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ヘス図

 

よみ方

へすず

英 語

Hess diagram

説 明

一つの銀河星団に含まれる恒星色-等級図上での個数密度分布を表す図のこと(図参照)。色-等級図を細かい領域(メッシュ)に分け、各領域に該当する恒星の個数で表現する。観測的にも比較的容易に得ることができるこの図を使うことで、該当する銀河や星団の年齢や元素存在度、進化の履歴などを知ることができる。その有効性を1924年に最初に発表したヘス(R. Hess)にちなむ。

2018年04月12日更新

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    ろ座矮小楕円銀河のヘス図。色-等級図をΔ(V-I)×ΔV=0.01等×0.05等のメッシュに分割し、各メッシュの中の星の数に応じて色をつけた。(Battagliaet al. 2006, A&A, 459, 423)。
    局所銀河群に属する矮小銀河9個に対する色-等級図。個々の星が独立した点で示されているグラフだと思えば、色-等級図だが、点の密集度で見える濃淡(あるいは、図上の同一小面積中の点の数で色分け)を分布だと思えば、ヘス図と考えることもできる。