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IPCC IPCC (Intergovernmental Panel on Climate Change)

気候変動に関する政府間パネルを参照。

ASTE Atacama Submillimeter Telescope Experiment (ASTE)

チリ北部、標高4800 mのパンパラボラに位置する口径 10 mのサブミリ波望遠鏡。国立天文台、チリ大学と東京大学をはじめとする大学共同体によって運用されている。搭載する受信機に応じて230~850 GHzの周波数帯での[…]

ALMA Atacama Large Millimeter/sub-millimeter Array(ALMA)

アルマ望遠鏡を参照。

アルマ望遠鏡 Atacama Large Millimeter/sub-millimeter Array(ALMA)

南米チリのアンデス山脈の中、標高5000mのチャナントール高原に建設された、周波数80-950 GHz帯のミリ波サブミリ波領域で稼働する電波干渉計。口径12 mと7 mのアンテナ計66台を最大基線長16 kmで展開し、大[…]

エディントン限界光度 Eddington limit

中心天体に周囲から物質が落ち込む球対称降着において、放射による力と重力のつり合いで決まる限界光度をいい、エディントンにより最初に導かれた。 この限界光度より明るくなると放射圧が重力に勝るので、天体自身が飛ばされるか、ある[…]

LLS Lyman Limit System (LLS)

クェーサー吸収線系であるライマン$\alpha$ 吸収線の中で、中性水素柱密度が1017-1020 cm-2 ほどになると波長912 オングストローム(91.2 nm)のライマン端の吸収の徴候を示すものがあり、これをLL[…]

オートコリメーション autocollimation

光学系の調整方法の一つ。カメラや望遠鏡などの結像光学系の光軸と、光軸上の反射面の法線方向を一致させるときに用いる。無限遠に調整した結像光学系の焦点面に点光源を置くと、光源からの光は平行光となってその光学系から出ていく。こ[…]

回折限界 diffraction limit

点光源からの光が真空中で無収差の光学系により、幾何光学的には焦点の一点に集中するときでも、光の波動の性質に伴い実際にはある大きさに拡がる。その大きさは光の波長を $\lambda$、望遠鏡の口径を $D$ とすると、 […]

火星 Mars

質量6.41 x1023 ㎏、赤道半径3396 kmはそれぞれ地球の約0.107倍、0.532倍である。密度は3930 ㎏m-3で、地球型惑星の中では最も低い。火星の会合周期は約780日(2年と2ヵ月)なので、この間隔で[…]

気候変動 climate change

一般には、地球温暖化を指すことが多い。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期[…]

気候変動に関する政府間パネル Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC)

通常、Intergovernmental Panel on Climate Changeの略号であるIPCCの呼称が広く用いられている。人為的な気候変動のリスクに関する最新の科学的・技術的・社会経済的な知見をとりまとめて[…]

気候モデル climate model

気候の構成要素である大気と海洋の中で起きるさまざまな事象を物理法則を基礎に定式化して, 気候を再現したり予測したりするコンピュータの中に作られた擬似的な地球のモデル(計算プログラム)。気候モデルでは、連続的に温度や密度な[…]

限界等級 limiting magnitude

ある一定条件下で観測可能な最も暗い天体の等級。たとえば、可視光Vバンドで露出時間1時間、S/N比5の条件で星などの点光源に対する限界等級は○○等、というように用いられる。一般に、露出時間を長くするほど限界等級を暗くできる[…]

光子限界 photon limit

光子の検出器において、信号の雑音に対する比(S/N比、信号対雑音比)は、荷電粒子などのバックグラウンドが十分小さければ、光源から観測される光子数の統計的ゆらぎで決まる。これを光子限界という。光子数の統計的ゆらぎはポアソン[…]

コリメーション(宇宙ジェット) collimation (astrophysical jet)

宇宙ジェットの流れが細く絞られる現象のこと。日本語では「収束」という。トロイダル磁場などによって荷電粒子の流れが磁気的に細く絞られる場合と、星間空間のガス圧などによって流体力学的に細く絞られる場合がある。

コリメーション(光学系) collimation (optics)

光学系において、レンズや凹面反射鏡などを用いて平行光線ビームを得る(コリメートする)こと。分光器においては、対象からの光を分散素子に入射させる前にコリメートするのが一般的である。コリメートするレンズなどをコリメーターと呼[…]

コリメータ collimator

平行光線を作る装置。さらには一般に細い粒子ビームをつくる装置を指す。``細い''には平行度が高いという意味と、ビームの断面積が小さいという意味がある。集光の難しい硬X線やガンマ線の検出器では、検出器の前に穴の開いた板や筒[…]

コンフュージョン限界 confusion limit

多数の天体が存在する天域を観測する際、検出器の角分解能が十分高くないと、隣接する複数の天体を区別することができなくなる。これを天体検出のコンフュージョン限界という。すなわち、検出器の感度を上げる場合には、同時に角分解能を[…]

サブミリ波 submillimeter(radio)wave

電波の中で最も短い波長(0.1-1 mm程度)をもつものの名称。 ミリ波やサブミリ波では低温度の星間物質(分子雲や星間ダスト)中にある分子の輝線が多く観測される他、ダストの熱放射もこの波長域に強度ピークを持つ。サブミリ[…]

シェーンベルグ-チャンドラセカール限界 Schönberg-Chandrasekhar limit

主系列後の星のヘリウム中心核で、静水圧平衡がなりたち重力収縮をとめることができる限界質量のこと。星の中心部の核融合で水素が枯渇するとヘリウム中心核が形成される。この段階ではヘリウム中心核は核融合反応によるエネルギー発生が[…]