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エアリー

 

よみ方

えありー

英 語

Airy, George Biddell

説 明

エアリー(Sir George Biddell Airy;1801–1892)は、イギリスの数学者、天文学者。ノーサンバーランド州アニックで生まれ、1819年にケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに入学、1824年にフェローに選ばれた。1826年にはルーカス数学教授職に就き、1835年から81年までグリニッジ天文台長を務めた。在職中、グリニッジ天文台の観測設備を広範に改良、精密化した。1851年には新たに子午環を設置しているが、このエアリーの子午環の上を通る子午線が1884年のワシントンDCでの会議で25カ国に同意され、現在の経度0度となっている。また、月、太陽、惑星の観測データを系統的に整理し、天文計算法にも種々の改良を加えた。その他、レンズや結晶に関する光学的研究では、円形開口を通過した光の回折によって生じる光学的な円盤「エアリーディスク」にその名を残している。比重の大きいマントルの上に、比重の小さい地殻が浮かんでいるとするアイソスタシー説(地殻均衡説)の提唱者としても知られている。科学行政でも手腕を発揮した。1831年にコプリ・メダル、1833年と1846年にロンドン王立天文学会ゴールドメダル受賞。

 

2023年01月26日更新

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    サー・ジョージ・ビドル・エアリー(1883年、ジョン・コリア画)
    出典:https://en.wikipedia.org/wiki/George_Biddell_Airy#/media/File:George_Biddell_Airy_(1801-1892),_by_John_Collier.jpg