天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2025年06月26日 観測技術

ダークエネルギー分光装置(DESI)

キットピーク国立天文台の口径4 mメイヨール望遠鏡の主焦点用の広視野主焦点補正光学系とともに開発された、約5000本の光ファイバーをもつ多天体分光器(Dark Energy Spectroscopic Instrumen […]

2025年03月24日 理論

対流オーバーシューティング

恒星内部での対流は、放射でエネルギーが運ばれるのに必要な温度勾配(放射温度勾配∇rad)が断熱温度勾配(∇ad)よりも大きい時(∇rad > ∇ad)に起こる。恒星内部構造のモデルを計算する際、対流-放射層境界を、 […]

2024年01月29日 星間物質と星形成

炭素鎖分子

複数の炭素原子が直線状に連なった「炭素鎖分子」は、星間分子の分光で発見された宇宙に特有の分子種族である。野辺山宇宙電波観測所の45 m宇宙電波望遠鏡の分光装置や最近ではアルマ望遠鏡の電波分光計による観測的研究で大量のスペ […]

2022年10月25日 装置・施設・データベース

ダート探査機 

探査機を小惑星に衝突させることで、小惑星の軌道がどのくらい変化するのかを調べるアメリカ航空宇宙局(NASA)のミッション。英語のDouble Asteroid Redirection Test(二重小惑星軌道変化試験)の […]

2022年01月10日 太陽系外惑星

第二の地球

太陽系外惑星の探査においては「第二の地球」の発見が重要なマイルストーンとされる。第二の地球という言葉にはいくつかの意味があることに注意が必要である。(1) 地球のような小さなサイズ(1.25地球半径以下)の惑星。これはケ […]

2021年05月09日 人名

田中春夫

日本の天文学者(1922-1985)。日本における電波天文学研究のパイオニアの一人で、マイクロ波帯での太陽電波研究の世界的権威と評された。愛知県豊川市にあった名古屋大学空電研究所で多素子電波干渉計を世界に先駆けて開発し、 […]

2021年01月12日 装置・施設・データベース

WFIRST

ローマン宇宙望遠鏡を参照。

2020年04月07日 人名

タマン

グスタフ・タマン(Gustav Tammann; 1932-2019)はドイツ生まれの天文学者。ゲッチンゲンに生まれ、第二次世界大戦中はババリア地方などに住んだが終戦後母親の生まれ故郷であるスイスのバーゼルに戻った。バー […]

2018年12月22日 理論

Wボソン

自然界に存在する四つの力(相互作用)は、どれもフェルミ粒子(フェルミオン)間にボース粒子(ボソン)が交換されることで引き起こされる。Wボソンは弱い力(弱い相互作用)媒介するスピン1で ±1の電荷をもったボーズ粒子。正の電 […]

2018年12月12日 時と暦

太陽日

太陽日とはいわゆる「1日」のことである。太陽の動きに基づく時刻(太陽時)で測った1日、すなわち太陽が一度南中してから次に南中するまでの時間を視太陽日(あるいは真太陽日)と呼ぶ。黄道上の太陽の動きはケプラーの法則(第2法則 […]

2018年10月06日 時と暦

タイムゾーン

共通の標準時を使う地域全体のこと。地方時、標準時を参照。  

2018年03月11日 太陽

太陽フレア

フレアを参照。

2018年03月02日 観測天文学

多波長天文学

電磁波の全ての波長による観測から天体現象を多面的に解明する天文学。観測の角度分解能や感度においては長い間、可視光観測が他の波長帯の観測を大きく凌いでいたが、1980年代頃から次第に可視光以外の波長による観測の感度と分解能 […]

2018年02月21日 太陽系

太陽系

太陽とその周りを周回する天体で構成されている系で、今から約46億年前に形成された。8個の惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)と、その周囲を回る衛星とリング粒子、さらに小惑星、彗星、太陽系外縁天体、惑 […]

2018年02月21日 太陽

太陽ニュートリノ問題

太陽中心部で起こる熱核反応に伴って生成する(電子型)ニュートリノの量の理論値と観測値とが合わないという問題。太陽からやって来るニュートリノは米国のデービスの実験や、日本のカミオカンデとスーパーカミオカンデなどで検出された […]

2018年01月15日 銀河・銀河団

大小マゼラン銀河

マゼラン銀河を参照。

2018年01月15日 銀河・銀河団

大マゼラン雲

大マゼラン銀河を参照。

2017年11月10日 理論

タウニュートリノ

ニュートリノを参照。

2017年11月07日 装置・施設・データベース

DAMPE衛星

Wukong衛星を参照。

2017年09月25日 天文学史

大論争

1920年4月26日にアメリカの現スミソニアン自然史博物館の建物で行われたアメリカ国立科学院の年会で, シャプレーとカーチスが宇宙の大きさに関して当時の二つの考え方を代表して行った公開討論会。 後にその記録が両者が書いた […]


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関連画像

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* シャプレーとカーチスによる大論争(作成 岡村定矩)
大論争の内容をシャプレーとカーチス自身が書いた論文
http://philosophyofscienceportal.blogspot.com/2009/09/shapley-and-curtis-documents-on.html
* シャプレーとカーチスの宇宙像の模式図
中村 士、岡村定矩著『宇宙観5000年史』図11.6(東大出版会)
* 渦巻星雲M101(左)とその回転運動(右)。右図には星雲中の点(星とは見なしていない)の1年あたりの位置のずれ(固有運動)が矢印線で表されている。その長さを示す右下の「SCALE」は0.1秒角。平均の回転成分(ずれ)は約0.022秒角/年というわずかなものだった。位置測定の基準としてのは○で囲まれた星である。
出典:縣秀彦著 岡村定矩監修『ビジュアル天文学史』(緑書房)
(右側原図は van Maanen A 1916,ApJ, 44, 210)