天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"tg(seo999888)谷歌新闻教程,357"の検索結果(70件)

アインシュタイン半径 Einstein radius

重力レンズ現象の強さを表す用語。遠方にある光源天体からの光の軌跡が、その視線上で手前にある別の天体(レンズ天体)の重力によって曲げられるときの、曲率半径をいう。対応する角度をアインシュタイン角度という。光源が点状ではなく[…]

アウトバースト outburst

天体の急激な増光現象をいう。可視光に限らず、電波、X線、ガンマ線

熱いダークマター hot dark matter

ダークマターを参照。

アフターグロー afterglow

残光のこと。天文学ではガンマ線バーストの後に、X線、可視光でしばらく輝く現象をいう。X線アフターグローはガンマ線増光にくらべ継続時間が数日と長いので、位置決定が可能になり、その結果ガンマ線バーストが天の川銀河(銀河系)外[…]

天の川 Milky Way

月のない暗い晩に肉眼で見ると、夜空を大きく横切るように見える淡く輝く帯状の天体で、その正体は天の川銀河(銀河系)の円盤部にある無数の恒星の集団である。我々(太陽系)が中心から離れた円盤部に位置しているので、内部から見た円[…]

暗黒星雲 dark nebula

ガス星雲のうちで、低温度(20 K程度)かつ高密度(500水素原子 cm-3 程度以上)で、多量のダストを含むため、背後の天体からの光がダストに遮られて黒い雲のように見えるもの。この名称は見かけの様相に由来する。暗黒物質[…]

位置標準星 astrometric standard stars

天体の位置は最寄りの位置基準となる天体との相対的位置関係により決定される。その際、位置基準として用いられる天体が位置標準星で、 位置基準星ともいう。天体の精密位置を決める際の基準となる星。その位置は固有運動の情報などとと[…]

宇宙検閲官仮説 cosmic censorship hypothesis

重力崩壊の最終段階では物質のエネルギー密度や時空の曲率が無限に大きくなり一般相対性理論で扱う時空の概念が破綻する。このような領域を特異点、あるいは特異領域というが、現在のところ特異点を支配する物理法則は知られておらず、し[…]

宇宙項 cosmological term

宇宙定数を参照。

H𝛂線 H𝛂 line

水素原子が放射するバルマー線(バルマー系列を参照)のうち、主量子数n=3とn=2のエネルギー準位のあいだを電子が遷移するときのスペクトル線である(n=3からn=2への遷移では輝線、n=2からn=3の遷移では吸収線)。可視[…]

エキセントリックプラネット eccentric planet

軌道離心率が大きい太陽系外惑星。偏心軌道惑星ともいう。太陽系内の惑星は、水星を除きほぼ円軌道(離心率が0.1以下)をもつ。一方、太陽系外惑星の軌道の離心率は0.1以上のものも多数あり、最大のものは0.9以上にも達する。こ[…]

MMT Multi-Mirror Telescope(MMT)

マルチミラー望遠鏡を参照。

M87 (NGC4486) M87

おとめ座銀河団の中心部にある巨大楕円銀河。1781年に出版されたメシエカタログの87番目の天体なので M87と呼ばれる(NGCカタログの番号は4486)。電波源としては「おとめ座A」とも呼ばれ、歴史的には最も初期に可視光[…]

オフナー光学系 Offner optics

3枚の球面反射鏡を組み合わせた1対1再結像光学系。第1反射鏡(M1)と第3反射鏡(M3)は同一の凹球面鏡の一部となっており、第2反射鏡(M2)は第1、第3反射鏡と同心の凸球面鏡でその曲率半径は第1、第3反射鏡の半分である[…]

オポチュニティ Opportunity

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、マーズエクスプロレーションローバー計画で火星に送った二つの火星着陸探査車(マーズローバー)の一つ。もう一つはスピリット。火星表面の地質を観察して岩石を分析した。 2003年7月7日に打[…]

温室効果 greenhouse effect

大気を持つ惑星では、惑星表面からの熱放射が、宇宙空間(大気圏外)に到達する前に、大気中の物質に吸収・散乱され、エネルギー輸送が妨げられるため、大気内の温度が上昇する。これを温室効果という。ビニールやガラスで覆われた温室の[…]

カイパー Kuiper, Gerard Peter

カイパー(Gerard Peter Kuiper;1905-73)はオランダ生まれのアメリカの天文学者。1933年にライデン大学で学位取得後アメリカに移住し、1936年からはヤーキス天文台に勤務、1950-52年の間ヤー[…]

可視激変クェーサー OVV(optically violent variable)quasar

可視光でも劇的に明るさを変えるクェーサーをいう。ブレーザーと呼ばれる天体の一種で巨大質量ブラックホールから放出される相対論的ジェットを真正面から見ているため、見かけの強度が増幅され、変動時間が圧縮されると考えられている。

可視光 visible light

波長 0.4-0.8 μm 程度の電磁波の名称。波長によって色が違って見える。人間の目に感じるところからこの名前が付いた。 表面温度が約6000 Kの太陽から放射される電磁波は可視光域の波長約 0.5 μm のところで[…]

カナリー大型望遠鏡 Gran Telescopio Canarias

スペイン領カナリア諸島のラパルマ島山頂地域(2267 m)に建設された有効口径10.4 mの望遠鏡。スペイン語の名称(Gran Telescopio Canarias)からGTCあるいはGranTeCanと呼ばれることも[…]