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臨界密度(宇宙の)

 

よみ方

りんかいみつどうちゅうの

英 語

critical density(of the Universe)

説 明

宇宙項(宇宙定数)がなく圧力も無視できる宇宙において、曲率がゼロで平坦な宇宙の密度を指す。この場合の宇宙は、膨張の運動エネルギーとポテンシャルエネルギーがちょうどつり合っており、膨張速度は次第に小さくなるが、永遠に膨張を続ける。任意の時刻における宇宙の臨界密度はその時刻のハッブルパラメータHを用いて、3 H^2 / 8\pi Gと表され、現在の臨界密度はハッブルパラメータの現在の値であるハッブル定数を用いて、3 H_0^2 / 8\pi Gとなり、10^{-29} {\rm g\,cm}^{-3} 程度の値となる。ここで G は万有引力定数である。

2018年03月11日更新

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