにわたって広がるハート形をした窒素氷の平原や暗色地位など、冥王星の地質は複雑で現在もおそらく活動的であることを明らかにした。
ニューホライズンズは2019年1月1日午後2時33分(日本時間)頃、エッジワース-カイパーベルト天体 (486958) 2014 MU69の近くを通過し、撮影した最初の画像を地球に送信してきた。これは探査機が近距離から観測した最遠の天体である。この天体は「雪だるま」のように二つの球がつながった形で、長さは約31 km である。研究チームは大きい方(約19 km)をウルティマ(Ultima)、小さい方(約14 km)をトゥーレ(Thule)と名付け、この天体はUltima Thule(ウルティマ・トゥーレ)と呼ばれることになった。Ultima Thuleは既知の世界の外にある「最果ての地」を意味する。その後、この名前は異なる意味でも用いられることがわかり、命名権を持つニューホライズンズチームは、ネイティブアメリカンのポウハタン族が使うアルゴンキン語で「空」を意味する「Arrokoth(アロコス;アロコットとも表記)に変更することを提案し、2019年11月にこの名前が国際天文学連合(IAU)によって承認された。
ホームページ:https://www.nasa.gov/mission_pages/newhorizons/main/index.html
IAUの報告ページ:https://www.iau.org/news/announcements/detail/ann19067/

2022年06月19日更新

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    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    地上試験中のニューホライズンズ探査機(NASA/APL/Southwest Research Institute)
    ニューホライズンズ探査機が2019年1月1日に6,628km離れた位置から撮影したアロコス
    https://commons.wikimedia.org/wiki/File:UltimaThule-NewHorizons-20190222.png