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ガリレオ式望遠鏡 Galilean telescope

屈折望遠鏡の一種で、対物レンズとして凸レンズを用い、接眼レンズに凹レンズを用いたものを指す。世界で初めての屈折望遠鏡は、この形式を用いて1608年にオランダで製作された。ガリレオ(Galileo Galilei、1564[…]

銀河風 galactic wind

銀河内部から外部に向けてガスが大規模に噴き出す現象。銀河内でスターバーストが起こり、短時間に多数の超新星が爆発すると、そのエネルギーで銀河内のガスが熱せられ、重力を振り切って外へ噴き出す。これを銀河から噴き出す風になぞら[…]

サルピーター Salpeter, Edwin Ernest

サルピーター(Edwin Ernest Salpeter;1924 - 2008)は、オーストリア生まれで、10代でオーストラリアに帰化し、主にアメリカ合衆国で活躍した天文物理学者。シドニー大学で数学と物理学を学び、イギ[…]

スーパーウィンド銀河 superwind galaxy

大質量星の超新星爆発が頻繁に起こり、スーパーウィンド(強力な銀河風)が吹いている銀河。スーパーウィンド銀河のガスは、大質量星からの紫外線による電離に加え、銀河風の衝撃波加熱によっても電離されるため、通常の銀河の電離ガスと[…]

スウィング増幅機構 swing amplification

銀河の渦巻腕を維持、増強する機構の一つ。局所的で線形近似した密度波理論では扱えないが、数値シミュレーションではしばしば目にする現象として知られる。銀河回転に対して先行する渦巻型(中心から外側へ行くほど回転方向に対して先行[…]

恒星風 stellar wind

星風を参照。

星風 stellar wind

恒星の表面から流れ出す物質(プラズマ)の流れ。恒星風と呼ばれることもある。太陽の場合は太陽風と呼ばれる。 ウォルフ-ライエ星に代表される進化の進んだ高温度(表面温度3-10万度)、大質量(太陽20倍程度以上)の恒星[…]

大気の窓 atmospheric window

電磁波に対して、大気吸収の小さい波長帯・周波数帯のこと。特に、可視光(波長0.35-1μm)と電波(波長1mm-30m、周波数10MHz-300GHz)は連続して大気吸収が小さいため、単に大気の窓と言えば、これらを指すこ[…]

太陽年 tropical year

春分点を基準として、地球が太陽の周りを公転するのにかかる時間の平均値。約365.24219日。 地球の自転軸は歳差により約26,000年の周期で自転と反対方向に回転するため、太陽に対する地球の自転軸の向きは、空間に静止[…]

太陽風 solar wind

太陽から流出する超音速のプラズマ流。太陽と逆方向に延びた彗星の尾のイオンテイルを説明するために、1950年頃ドイツのビアマン(L. Biermann)により太陽から吹き出す高速の荷電粒子流の存在が推察された。理論的にその[…]

冬至 winter solstice (for northern hemisphere), December solstice

黄道上で太陽の黄経(黄道座標系を参照)が270度になる時刻。この時刻を含む日(冬至日)も一般には冬至とよばれている。12月22日頃で二十四節気の一つである。日本(北半球)では冬至の日に太陽の南中高度が最も低くなり、昼の時[…]

ドゥビングロー25m電波望遠鏡 Dowingeloo 25m radio telescope

オランダ電波天文学研究所が運用していた電波望遠鏡の1つ。初期の電波天体カタログとして有名なウエステルハウトWesterhoutカタログの作成、アンドロメダ銀河の21cm線の検出などを行った。1990年代でも21cm輝線全[…]

バーデの窓 Baade's window

天の川銀河の中心に近い方向にある、星間減光が特に小さい領域。銀経1°、銀緯 -4°付近にある。可視光以外の観測ができなかった時代には天の川銀河の中心付近を観測する唯一の領域だといわれていたが、可視光で見える星は天の川銀河[…]

バイエル符号 Bayer designation

1603年にドイツのバイエル(J. Bayer)によって出版された世界で初めての全天星図『ウラノメトリア』(バイエル星図とも呼ばれる)で用いられた恒星の命名法。 各星座の明るい星からα(アルファ), β, γ ...と[…]

ハッブル Hubble, Edwin

エドウィン・ハッブル(Edwin Hubble; 1889-1953)はアメリカの天文学者。銀河の速度-距離関係を見つけて宇宙が膨張していることを実証した。アメリカのミズーリ州に生まれ、奨学金でイギリスに留学し、シカゴ大[…]

パルサー星雲 pulsar wind nebula(PWN)

太陽から太陽風が吹いているように、パルサーからはパルサー風というプラズマ風が吹き出している(パルサーの項目を参照)。パルサー風とそのパルサーを形成した際の超新星残骸で放出された物質とが衝突して、衝撃波を形成する。そこで衝[…]

バンアレン帯 Van Allen radiation belt

地球の周囲にあるドーナツ状の放射線帯のことで、米国の物理学者バンアレン(J. Van Allen)が米国の最初の人工衛星エクスプローラー1号に搭載したガイガーカウンターで発見したのでこの名前で呼ばれる。 この放射線帯は[…]

冬の大三角 Winter Triangle

シリウス(おおいぬ座α(アルファ)星: α CMa)、プロキオン(こいぬ座α 星: α CMi)、ベテルギウス(オリオン座α 星: α Ori)の三つの明るい星を結ぶ大きな三角形のことである。三角形の中を天の川が通ってい[…]

ベラルービン天文台 Vera C. Rubin Observatory

チリのセロ・パチョンに建設中のサーベイ観測専用の大型シノプティック・サーベイ望遠鏡 (Large Synoptic Survey Telescope: LSST) を運用する天文台。渦巻銀河の平坦な回転曲線の観測からダー[…]

ポストスターバースト銀河 post-starburst galaxy

激しい星生成活動(スターバースト)を終えた直後の銀河のこと。スペクトルに水素のバルマー吸収線が強く見られるのが特徴。寿命の短い(<1億年)OB型星はすでに進化を終え、超新星爆発を起こして死に絶えており、水素のバルマー吸収[…]