天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アイーダ計画 AIDA collaboration

小惑星の軌道を変更する実験を行う計画。英語のAsteroid Impact and Deflection Assessment(小惑星への衝突による軌道変化の評価)の頭文字からAIDAの名前がついた。米国のダート探査機に[…]

圧電効果 piezoelectric effect

物質に圧力をかけるとそれに比例した電圧が生じる効果をいい、ピエゾ効果ともいう。逆に電圧をかけると機械的な変形(応力)を受ける効果を逆圧電効果というが、両方の現象を合わせて圧電効果ともいう。圧電効果を起こす物質のことを圧電[…]

アリストテレス Aristotle(Aristoteles)

アリストテレス(Aristotle; BC384-BC322)はギリシャの植民都市スタギロス生まれの古代ギリシャ最大の哲学者、自然学者。彼が対象とした分野は、論理学、形而上学、神学、物理学、心理学、生物学まで及ぶ。プラト[…]

アルファ磁気分光器 Alpha magnetic spectrometer

磁場を利用して高エネルギー宇宙線や未知の粒子の電荷と運動量を測定する装置。Alpha Magnetic Spectrometer の頭文字をとって AMSと略称される。米国エネルギー省が主スポンサーで、代表研究者サミュエ[…]

イオン-分子反応 ion-molecule reaction

気相中のイオンと分子との反応。 イオンが分子に接近すると、イオンによる電場で分子が分極して双極子モーメントが誘起される。 この誘起双極子とイオンとの間に働く引力ポテンシャルは距離 r の-4乗(r -4)の依存性をもち、[…]

H2ガス H2 gas

水素分子からなるガスのこと。星間分子ガスは水素分子が主成分となっているため、星間分子ガスの代名詞として、この言葉を用いることもある。

液体シンチレーション検出器 liquid scintillation counter

放射線が液体中で損失するエネルギーをシンチレーション光(蛍光)として測定するシンチレーション検出器の一種。液体シンチレータ測定器ともいう。液体の溶剤に有機物を溶かしたものであり、溶剤としてはキシレン、トルエンなどが、有機[…]

鉛直線偏差 deflection of the vertical

地球上のある地点における鉛直線の方向は、概ねその地点の測地学上の経度・緯度の基準となる準拠楕円体(地球の形状、より正確には地球の等重力ポテンシャル面であるジオイド面に近い回転楕円体のこと)に降ろした垂線の方向に近い。しか[…]

オージェ電子 Auger electron

原子の内殻と外殻のエネルギー差に等しいエネルギーを、さらに外側の殻にいる電子が獲得して、原子外に飛び出す現象をオージェ効果というが、この際に放出された電子をオージェ電子という。名称は物理学者オージェ(Pierre Aug[…]

角距離 angular distance

角度で表した2点間の距離のこと。2つの天体A, Bがあり、観測者をOとすると、$\angle$AOBが角距離である。 天文学では普通、天球上で測った2天体間の角距離を指す。

ガモフ Gamow, George

ガモフ(George Gamow;1904-68)はウクライナ生まれでアメリカで活躍した理論物理学者。ウクライナのオデーサに生まれ、1923年からレニングラード大学で学んだ後、ゲッチンゲン大学に行き量子論を原子核に応用し[…]

巨大分子雲 giant molecular cloud

概ね太陽質量の1万倍程度以上の質量を持つ分子雲のことを指す。英語名の頭文字を使ってGMCと表記することがある。 分子雲中の一酸化炭素(CO)が出す電波輝線、CO(J=1-0)輝線、で観測されることが多い。多くの巨大[…]

クロノメーター Chronometer

現代では、スイスクロノメーター検定協会が行う厳しい精度テストにパスした高精度な時計を指すが、天文学との関わりからは、海洋時計(マリンクロノメーター)を指すことがほとんどである。揺れる船の上でも使用でき、船の位置(経度)の[…]

K殻電子捕獲 K-electron capture

原子核の放射性崩壊の一種で、原子のK電子殻(最も内側の軌道)にある電子が原子核に取り込まれ、原子核内の陽子と反応して中性子となり、同時に電子ニュートリノが放出される。この過程では、質量数は変化せず原子番号が一つ減少する。[…]

光電効果 photoelectric effect

光を物質に照射すると物質内部の電子が励起したり、外部に飛び出したりする現象。 1887年、ドイツの物理学者ヘルツ(H.R. Herz)が陰極 に紫外線をあてることで放電が起こることを発見したことに始まる。その後、レナルト[…]

高電子移動度トランジスター high electron mobility transistor(HEMT)

高電子移動度トランジスタ(HEMT)は、シリコンをベースとした一般的な電界効果トランジスタ(FET)に比べて、電子の移動速度が速い化合物半導体を用いたトランジスタである。1979年に富士通研究所の三村高志によって発明され[…]

自転 rotation

天体がその重心を含む内部の軸の周りを回転すること。この軸を自転軸、1回転するのにかかる時間を自転周期と呼ぶ。惑星や衛星、小惑星、彗星など、太陽系天体のほとんどは自転をしている。これに対し、天体が系の重心の周りを回る現象の[…]

自由電子 free electron

原子核に束縛されていない、すなわち原子内部のエネルギー準位に拘束されていない、空間を自由に運動している電子。金属内で金属結合を担い、電気伝導の役割を果たす伝導電子も自由電子と呼ばれる。

水素分子 molecular hydrogen

2個の水素原子が結合した分子であり、分子式ではH2と書かれる。地球上で見られる水素ガスは水素分子から構成されている。宇宙にある元素は、個数で比べると7割が水素である。星間ガスも主成分は水素であるが、1 cm3当たり数十個[…]

スウィング増幅機構 swing amplification

銀河の渦巻腕を維持、増強する機構の一つ。局所的で線形近似した密度波理論では扱えないが、数値シミュレーションではしばしば目にする現象として知られる。銀河回転に対して先行する渦巻型(中心から外側へ行くほど回転方向に対して先行[…]