M型星
よみ方
えむがたせい
英 語
M-type star
説 明
ハーバード分類で表面温度の系列に属する非常に低温の星。表面温度は~3,900(K)。ヘルツシュプルングによって該当する恒星には、質量・大きさ・絶対光度のいずれもが大きく異なる2種類があることが発見され、小さて軽く暗い星を赤色矮星、大きくて重く明るい星を赤色巨星と呼ぶ。前者は主系列星の軽い方にあたる。同じ関係はK型星など他の低温度星にもある。
M型星の質量は、主系列星の場合で太陽の0.1-0.5倍程度、赤色巨星の場合で1-8倍程度とされる。水素のバルマー線は非常に弱い。酸化チタン(TiO)、中性カルシウム(CaI)、中性金属の吸収線が強い。
例として赤色巨星だとアルデバラン、主系列星(赤色矮星)だとバーナード星が挙げられる。
スペクトル型(星の)およびHR図を参照。
2023年10月29日更新
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