天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アエンデ隕石 Allende meteorite

1969年2月8日にメキシコ北部に落下した隕石で炭素質コンドライトに分類される。現地の村の名前をとってアエンデ(Allende)隕石と呼ばれる。数千個以上の破片となって落下したが回収された総重量は3000 kg近くにおよ[…]

アパッチポイント天文台 Apache Point Observatory

アメリカニューメキシコ州のサンスポットにある標高2800 mの天文台。シカゴ大学、プリンストン大学、プリンストン高等研究所などアメリカの7大学によって1984年に設立された天体物理学研究連合(Astrophysical […]

アメリカ海軍天文台 US Naval Observatory(USNO)

アメリカのワシントンDCにある海軍所属の天文台。1830年に設立された海図・装置本部(Depot of Charts and Instruments)を前身とし、1844年に天文台となった、アメリカで最も古い研究機関の一[…]

アメリカ航空宇宙局 National Aeronautics and Space Administration(NASA)

アメリカ合衆国の宇宙開発に関わる活動と研究を行うために1958年に設立された政府組織。アポロ計画、スカイラブ計画、スペースシャトル、国際宇宙ステーションなど宇宙開発の巨大プロジェクトとともに、ハッブル宇宙望遠鏡など人工衛[…]

アルテミス計画 Artemis Program

アメリカ合衆国政府が国際協力で実現を目指す大規模な有人宇宙飛行計画。将来の有人火星探査を視野に、月面に再び人類を送りこみ、資源探査活動などで月の南極に長期滞在することを目指している。2017年に当時のトランプ大統領がこの[…]

アルマ望遠鏡 Atacama Large Millimeter/sub-millimeter Array(ALMA)

南米チリのアンデス山脈の中、標高5000mのチャナントール高原に建設された、周波数80-950 GHz帯のミリ波サブミリ波領域で稼働する電波干渉計。口径12 mと7 mのアンテナ計66台を最大基線長16 kmで展開し、大[…]

隕石 meteorite

宇宙から地球に落下してきた岩石。多くは小惑星のかけらであるが、大気中で燃え尽きなかった流星のかけらもある。小惑星には太陽系誕生の初期の情報が残されているので隕石は太陽系の誕生過程を知るための重要な研究対象である。 隕石[…]

ウェスターボルク電波天文台 Westerbork Radio Observatory

オランダ電波天文学研究所(ASTRON)によって運用されている電波天文台。フローニンゲンの南40 kmほどのウェスターボルクに位置し、ウェスターボルク開口合成電波望遠鏡(ウェスターボルク電波望遠鏡またはWSRTと略すこと[…]

宇宙の再電離 cosmic reionization

宇宙で最初の天体が誕生した後、天体が発する紫外線によって宇宙全体に広がっていた中性水素ガス(HⅠガス)が光電離されること。 ビッグバン直後の宇宙は超高温・高密度で、主に水素からなるガスは電離した状態(水素の原子核である[…]

宇宙の晴れ上がり 対応する英語なし

宇宙の晴れ上がりとは、ビッグバンによる宇宙誕生の約38万年後、赤方偏移にしてz = 1090の頃に、たとえて言えば、「濃い霧がかかったようになにも見えなかった状態から霧が晴れてくっきり景色が見える状態」へと宇宙の状態が変[…]

宇宙望遠鏡 space telescope

地球大気の影響をまったく受けないで天体観測を行うために、大気圏外に打ち上げる人工衛星搭載の望遠鏡。天文衛星や宇宙天文台とも呼ばれ、固有名がつけられるものが多い。太陽系の惑星や惑星間空間の探査を目的とするものは惑星探査機あ[…]

オージェ Auger, Pierre Victor

ピエール・オージェ(Pierre Victor Auger;1899-1993)はフランス・パリ生まれの物理学者。原子物理学、原子核物理学、宇宙線物理学の分野で活躍した。 第二次世界大戦中は自由フランス軍に加わり、[…]

ガリレオ衛星 Galilean satellites

木星の衛星のなかで、サイズが大きい、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを指す。直径はそれぞれ、3632 km、3138 km、5262 km、4820 kmである。公転周期はそれぞれ、1.76日、3.55日、7.16日、[…]

ガン-ピーターソン検定 Gunn-Peterson test

宇宙(銀河間空間)の電離度を推定する方法の一つ。ガン(J. Gunn)とピーターソン(B. Peterson)によって1965年に提案された。中性水素はライマンα(アルファ)線(静止系波長121.6 nm)の波長の光子を[…]

客星 guest star

中国や日本での古い記録上で、突発的に現れた天体の総称として用いられた言葉。「かくせい」と読むこともある。新星や超新星、彗星などが対応している。

共動座標 comoving coordinates

宇宙膨張とともに目盛が拡大する空間座標。固有時間と組になってロバートソン-ウォーカー計量の4次元時空座標として用いられる。共動座標は宇宙の物質に対して静止しており、共動座標から観測される銀河の分布や宇宙マイクロ波背景放射[…]

銀河座標系 galactic coordinates

天球座標系の1つで、天の川銀河(銀河系)の銀河面と銀河中心方向に基づいて定義されている。銀河座標に基づく経度を銀経、緯度を銀緯といい、それぞれ記号 $l, b$ で表す。概念的には銀河面を銀緯0°の面とし、銀河系中心方向[…]

クインテッセンス quintessence

地上の万物は火・空気・水・土の四元素からなるという, 古代ギリシャのアリストテレス(Aristotle)の四元素説に追加される「第五元素」になぞらえて, 宇宙の構成要素としてバリオン、光子、ニュートリノ、ダークマターに次[…]

クルスカル図 Kruscal coordinates

一般相対性理論では、時空の近傍の2事象間の4次元的間隔をそれらの間の座標差の2次式で表す。この2次式の係数をメトリックテンソル、あるいは単にメトリックという。2事象間の4次元的間隔は座標系の取り方によらずその値を変えない[…]

コンプトンガンマ線衛星 Compton Gamma Ray Observatory(CGRO)

1991年4月にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられたガンマ線 衛星。EGRET検出器、COMPTEL検出器、OSSE検出器、BATSE検出器の4種類の検出器を搭載し、総重量が17トンに及ぶ巨大な衛星で、ス[…]