関連画像

泉浦秀行「基本的な観測量」、シリーズ現代の天文学第5巻、祖父江他編『銀河II』第2版 1.3節、図1.24(日本評論社)
New
調べたい用語名の全部または一部を日本語または英語で入力してください。
日本語または英語で入力してください。
多天体を一度に分光する方法として、マルチスリット分光(スリット分光を参照)や光ファイバーで多くの天体の光を1列に並べ替えて分光するファイバー多天体分光などがある(多天体分光器を参照)。しかし、どちらも非常に複雑な装置とな […]
媒質の運動速度勾配が十分に大きいと仮定することで光子の脱出確率を概算して放射輸送の計算を簡単化する手法。LVG近似と略称される。放射輸送の計算を行って輝線や吸収線の強さを計算する際に、媒質中の速度勾配がどの場所でも一定( […]
扱う信号のさまざまな属性に対し、その最小値と最大値の比率のことを、ダイナミックレンジと呼ぶ。信号振幅に対するダイナミックレンジの例としては、ある検出器の出力特性が線形に保たれる入力値の最小値と最大値の比率や、天体画像上の […]
地球大気中の分子による大気吸収や大気散乱を受けた電磁波が、地上にまで到達する割合をいう。散乱を無視して、大気吸収率と大気透過率を合わせて100%とすることもある。大気減光も参照。
電磁波に対して、大気吸収の小さい波長帯・周波数帯のこと。特に、可視光(波長0.35-1μm)と電波(波長1mm-30m、周波数10MHz-300GHz)は連続して大気吸収が小さいため、単に大気の窓と言えば、これらを指すこ […]
一般的にはオーロラや雷のほか、流星や高エネルギー宇宙線による発光などを含む大気中の発光現象の総称。天文学でいう大気発光は、太陽からの紫外線などにより励起された地球大気上層部の分子や原子の発する光(大気光とも呼ばれる)を指 […]
空気の屈折率の変化に起因する大気差は波長によって異なるため、波長による天体の見かけの位置のずれ、すなわち天体の色のにじみとして観測され、これを大気分散と呼ぶ。大気分散は低高度であるほど大きく、可視光での低高度の観測時など […]
円盤銀河において中性水素原子ガスや星の分布が円盤外縁部で銀河面から大きく外れてたわんでいること。英語ではwarpというので、日本語でもそのままウォープまたはワープと呼ぶ場合もある。 われわれの天の川銀河(銀河系)を含めて […]
数個の明るい銀河が天球面上で近接しているもの。たとえば3個が近接している場合は、全体を3重銀河という。多重銀河は、構成する銀河が物理的に結びついた1つの銀河群であることが多いが、たまたま天球面上で近接しているだけで物理的 […]
ダストが銀河円盤内に集積して濃くなっているところ。暗黒帯あるいはダストレーンと呼ぶこともある。そこだけ背景の星などからの光が強く吸収を受けるため黒い帯のように観測されるのでこの名前がある。円盤銀河では円盤の赤道面にダスト […]
渦巻銀河の光度Lと回転速度Vの間に見られるという形の相関関係で、銀河のスケーリング則の1つ。渦巻銀河に対するもので、1977年にタリー(B.Tully)とフィッシャー(J.Fisher)によって発見された。nの値は光度を […]
星が楕円体状に分布している銀河(絶対等級がおよそ-18等より暗い楕円銀河は矮小楕円銀河(矮小銀河参照)と呼ばれており、明るい楕円銀河とは別の種類に分類されている)。代表的な銀河の形態分類のハッブル分類では音叉図の最も左に […]
春分点を基準として、地球が太陽の周りを公転するのにかかる時間の平均値。約365.24219日。 地球の自転軸は歳差により約26,000年の周期で自転と反対方向に回転するため、太陽に対する地球の自転軸の向きは、空間に静止し […]
太陽の周りを回る地球の公転周期である太陽年(約365.24219日)を単位とした暦(れき)。季節を反映する。現在世界の多くの国で使われているグレゴリオ暦は太陽暦である。太陰暦、太陰太陽暦も参照。
局所銀河群に属する銀河の1つで、銀河系(天の川銀河)の伴銀河の一つとされる。肉眼で見ると夜空に照らし出された白雲のように見えるため、「雲」というが、実際は銀河である。このため、大マゼラン銀河ともいう。可視光で見ると非対称 […]
Ⅰa型超新星を引き起こす、白色矮星内での暴走的な炭素の核融合反応。連星系において、白色矮星に相手の星からガスが降り積もり、チャンドラセカール限界質量()を超えると中心部の炭素の核融合が始まる。電子が強く縮退している高密度 […]