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青色はぐれ星　blue straggler

年齢の高い恒星の系に現れる異常に高温（青色）の恒星。球状星団や矮小銀河、天の川銀河（銀河系）のハローなど、一般に年齢の高い恒星からなる系では、太陽質量程度以上の星はすでに進化が進み、主系列を離れている。しかし、こういった[…]

特異等温球モデルを参照。

流体を粒子で表現するグリッドレス法の一つである。圧力項を大きさをもった粒子間の力として表現し、粒子は局所的な速度に従って運動するラグランジュ的計算法であり、密度のコントラストが大きい圧縮性流体の扱いに優れている。単純な取[…]

エルゴ領域を参照。

楕円をその軸の周りに回転させてできる立体形状のこと。楕円をその長軸周りに回転してできる葉巻状の楕円体をプロレート（扁長楕円体）、短軸周りに回転してできる饅頭状の楕円体をオブレート（扁平楕円体）と呼ぶ。概略形状が自己重力で[…]

平行光を球面鏡や球面レンズで集光するとき、光軸から遠い光線の焦点位置が、光軸に近い光線の焦点位置より手前になるために起こる収差。

特殊関数の一つで、ラプラスの演算子を3次元極座標 $(r,\theta,\phi)$ で表したときの角度部分の固有関数。一般に記号 $Y_l^m(\theta,\phi)$ で表される。（ラプラスの演算子はデカルト座標 […]

恒星や惑星などの天体は、見かけ上は天球と呼ばれる球面上に配置されている。この球面上で互いの位置関係を解析するのが球面天文学である。赤道座標系、黄道座標系、地平座標系も参照。

黄道上で太陽の黄経（黄道座標系を参照）が90度になる時刻。この時刻を含む日（夏至日）も一般には夏至とよばれている。6月20日頃で、二十四節気の一つである。日本（北回帰線以北の北半球）では夏至の日に太陽の南中高度が最も高く[…]

成長する原始地球で原始大気ができる過程は2つのものが考えられる。1つは、原始惑星系円盤のガス中で地球が成長する場合で、火星サイズを越えると重力で引きつけたガスによる水素を主成分とした大気（一次大気）ができる。もう1つは、[…]

太陽や恒星を光で見たときに表面として見える層。通常、特定の波長（たとえば500 nm）で測った光学的深さが1程度の層を光球の底と考える。太陽の場合には数百kmの厚みをもつ。

ブラックホールの事象の地平面の外側にある薄い球殻状の境界領域。この領域では重力が強いので、入射した光子はブラックホールの周りを周回する。周回した光子は最終的にブラックホールに吸い込まれるか、外側に飛び去っていく。光子球の[…]

恒星大気の温度と圧力構造などを記述するモデル。いくつかの仮定をもとに第一原理から構築される。太陽型星をはじめとして最も多くの型の星について構築されているモデル（1次元静的モデル）は、局所熱力学的平衡（LTE）と静水圧平衡[…]

中国科学院国家天文台により、中国南西部のミャオ族自治州平塘県に建設された口径500 の固定型電波望遠鏡。英語名称のFive-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope[…]

天球のモデルであると同時に天体の観測装置として使われた器械。渾天儀は中国での呼び名で、ヨーロッパでは天球儀が一般的な名称である。水平線、子午線、卯酉（ぼうゆう）線（東西を表す線）、天の赤道、黄道、白道などを表す多数の環、[…]

太陽の場合、皆既日食開始直後とその終了時直前に十数秒間現れる薄紅色に輝く層のこと。外層大気が一様な層状をしていると考えたとき、光球から温度最低層と呼ばれる約500 km上空までは温度が下降し約4200度まで低下するが、そ[…]

磁場を持つ惑星や衛星の周辺で、太陽風（プラズマ）が磁場にとらえられている領域。地球の磁気圏は太陽側では地球半径の10倍程度だが、反太陽側には大きく引き延ばされた「吹き流し」状の形をしている。地球以外にも、水星、木星、土星[…]

黄道上で太陽の黄経（黄道座標系を参照）が180度になる時刻。9月23日頃。二十四節気の一つである。秋分の日には、太陽は真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる。二至二分も参照。

黄道上で太陽の黄経（黄道座標系を参照）が0度になる、すなわち太陽が春分点にある時刻。二十四節気の一つである。3月21日頃。春分の日には、太陽は真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる。二至二分も参照。

スーフィ（Abd al-Rahman al-Sufi；903-86）はペルシャの天文学者。アブドゥル・ラフマーン・スーフィーまたはアゾフィとも記される。テヘラン郊外で生れ、ブワイフ朝時代に宮廷天文学者として活躍した。プト[…]